私は学生結婚、学生からの子育てです。
医学部には学生結婚の人は多くはないですが、全然いないってわけでもないです
私の大学では在学中に出産した女子同級生はもう1人いましたし、
学生結婚した男子同級生は4-5人いました。
大学5年生または6年生のタイミングが多かったです。
そして、学士編入者や再受験などの方にはもともと既婚者も数名いました。
余談ですが、私が学生中に所属していたゴルフ部では、一時期、部員の半分以上が子持ちでしたので、コンペの車割では、かなりの台数、チャイルドシートの数を引き算しなければならないなんてこともありました
都内の私大でも、時々学生結婚する女子学生がいます。
実体験でメリットデメリットを考えてみたいとおもいました。
注) あくまでも私の周りの生態をもとにしています。
そして女医の目からみた世界ということをご了承ください。
<よかった点>
旦那の協力
二人とも学生なので、お金はないですが、時間はありました。学生時代は貧乏でしたが幸せな子育てができました。
若いうちは勢いで何でも出来ちゃう
年を取ると、子育てを理由に色々諦めたりします。20代前半は体力が有り余っていたので、子育てしていても留学したり、ベビーカーとリュックを持ってヨーロッパの鉄道周遊券を使って、子供と色々な国を旅行したり。。体力まかせに色々なチャレンジができました。
出産年齢
相手をみつけやすい!
医学部卒業は6年かかります。
それから地獄の初期研修2年。
つまり、19歳で入学しても、初期研修終了時には27歳。
そして、入局。さすがに一年くらいは休めない。
→28歳。
ここくらいで学生のときからお付き合いしている人と結婚、出産できたらまず成功(?)です。
でも、男子医師はここからがモテ期に入ります
そうです。
研修医、研修医が終わった医師を狙っているのは、美形看護師、検査技師、薬剤師
病院中に敵だらけです
しかも、医師というだけで突然もてはやされる。
(女医には絶対にこないけど、男性にはあるんです。)
専門医をとるのにも、最短、産婦人科では3年。長い科だと5年。
医局の犬になっていたら
ついに、31歳から33歳
これでも超最短コースです。
そして、その頃には、お相手がいなくなるー。
つまり、学生時代は黄金期なのです。
特に医学部は100人中女子10人くらい(今は多いのかな?)
医学部女子と美人看護師、数もさることながら敵の強さが圧倒的に違う
さらに、仕事始めたては、寝不足と、自分の勉強や業務にてんてこまいで、美人オーラなんぞでません。
周りのサポート
出産年齢が経つと、親の年齢も高くなります。
学生結婚だと出産時期を10年早められます。親も50代、60代、70代でサポート力が全然違います。
女医の夫は医師が多いですが、まだこの業界そんなに男性育児には理解がなく、
むしろ女医を働きやすく、復職しやすくするために男子にしわよせがかかっていたりします。
そのため、結婚しても当直などで子育て全面協力は難しく、ワンオペ女医多いです。
親に協力してもらっている人が多いです。
周りのシンママ女医は、子育てと自分の仕事に一生懸命になっている最中に、浮気されたことが離婚原因として多いです。
サービスでまかなえない部分もあり、
親が神様に見えるくらい、本当に大事な応援者なんです。
次に、私が感じたデメリット
<デメリット>
遊ぶ時間はない。
みんなが飲み会を楽しんでいる間、子育てをしているので夜に飲みに行くということはないです。
勉強のハンデ
子育てに時間をとられることで基礎的な経験や勉強は、独身の人より遅れます。
ただ、臨床能力についてはある程度学ぶとプラトーになるため、時間をかければ同じレベルに達するそうです。
今のところ、学生結婚がよかったのか、悪かったのかはわかりません。
今、子供がいて健康に育っていることはとっても幸せだと思います
早くに長男を出産したので、たくさんの親戚にお世話になって、その分可愛がってもらっています。また、成長した長男が、60代になり老いた祖父母の支えになってきているので、頼もしく思っています