天災と人災

BBC24 というBBC News チャンネルでは，
ごくごく一部の例外実況中継
(ブリュッセルのキャメロン首相のリビア方針スピーチと
スコットランド国民党Scottish National Party開幕スピーチくらい)を
除き，日中は，日本の地震報道一色でございます。
現在も，原子力発電所，余震，救助活動についての
ニュースが，ずっと続いております。
そして，心がつぶれるような動画の数々
しかし，見ないわけにはいかないと感じ，ずっと見続けております。

英国にいる手前，東京にいる家族・友人達も全て無事だった手前にとって
この「東北地方太平洋沖地震」は，被災地の方から見れば
明かに，対岸の火事でございましょう。
しかし，
東京にる家族・友人達は，余震が続く，今も，非常に不安だと存じます。
原子力発電所の状況によって，停電も長引くおそれがあるでしょう。

BBCでも，ずっと，かなり大きい余震の数々について報道しており
救助活動と同時に，まだ，終わりの始めではないかもしれない，という
恐怖感を強く感じられる報道となっております。


このブログを読まれていらっしゃる方は，
被災地の方ではないと思います。
これは，被災地で，現在，苦労をされている方には
申し上げたくないことですが，同時に
まだ，不安な状態の中にいらっしゃる方々にも
申し上げたくないことではありますが
TV報道を拝見しつつ
全く，戦争と同じ状況だと，ずっと感じております。

戦争は，
天災が，人為的に起こされるようなものです。

世界の人がコミュニケートできれば
戦争は無くなる，と，仰る方もいらっしゃいますが
手前は，そうは思いません。
戦争とまでいかなくとも
争いは，必ず，起きる，
人・動物の世界では，必ず起きるのです。

ただ，戦争が起きる強い要因というものがあります。
その最も，わかりやすいものは，
まず
「衣食足りて礼節を知る」
「民以食為天」
つまり，
食べていけない状況になると，必ず，戦争が起きる
さらに，
そこに加えて
貧富の差が大きくなればなるほど
戦争・闘争は起きやすくなります。


前回のブログで記録いたしましたように
石原慎太郎都知事（11日に再出馬を表明）は
「核武器こそ外交」
と，おっしゃっていたようですが，
手前は，全くの素人，市井の小市民ですが
外交とは，
単純に申し上げますと
いかに，共通の利益を増やすか，
いかに，呉越同舟の状態で，うまく付き合うか
と，常々，考えております。

そして，いかに
天然資源という国力，財産を分配するか…
天然資源がなければ，技術を売って買うしかありません
天然資源の乏しい国にできるのは
天然資源の代価となる人材・技術を育てること…

そうやって，バランス・均衡をとること


天災は
自然の力で起きるもので
対策を練る以外，いつ，「自然の攻撃」が起きるかに関しては
始まることを防ぐことは不可能です。
けれども
戦争という「人災」の開始を防ぐことは，できるはずだと存じます。

今度は核武装・武器輸出！石原都知事発言と抗議デモ

今週土曜昼，LGBT差別発言に抗議デモが行われる（詳細は下記）
石原都知事が，核発言までしとりましたよぉぉぉーーー
今回の都知事選には出馬しないと見られとるせいか(11日に表明予定)
もう，ぶっちゃけ，なんでも，ありって状態なんでっしょっか？！！！
英インディペンデント紙(The Independent)
東京特派員David McNeill氏のインタビュー記事によりますと
↓
”Japan must develop nuclear weapons, warns Tokyo mayor”
http://www.independent.co.uk/news/world/asia/japan-must-develop-nuclear-weapons-warns-tokyo-mayor-2235186.html
急いどりますんで，思いっきり大雑把に部分意訳申し上げます。
()内は，手前のつぶやきでございます。
冒頭，いきなり
↓
Tokyo's outspoken Governor says his country,
which suffered history's only nuclear attack,
should build nuclear weapons to counter
the threat from fast-rising China.
過激発言(笑)で有名な都知事は，
史上唯一核攻撃の被害を被った(日本)国も
急速に台頭する中国の脅威に対抗するため
核武装すべきだと語った。
"All our enemies: China, North Korea and Russia –
all close neighbours – have nuclear weapons.
Is there another country in the world in a similar situation?
「わが国の敵(いきなり敵認定っすか？！！)，中国，北朝鮮，ロシアは
全て我が国に隣接しており
全て，核武器を保有している。 世界に
他に同様の状況にある国があるだろうか？(あるっての)」

