5月17日(日)

雨上がりでまだ心配な空模様でしたが、行ってみたい道を見つけたので、出かけて行きました。
 
ずっと前に、毘沙門堂の上に少年野球のグラウンドがあり、そこから大文字山に登れると聞いたので行ってみた事がありましたが、登山口を見つける事が出来ませんでした。
 
その頃はまだ国土地理院の地図も知らなかったし、ヤマレコもGPSという言葉もなかった頃でした。(多分あっただろうけど)
そのままその道の事は忘れていました。
 
それが最近、家から歩いて行ける大文字山ばかり行くようになり、地図にその道が描いてあるのに気がついたのです。
 
毘沙門堂まで行った時にちょっとだけ見に行くつもりで登って行くと、地図通り登山口があったのです。
 
登り口の藤の花
 
もう夕方で登る気もないのに、ついつい登って行ってしまいました。
すると上からハイカーの男性が楽しそうに下りて来ました。
どこから来られたのか聞いてみたら大文字山山頂から下りて来たと言われました。
ちゃんと道はあるんだと分かったので、また改めて来る事にして家に帰りました。
 
そしてとうとうこの日行ってみました。
 
けっこうな急坂で、ジグザグにぐいぐい高度を上げて行きます。
心臓が弱くなってしまったのかと思うくらいゼイゼイハァハァ、汗びっしょりです。
 
やっと平らな広場に着いたのでちょっと休憩。
ここで320mくらい。
ここからは斜面も少しゆるやかになります。
 
小金塚方面に行く分岐点があり、尾根道になり周りの雰囲気が変わります。
風が通り涼しくなってきました。
 
かなり高くなり気持ちのよいトレイルです。
 
雲がどこかに行ってしまい、日が差してきました。
木漏れ日が美しいです。
 
左手に少し登る所があり展望所のようです。
登ってみたら、ちょうど正面に愛宕山が見えました。
 
なるほどね!と思って、反対を向いて降りようとすると、琵琶湖です!!
 
青くてきれい!
プリンスホテルや近江大橋が見えます。
その向こうは金勝アルプス?
 
ここで420mくらいの高さです。
 
これは楽しい道を発見しました。
 
ゆるやかに登りながら、知ってる道に出ました。
 
右に行けば如意ヶ岳、左は大文字山。
そのまま北の方に行けば、雨社神社があり、比叡平の方に行けます。
 
雨社大神を拝んで行く事にしました。
 

この辺りは2013年の台風でぐちゃぐちゃになった所です。
この小さな神社も無惨に消えてしまったのですがいつの間にか再建されました。
でも鳥居がないです。
前は小さな鳥居があったと思うんだけど。
 
ここから大文字山に向かいます。
 
 
これは多分2018年の台風にやられたんだと思います。
倒木を切断して通れるようにしてあります。
 
以前とは全然違う道になっていました。
 
 
倒木地帯を過ぎると大文字山山頂です。
 
誰もいない!!
 
 
一人ベンチで寝ておられる方がいましたが、こんなにも人がいないのは何年ぶりか?です。
みんなGW中に来たので、もう大文字山には来ないんですね。
 
一番前の特等席で休憩しました。
 
雨上がりに風が吹いて、空がすっかりきれいになり、ずっと遠くまで見えました。
 
 
写真ではわからないでしょうが、男山の向こうにアベノハルカスが高くそびえています。
アベノハルカスはやっぱり高い!
 
ずっと向こうの高いお山は大和葛城山や金剛山?

こんなによく見えたのは久しぶりです。
 
今日はいい日だ!!
 
 
帰りはいつもの谷川の道から下りました。
 
工事が終わり林道が増えています。
 
途中でドドド〜ッと音がしたのでイノシシかと思ったら、小さな鹿でした。
 
 
木に隠れてジッとしています。
しばらく見ていたけど、ちっとも動かないので歩き出したら、またドドド〜ッと音がして去って行ったみたいです。
 
 
谷川に下りると、
昨日の雨でたくさんの水たまりができて、
あちこちで、これまたたくさんのカエルが、
ゲコッ!ゲコッ!と大きな声でないています。
 
楽しい山行の最後はちょっと不気味でした。