トキ一考
わが地元の地方紙。
必ずといっていいほど載るのが、トキに関する記事。
地元の話題なもので。(はい、そうです。新潟です。)
自然放鳥して、半年になるそうだ。
確か、放鳥時には、秋篠宮ご夫妻も佐渡に来られ、放鳥セレモニーに参加されていた。
佐渡島内に定着すると思われたトキ。
10羽放して、島内に残ったのは5羽。
1羽は死に(捕食動物にやられたらしい)、3羽が本州に渡り、1羽は行方不明。
で、この本州側(県内)に渡ったトキを捕獲し、佐渡に戻してほしいと、県と佐渡から環境省に要望が出された。
3羽すべてがメスであり、佐渡島内に残ったメスは1羽のみ。
これでは、繁殖が難しいという理由。
日本で最後に残ったトキは、佐渡の4羽だったか5羽だったか。
それも、繁殖計画すべて失敗し、10数年前に絶滅している。
で、中国から借り入れての繁殖計画に着手した。
私は、この中国からのトキ借入れ繁殖に疑問を持った。
そもそも、トキが絶滅したのは、美しい羽を求めての乱獲と、自然環境の破壊による生息地の減少が原因だ。
乱獲はさすがにもうないだろうが、今、トキを繁殖させたところで、彼らの住める環境が今の日本にあるのか?
何のための繁殖計画?
返す場所もないのに。
そう思った。
人間の都合で絶滅させたトキを、人間の都合でまた繁殖させる。
なんか違うんじゃないか?と思った。
でも、繁殖は順調に進み、その間に佐渡島内でも、トキの住める環境作りをしてきた。
田んぼに住むカエルやどじょうなどを餌とするトキのために、農薬を使わない田んぼを増やし、
餌場のようなものも作ってきた。
まあ、この環境作りというやつが、本当にトキのためになるかどうかは、実際に放鳥してみないことには分からないってのが現状だったわけで、実際に放鳥したら、そのうちの何羽かは、本州の方まで行ってしまった。
佐渡島民には、ちょっとがっかりな話だったかもしれない。
本州に渡ったトキは、今は何とか餌を見つけ、そこで生活している。
仲間もいない寂しい状況だけど・・・
で、佐渡島民の要望。
「本州に渡ったトキを捕獲して、佐渡に戻して」
これって・・・
繁殖云々を言っているが、私には「おらが(私達の)トキだから、おらが場所に戻せ。そのために色々やってきたんだから」という気持ちが根底にあるように思えてならない。
島民の気持ちは分からないでもない。
確かに、色々と努力なさったのだろう。
でも、相手は野生動物である(この場合、厳密には野生とは言い難いけど)。
人間の思い通りにはならないのは、仕方ない。
それを「捕まえろ」って・・・
やっぱり、人間のエゴのような気がするけど・・・
環境省は現時点で、この要望に応えるつもりはないらしい。
「環境の整っていない本州で、トキが生きられるかわからないのに、放っておくのは可哀そう」なんて意見も出たらしいが、実際は生きてるじゃないか。
餌を探して移動しているなら、また佐渡に帰ってくる可能性もないわけじゃない。
静かに見守ってあげたらどうだろうか。
ねえ、佐渡のみなさん。
捕獲だけでも、相当のストレスを与えることになり、リスクが大きいそうだし、自然に放したトキが、どのように生きていけるかという経緯を見守ることも大切ではないかな?
そこから、トキの生きていける環境作りも進められると思うのだけど。
ここまで繁殖させてしまったんだから、きっちり責任は取ってもらわないと。
世界中で、絶滅が危惧される動物達の繁殖計画が進められている。
それ自体を悪いことだとは言わない。
むしろそういったプロジェクトに携わる人たちの熱意には、頭が下がる思いだ。
でも、本当に大切なのは、それらの動物達がなぜ絶滅しそうなのかということに、もっと焦点を当て、根本的な解決を図ることの方じゃないだろうか。
殆どの場合は、環境破壊による生息地の減少と、人間によって(毛皮や肉、その他体の一部目的、もしくは害獣として)殺されているのが原因だと言っていい。
繁殖させました。増えました。でも、帰す自然がありませんじゃ・・・
人の手を借りて繁殖させた動物をどうするのか。
問題はそこにある。
彼らの帰る場所も、きっちりと用意してやる必要があるんじゃないか。
なにより、人の手を借りなくても繁殖できるように、自然環境を守り、動物が殺されなくても済むような対策を考える方が先だと思う。
ほんとに、人間って勝手だ。
花屋のかきいれ時
夫の実家は花屋である。
夫は二男なので、商売は継いでいないが、忙しい時は駆り出される。
忙しい時、それは盆と彼岸。
墓花が出る。
実家の店は寺町の近くにあるので、墓参りに来た人が買っていく。
それだけでは飽き足らず、寺の前に出店(?)まで出す。
つまり人手がいる。
私は花屋の商売については素人なので、余計な手は出さないし、お金を扱うこともしない。
ただ頼まれたことをこなすのみ。
作った花を店頭に並べるとか、線香と蝋燭(ついでに売ってる)の補充とか、出店の方へ花の補充に行くとか。
単調な作業だけど結構疲れる。
花屋は店頭で花を売るだけでなく、結婚式の花飾りとか、葬式の盛り花とか、アレンジの配達とか色々こなす。
店は街中で、飲み屋街も近くにあるので、飲み屋の花活けなんてのもやる。
バブルの頃は、飲み屋のお客さんがホステスさんへの贈り物にと花を買いに来たそうだ。
今じゃそんなことは殆どないらしいが。
花屋は結構重労働である。
つくづく二男の嫁でよかったと思う。
私にはちょっと無理。
書き入れ時の手伝いだけで十分。
それも結構苦痛だったりして・・・
慣れないなあ、何年経っても。
忙しかった週末
お彼岸だった先週末。
結構忙しかった私。
夫の方の墓参り(夫の両親はすでに他界)。
夫の実家のお手伝い。
実家の方の墓参りと親戚回り。
そして今日。
寝た。
変な疲れが出たのか分からないけど、ちょっとした昼寝のつもりが、本格的に寝た。
1日ムダにしたような気もするが、まあ、こういう日もあるでしょ。