The right-wing Governor added that a nuclear-armed Japan would
also win more respect from Russia, which seized four
Japanese-owned islands during the Second World War.
And he advised his constitutionally pacifist nation to scrap restrictions
on the manufacture and sale of weapons.
"We should develop sophisticated weapons and sell them abroad.
Japan made the best tanks in the world before America
crushed the industry. We could get that back."
右翼(日本語では「右より」が適訳？)都知事は，さらに，
日本が核武装をすれば，戦後，日本の領土である4島(北方領土っすね)を
占拠したロシアからも，もっと尊重されるだろうと付け加え，また，
平和国家の立場を憲法で制定されている（日本）国が
武器製造と販売への規制をとりのぞくべきだと語った。
(うわぁぁぁぁぁっ。英国いや世界の潮流と正反対の方向に
！と申しますか，思ってても口にしないでしょうな，他の
一応先進国国家の有力政治家は…)
「我々は，洗練された(高機能な0武器を開発し，海外に売るべきだ。
日本は，世界で最も優れた戦車を製造していたが，
アメリカに，その産業をつぶされてしまった。しかし
取り戻すことができると思う。」
(ぐわぁぁぁぁぁぁーーーーーーーぶっちゃけーーーーー)

"If the Sato administration had unilaterally developed weapons then,
for a start North Korea wouldn't have taken so many of our citizens,"
said the Governor, referring to Pyongyang's abduction of an unknown
number of Japanese people.
「もし，当時，佐藤(栄作)政府が，同時に単独に武器の開発を始めていたら
北朝鮮が，これほど多くの(日本)国民を連れて行く事もなかっただろう。」
と，都知事は，平壌政権の総数の把握されていない日本人拉致事件に触れた。
＝＝＝
このインタビューの，最後は，こう，しめくくられとります。
↓
Mr Ishihara is expected to step down this year after
12 years governing the city of 13 million people.
He once called gay people "abnormal" and elderly women
who can't have babies "useless".
His right-wing politics and persistent warnings about the rise of China
have earned him the sobriquet "Japan's Jean-Marie Le Pen".
人口1,300万人の(東京都)知事12年の地位より下りると見られている石原氏は
以前
ゲイを「abnormal(尋常じゃぁない・変)」
子どもを生めない女性を「useless(役立たず)」
と呼んでおり，その右翼(日本語だと「右より」が適訳？)政策と
中国の台頭に警鐘を鳴らし続けるところから，
「日本のル・ペン氏(Jean-Marie Le Penフランスの過激右翼政治家)」
との異名を取っている。

＝＝＝＝
記者さん，よく，おわかりじゃぁございませんか(涙)(涙)
いや，もう，絶句。
11日に，おそらく，不出馬を表明するんじゃないかと思いますが
12日土曜日昼のデモ，
東京近郊にお住まいで，お時間のある方は，
どうか，こぞって，ご参加くださいましーーーーー
↓
石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会
http://ishiharakougi.blog137.fc2.com/
ツイッター・アカウントは
石原都知事差別発言抗議デモチーム
@ishihara_demo
ツイッター用タグは #ishihara_kougi

【動画】ゲイと公表した初の現役英国代表選手

さきほど，古新聞をちぎって床材にしようとしとりましたらね
数日前2月28日，居候が持ち帰りました
無料新聞「London Evening Standard」の記事が，ちょぃと目につきましてね
↓
England team give '100% backing' to gay cricketer Steven Davies

http://www.thisislondon.co.uk/standard/article-23927094-england-cricketer-steven-davies-comes-out-as-gay.do


「クリケット英国代表チームは，ゲイと公表した
スティーブン・ディビーズ選手を100%支持と表明」
なんと，
ゲイだと公表した「初の現役英国代表選手」なんだそうでございます。
（ざっと調べてみますと，過去，ゲイであることを公表した数少ない選手は
ラグビーのGareth Thomas選手のように，既に一線をしりぞいているか
引退した後に公表しており，Steven Davies選手のように，24歳と
若年でバリバリ現役の一流スポーツ選手が公表したのは初めてとの事）

はっきり申し上げて，これは，意外でございました。

あらためて，検索いたしますと
選手のインタビューは，普段は結構よく目を通している
英国の代表的全国紙(クォリティ・ペィパー)
Daily Telegraph紙のサイトに，でかでかと載っとりました。
↓
Steven Davies: England cricketer announces he is gay

The England wicketkeeper Steven Davies has announced he is gay
– becoming the first professional cricketer to publicly out himself.

