動物実験 | 如月の物思い

動物実験

最近よくお邪魔するブログに、動物実験についての記事が載っていた。

で、思いだした。


職場にある「日本医薬品集」なる本。

主に医療業界向けに作られた、薬の使用説明書のような本で、数千ページからなる分厚い一冊。


さっそく職場で読んでみた(数千ページもあるので、一部だけど)

書いてある。

薬の薬効、適応、副作用、禁忌etc.

それに並んで、動物実験の結果も。

たとえばこんなふう。

「ラットの実験においては、○○%の割合で、神経遮断症状が現れた」

てな具合。

こういう記載が、一つの薬について、いくつも書いてある。


対象動物は、ラット、マウス、モルモット、ウサギ、イヌ、ブタなどなど。

全ページを読んだわけではないので、他にも使われている動物がいるかもしれない。


ものすごくあっさりと、「普通」のことのうように書いてある。

今まで何度もこの本を見ていながら、読み流していた自分が恥ずかしくなった。

というか、以前は、あまり意識していなかったのだろう。


でも、動物実験が当たり前のように行われている現実に目を向けた時、この記載は

許し難いことのように感じられた。

人間の治療のために、残酷な実験の対象にされ、死んでいく動物たちの、なんと多いことか。

薬の種類の多さから、動物実験の多さも容易に想像できる。


「人間のために」

人間は、ここでも他の命を犠牲にしている。


でも、私にそれを言う資格があるだろうか?

今、私の乳がんの治療に使われている薬も、動物実験を経て実用化に至った薬だ。

薬の世話になったことのない人は多分いないだろう。

それも全部、動物実験が行われている。


私がこうして生きていられるのは、無数の動物達の犠牲があったからだ。

その現実をどう受け止めればいいのか?


申し訳ない気持ちの反面、でも、自分は生きたいし、そのためには薬を使わなくてはいけないし・・・

すごく複雑。


動物実験は許せないと言いながら、その恩恵を受けている自分。

この矛盾をどうすれば・・・


この先も、医療の発展のためという、人間のためという名目のもとで、動物実験は続くのだろう。

新しい薬は日々作られている。

そのために犠牲になる動物たち。


止められるか?

代価案はあるか?

あるなら探ってほしい。動物実験をしなくても済む方法を探してほしい。


なんか考えてると頭の中が混乱してくるので、ちょっとこの辺で。

そろそろ、クーの散歩の時間だし。


ただ、人間の傲慢さが、こうした現実を生んでいることは確かだと思う。

事態を変えていく時にきているのではないだろうか・・・?