先日日曜午後スルーの3バックで3時間ちょっとで周って、

夕飯は19時前に食べたし、20時には家に戻ってた。

凄く楽で、ゆったりと夜を過ごせた。
日曜午後のスルーとか、ナイターは「次の日の仕事に響くから」と

断られることも多い(私との関係値の問題?)。

自分自身もそれを感じることもあるが、ゴルフの楽しさが勝ってしまうので、

格安でできる日曜午後はゴールデンタイム。「サンデーバックナイン」って言えるし。

 

でも、つい半年前、同じゴルフ場、同じ時間、同じ人数で1R6時間かかった。

前に何組も詰まってしまって、1打ずつ待つことになる。

個人的に一番つまらなく、スコアを崩すのは雨でも風でもなく、時間だ。

ただ、それは個人の話なのでゴルフ業界としての視点として見ると、

・1日の最大組数が決まってしまって、売上が伸びない。

・遅い組以降、全ての組で不満が溜まる。それがゴルフ場の評価になってしまう。

・ゴルフは時間がかかるとレッテルを張られる。

等が問題かと思う。

 

中には遅い組に対して「急げないならお代はけっこうなので帰って下さい」と言う過激な

マーシャルもいる。

これはその1組が2度と来なくても他の組が満足すれば絶対的に評価は上がるという

冷静で懸命な判断なのだが、中々全ゴルフ場でそういう訳にはいかない。

いっそ、囲碁のように対局時計のようなプレー時計を設置し、

1ホール15分を過ぎたら勝手にカードが次のホールに行ってしまったらいいのにとも思う。

 

さて、では遅延プレーはなぜ起こるのかと、その解消法だが、

まずは「性格による」。遅刻する人は永遠と遅刻するがそれに近いと感じる。

「急ぐ」とか「他人に気を使う」とか「この後の組が」とかそういう配慮が皆無。

皆無なのだ。なので、時間に気を付ける概念が欠落しているように思う。

 

プレーにおいて言えば

・次のショットを想定していない

1番の理由はこれだと思う。

カートが動いてティーグランドへ。前の組が2打目を打って前進して、さぁ自分の番。

では遅いと思う。そこまでにコースの形状、ピンの位置、打ちたい方向、

ティーを指す位置等の情報を整理しておいて、打てる状況になったらすぐルーティンに入って打つ。

打てる状況になってから諸情報を整理しはじめる人がいる。

セカンドショットは「行ってみて」ではなく、打った瞬間に残り距離、想定されるライ、次のショットのイメージを

もってボールまで寄っていくべきだ。

前そんなことをプレーの遅い人に言ったら、

「えー、そんなに真面目にゴルフしてないよ!みんなで楽しくやりたいもん」と言われた。

楽しくないし、別にあなたのために言ったのではなく、他人が迷惑してると言ったのだが・・。

 

・クラブを持って行かない

これは自分ではあり得ないので不思議なのだが、カート道の逆サイドにボールを探しに行くのに、

クラブを持って行かない人がいる。

色んなケースを想定しても5本程度持って行けば解決するのに持って行かない。

わざわざ取りに来るのも面倒なはずなのに、何故持って行かないんだろうか・・。

聞いてみたい気もするがボールを探してる時点でナイスショットではなく、落ち込んでる同伴者を

更に追い込む勇気がなくて言えなかったりする。

 

・自分が遅いと思っていない

ほとんどのゴルファーは前の組と2打以上離されないよう気を付けてるのだが、

稀にゴルフ場に自分しかいない風にプレーする人がいる。

そういう高級コースもあるが、そういうことじゃない。

それでいて一切急ぐ様子を見せない。

そういう人が後続が待ってるのにクラブをしまってから座ろうとするので、

クラブをしまうタイミングでその度にカートを動かして「ああ、すいません」ってやってたら

後半はクラブを持ったまま乗ってくれるようになった。

 

ゴルフ場はプレーする時間をレンタルシェアしてるような販売形態なのだが、

中々そこにピンとくる人がいない。

気を使いあった方が楽しいゴルフになるのに。

堅苦しくマナーを叫ぶつもりはないが

スロープレーはゴルフ業界の発展を妨げる一番の悪

だと思っている。