http://www.telegraph.co.uk/sport/cricket/8350779/Steven-Davies-England-cricketer-announces-he-is-gay.html
このリンク先に，インタビュー動画も，のっておりますので，是非，どうぞ。
(禁止タグがはいってるもんでアメブロにはれませんので)
とりあえず，短め報道動画だけ
↓
Cricket England Wicket Keeper Steve Davis comes out as Gay
http://www.youtube.com/watch?v=VoEl-hVqPi8




この動画の最後のほうで，19歳か20歳の頃，
ご両親に打ち明けた時のことを語っていらっしゃいまして，
なんでも，ご両親に告げようと決めた時，
かなり感傷的になりながら，ケータイで
「話したいことがあるんだ。この話をしても，
お母さん達が僕を今まで通り愛してくれればいいけど」
と，お母さんにメール(Text)すると
「家に帰って来てちょうだい。話しましょう。」と返事が来たそうでございます。

この時，お母さんは，クリケットをやめたいのか？と思ったんだそうで
電話で，「いや，そうじゃなくて，僕はゲイなんだ。」と告げると
即座に「そんな事，問題じゃないわ(It’s not an issue)」
それでも，まだ，
お父さんが，どう反応するか，心配でしかたなかったそうな。
ところが，家に帰ると，ドアを開けてくれたのは，その，お父さん！
しかし，お父さんは，彼を抱きしめると，やはり
「そんな事，問題じゃない」と言ったとの事。

また，同紙の関連記事
↓
Steven Davies: admitting I'm gay was 'tougher than facing Brett Lee'

http://www.telegraph.co.uk/sport/cricket/8351004/Steven-Davies-gay-coming-out-was-tougher-than-facing-Brett-Lee.html
によりますと
こうやって，自分がカミングアウトすることで，
悩んでいる青少年の力になりたいと語るディビズ選手は，
このインタビュー報酬を
NSPCC （National Society for the Prevention of Cruelty to Children）
英国こども虐待防止協会のChildLine青少年電話相談に全額寄付したとの事，
ちなみに，ここには，過去2年で一万件以上の
セクシュアリティに悩む青少年からの相談があったそうでございます。


後日，インタビュー内容の拙訳なども更新する次第にございます。

ガリアーノ失言動画とロンドン市長の古傷

ディオールの顔，伝説的デザイナー
ジョン・ガリアーノが解雇となって一段落したかにみえる
人種差別発言騒動ですが，
↓
John Galliano sacked by fashion house Dior
http://www.bbc.co.uk/news/entertainment-arts-12611891


その「とどめ」となったビデオをYouTubeで探して参りましたよ。
John Galliano "I Love hitler"Anti-Semitic Video
http://www.youtube.com/watch?v=PhbwiKsXl_k

大雑把に「意訳」させていただきますが
こんな感じでございます。

女性が(ヒットラーが金髪で碧い目のドイツ人を優遇したことにふれ)
「あなた(は，どうよ)，金髪で碧い目なの？」
と聞くと，ガリアーノ(あくまでも口調に準じて訳しますが)
No, but I love Hitler and people like you would be dead today.
Your mothers, your forefathers, would be all be f*cking gassed
and f*cking dead.
「違うわよっ，でも，あたぃヒットラー大好き。
(ヒットラーがいたら)あんた達なんか，とっくに死んでるってのよ。
あんたらの母ちゃんだろうが父ちゃんのそのまた父ちゃんだろうが，
みーんなガス室行きで，お陀仏だったってぇのっ」

女性が(半ば笑いながら)
Do you have a problem?
「あんた，なんか，文句あんの？」
と，つっこむと，ガリアーノ

With you – You’re ugly
「あんたみたいなブスとはね。」

女性がめげずに，世界が平和になるように思わないのか聞くと

Not with people, like ugly people.
「ブスなやつらと仲良くしたくないってのっ」

そして，あんた，どっから来たつもり？と，つっこまれると
Your a*shole.
「あんたのオケツよ」

この騒動で思い出したのが，
えぇ，当時，非常に騒がれた
ケン・リビングストン市長(当時)が，記者に(しつこくつきまとわれたと感じ)
怒って対応した「ユダヤ人差別発言」でございますよ。
↓
ロンドン市長，ナチ発言で，謹慎処分に
Mayor is suspended over Nazi jibe http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/london/4746016.stm

