アーチ越えて~陽気な集会~-111027_224527.jpg



久しぶりの小説レビュー☆彡

ここんとこ忙しくてゆっくり
本読むヒマもなかったから↓
(从д`;)今もですがねw




読み終わりました(●´ω`)ノ


宮部みゆき

【ブレイブ・ストーリー】




こんなに泣いたファンタジーあっただろうか。

宮部作品ならではの
厳しさと優しさ。

その温もりに触れて、鳥肌立たせながら
拳握りしめて応援して、声だして泣いた。



主人公は小学5年生の少年、ワタル。

彼は、両親の離婚という現実をつきつけられ、
理解できないでいる。

几帳面でまじめ、
ある意味かたくなな母と、

論理的で頭はいいけれど、
どこか冷たい感じの父。

子供にとって、家庭は世界そのもの。
手放しで安心できる世界が、
突然、奪われてしまった。


居酒屋の息子カッちゃん、
努力しなくても優等生の宮原、
ヤンチャばかりの石岡等
個性豊かなクラスメイトたち。

不器用でやさしいルウ伯父さん、
車椅子の美少女、

そして…
実の父親に一家を惨殺されたという、
転校生のミツル。


上中下巻の三冊にも及ぶ大作の、
四分の一も使って、
主人公・ワタルが生きる現実の世界が、
ていねいにていねいに描かれてゆく。



小学校という
小さいながらも立派な社会で、
さまざまな違いが、
勝ち負けとなって身にしみる。

勉強の出来不出来、
親の仕事やお小遣いから、
外見や性格の良し悪し、
女の子たちの人気だって気になるし、
不公平だとワタルは感じる。


大人びて勉強もできるし、
驚くほどの美少年ぶりで
女子に騒がれているミツル。


不公平だと感じながらも、ワタルもまた、
何故かミツルに惹かれる一人だった。


それは互いの目には見えない共通点。


父親の浮気が原因で、
両親の離婚という不幸の中にいるワタル。


実の父親に、
大切な家族を奪われてしまったミツル。


“自分の運命を変えたい”

それが、始まりだった---。



ビルの建設現場に現れた
要御扉(かなめのみとびら)。


この扉は10年に一度だけ、

“命をかけて、あらゆる困難を乗り越えてでも、
運命を変えたい。失ったものを取り戻したい”と、

強く願う人間を導き、現実世界に住む人たちの
想像力のエネルギーが創り出した場所、
幻界(ヴィジョン)へいざなう。


ここまで普通のリアルな人間小説だったのが、
軸はそのままに、ガラりと一気に
ゲームのようなファンタジーに
切り替わるのが凄く面白い。


旅の始まりを手助けしてくれる魔導士の老人、
トカゲのような水人族に、
猫人間のネ族。



“旅人”に選ばれたワタルとミツル。

彼らはたとえ現実世界では友達であっても、
幻界では共に旅は出来ない。

どちらかが、運命の塔に辿り着き、
女神さまにひとつだけ、
願いを叶えてもらえる。


不器用ながらに、よく観察し、
仲間と共に考えながら
ゆっくり歩んでゆく、剣者ワタル。

一方、頭がよく、自分の目的に向かって
わき目もふらずに進んでゆく、魔導士ミツル。




喜びがある限り、悲しみがある。
幸福がある限り、不幸もある。


幼い少年達は、何を感じ、
旅を通して何を学ぶのか。

大切なものは何か。


そして…
運命の塔に辿りつくのは誰なのか。

何を女神に願うのか。。。




あまりにもおもしろくて、
上手く伝えられへん自分が腹立つ(`Д´;)!!

でも、とりあえず読んで欲しい。

感じてほしい。


ヒトが生み出した欲望と愚かさ。
それに触れた少年達の絶望。

それでも旅を続ける
彼らの固い意志と闘志。


絶対、大人の社会でもあてはまる。



うちこれ営業前に読んでて、
あと10分でお客さんくるのに
声上げて嗚咽しながら号泣してもて、

店のみんなにびっくりされて大爆笑されながら、

顔洗ったけど、
目真っ赤に腫らしたまま

いらっしゃいませぇー

言うた2日前www



沢山の勇気をもらいました(*´ω`*)♪


アニメ化されたみたいやし、
いつか借りてこようっ。


どうしょっ、大好きで
大切にしたい小説ありすぎて
本がもう収拾つきまてんっ!ヾ(●´□`●)ノ笑


はぁあー、おもしろかった☆