最期⑧ー2 そしてお別れ
治療を継続していると、急に心臓の音が急減。
ゴホゴホ言い始める。
自分は、必死になるも、全く心臓の音は回復せず。
愛犬も何とか吠えるも、ほとんど蚊の鳴くような声。
その時、自分の頑張りは愛犬の苦しみを長引かせているのではという思いと、まだ別れたくないという思いが交差。頭の中はグチャグチャ。
そして、その時は来ました。
ほぼ心臓の音は聞こえなくなってきて、目を見ると、黒目が白くなってきているような。
そこでやっと治療は終了。
ただ、抱きしめながら、
『辛かったね。もう頑張んなくていいよ。逝きな』
『本当に、うちにきてくれてありがとう』
『大好きだよ。』
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ありったけの感謝の気持ちを伝え続けながら抱きしめました。
微かな鼓動が感じられる間。。。。。。。
その時間は5分だったのか、10分だったのか分からないが、、、、
感じられる鼓動消えかけ、身体が何度か波を打ち、その時が来たのです。
私は、クッションに愛犬を置き、少しの間、大泣きと、放心状態を繰り返してました。。。。。