この市長と記者の会話部分だけ大雑把に拙訳しますが
↓
Ken Livingstone was recorded asking reporter Oliver Finegold
if he is a "German war criminal".
録音によりますと
ケン・リビングストン市長がオリバー・ファインゴールド記者に
「君は，ドイツ人戦犯かね？」と聞き
Mr Finegold replies: "No, I'm Jewish, I wasn't a German war criminal.
I'm quite offended by that."
それに記者が
「いえ，私はユダヤ人でしてね，ドイツ人戦犯じゃぁないですが，その発言は非常に不快です。」
と答えますと
The mayor then says: "Ah right, well you might be,
but actually you are just like a concentration camp guard,
you are just doing it because you are paid to, aren't you?"
市長，続けて
「ふむ，それはそうかもしれんが，君は実際，収容所の警備兵のようにふるまっとるじゃないか。
金をもらって，やってるにすぎんのだろうが，え？」


えぇ，確かに，市長，謹慎処分（その間，給料は全額支給）にはなりましたが
クビにはなりませんでしたねぇ。
その後，選挙で敗れて退陣いたしましたが,,,

政治家でも，こーゆー発言しちゃいますからねぇ…
英国も「人種差別や，差別発言」には
フランスには劣るものの，そこそこには厳しいんですが
現実の日常生活では…
結構，「ゆるい」ですからねぇ….

ガリアーﾉさんは，スペインの先っぽの英国(植民地的な)軍事的地域
ジブラルタルGibraltarで生まれ育っとりましてね，
英国外に少数派ながら圧倒的勢力を握る立場にある英国人ってのは
(例えば，昔の香港の英国人など，ですが)
英国の英国人よりも，遥かに，非英国人を見下したところがありますし
かなり偏見も強いってぇのが，手前の個人的印象でしてね
本名のJuan Carlosを，後にJohnに変えているところなど
スペイン系市民として，二等市民的な扱いや偏見を
受けてたんじゃないか？等とも感じました。

これは，英国に住んでて思うんですが，なにも
子どもの時に，人種差別発言をぶつけられたり
いじめたりした体験が，差別発言をしない人を育てるわけじゃぁ
ございませんでね，，むしろ，それが，心の中に巣食い
ふとした時(ガードがゆるんだ時)，怒りにまかせて
差別発言が，口から出てしまうってことがあるんでございます。

きつい体験が無くとも，現代の英国の都市部のように
「多文化」「多人種」の地域で育ちますと
親や先生が，どんなに偏見や差別はダメ！と教えていても
子どもらは，喧嘩するときに，出すんですよ，，そういった言葉を..
「馬鹿」「デブ」「短足」(笑)と並んで
「キツネ目(東アジア系)」や
「赤毛」が，からかわれたり，さらに
「パキ(パキスタン人への蔑称)」
「ボッシュ/ナチ/ヒットラー(ドイツ系への蔑称)」
等，使われる事は，稀じゃぁございません…
そして，それは，イジメと分類されるものとは決して断定できず
普段，遊んでいるガキどもが，サッカーやゲームなんかで
大喧嘩になると，こうなることが結構あるんでございます。
当然，先生や親から大目玉をくらうんですがね…

しかし
大人が，こういった問題を起こした時に
処罰をされなければ，子どもたち世代に
しめしがつかない…
という意味合いもありますし，
このディオールの場合
ユダヤ人顧客や，今回も不快表明発言をしている
ナタリー・ポートマンのようなユダヤ系有名人を
宣伝に活用している立場から申せば
解雇せざるを得ないでしょうが，
一番，被害が大きかったのはディオールだと考えると
何か，地下で，「動き」があったのか？？？ってな
気持ちにも，なりますなぁ…
このビデオを報道したのは，英国一のゴシップ新聞The Sunサン誌ですが
有名人を騙して「まずい発言」をさせて隠し撮りする
ってのが近年，英国メディアの「流行」でございますからねぇ….

人種差別や，
英国にはびこる反ユダヤ感情
(地元のユダヤ系コミュニティ新聞などを読みますと頻繁に反ユダヤ言動の
被害記事などの報道をみかけます)
それらを
一切，抜きにして，
このビデオを拝見いたしますと…
…
オカマ
ねーや
の
「きつい一言」
にしか見えませんでした…はぃ…

猫の手も,,？英国CM動画！

えぇ，あたしらハムスターとは，あんまし仲が良くないんざますが
猫ちゃん…
ニンゲン界じゃぁ人気がございますようで
「吾輩は猫である」なんって，文学作品まであって
羨ましいこってございますよ。
さて，そんな猫ちゃん
猫ちゃんが，もし，親指を使えるようになったら…？？
↓
Cravendale - Cats with Thumbs

実際，このミルクが
それほど，美味しいかと申しますと，
まぁ，普通のミルクでございますね。
ほほほほほほ。

え？えぇ，つまんねぇ更新で失礼いたしやしたよ。
そぃじゃぁ，ここらで失敬つかまつります。