読書は好きだけど、時代ものはなあ・・・。


文体が読んでて疲れるんだよね。


もしも、そんな方がいらしたら ぜひお勧めしたいのが  


真保 裕一さんの 「覇王の番人 上下」
宮城県発  仙台弁をこよなく愛するLILYのブログ

この作家さんは


映画化もされた「ホワイト アウト」などを書いた方。織田裕二さんが主演だったと思いますが。


時代ものを書くなんて珍しいなあ、と思って借りてみました(買って、じゃないところが私(^_^;) )。



明智 光秀が主役で、彼が足利家に仕え、15代将軍義昭~織田信長へと主を変えるにいたった経緯、


そして本能寺の変という謀反を起こし散っていく。その話を軸に、心の動き、人とのかかわりが


繊細かつ明快に書かれています。



とにかく読みやすい!体調悪くてぐったりしがちだったここ10日くらいの間で6冊ほど読みましたが


他のももちろん良かったけど、切り口の新鮮さと読みやすさで 最近の私の中では1位です!


これを読んでいて、中学生の頃読んだ「樅の木は残った」を思い出しました。


原田 甲斐という人も 伊達騒動の黒幕、奸臣、佞臣というレッテルを貼られてはいるものの、


地元宮城のことでもあり、彼を悪くいう人ばかりではなくて、実は彼が罪をかぶって伊達家のお取りつぶしを


くいとめた、とする解釈も少なくありませんし、樅の木は残ったもそういう着眼点です。


(NHK大河ドラマだったかな?むか~しTVでも放映しましたね。)


一般的に悪役、反逆者と呼ばれた人を主役に据え、別な視線で見る作品は多いけれど、


自分の心の中に持った、ブレない「侍の大義」というものを貫く、という姿勢で書かれたこれらの作品、


史実はどうあれ大変面白いです!



(似たような視線の作品で、江戸町奉行の鳥居耀三をモチーフにした作品も読んでおもしろかったけど、


残念ながら題名忘れました(^_^;)  )



片っ苦しくない戦国もの、読んでみてはいかが?