4月9日(木)

カタクリの花か満開と聞いて、小塩山まで行きました。
小塩山はポンポン山の隣の山です。
 
 
まず、先月に登った時に道を間違えたので、間違えないよう地図を見ながら行きましたが、結局、途中からすごい急坂になり、道ではなくなってしまいました。
誰も登らないので消えてしまったんでしょうか?
 
 
また元に戻って、花の寺から林道の登り口まで行きました。
舗装された道を登ります。
ゆるやかですが、だらだらと長いです。
 
しばらく行って、ショートカット出来るトレイルの入り口に着きました。
 
 
トレイルはキツイ登りですが、舗装路よりは楽しいです。
せっせと一気に登って、自然保護されている炭の谷に着きました。
 
この辺りで570mくらいあり、日陰は寒いです。
 
管理の人がいなかったけど、柵の中に入って行きました。
この柵はイノシシや鹿が入らないようにする為のものです。
 
地面には、春の妖精 カタクリの花がいっぱいでした。
満開です。
ホントにかわいいです。
 
しばらく行くと管理人らしい人がいて、
一人で来たのか?と、どこから来たのか?の、どこへ行ってもいつも聞かれる事を聞かれました。
 
もちろん花を見に来て貰うのは大歓迎のようでした。
 
 
花だけでなく、ここではギフチョウという蝶々もやって来ます。
春の女神と呼ばれて、カタクリの花の受粉を助けます。
ギフチョウを目当てに大きなカメラを持ってやって来る人も多いです。
 
ギフチョウはよく動き回り、人のそばに来ないので、なかなか観察する事ができません。
日がさすと飛び回り、曇って寒くなるといなくなります。
 
アゲハチョウを少し小さくしたような感じです。
 
クロモジ
 
カタクリの他にも色々咲いています。
こんな山の上まで来ないと見れない花です。
 
 
シハイスミレ
紫背菫 葉の裏が紫色です。
 
2年前にハナイカダを見つけたのに、あれから一度も見つけられません。
 
ミヤマハコベ
 
管理人さんに名前を教えて貰いながら、炭の谷をゆっくり見てまわり、次のNの谷に向かいました。
 
その時リスを見つけました!!
たま〜に山で見かけますが、
リスって茶色ではなく、グレーで薄暗い森の中では見つけにくいです。
しっぽの毛はふさふさではなく、コップを洗うブラシみたいです。
これって普通のリスなのかな?
ニホンリス?
 
 
エンレイソウ
 
Nの谷も同じようにたくさん咲いています。
 
ここでは、ギフチョウらしき蝶々もいました。
白黒の模様をヒラヒラさせています。
あ〜っ!と思っている間に向こうに行ってしまいました。
 
 
ミヤマカタバミ
これもかわいい!
谷間を下りて行った辺りには、ミヤマカタバミが一面に咲いていました。
 
 
ニリンソウはまだこれからのようです。
 
長い時間ゆっくり観察して、最後の御陵の谷へ行きました。
 
この辺りからは愛宕山が見えます。
 
 
ヤマネコノメソウ
 
ここは狭いしカタクリ以外あまり咲いていません。
けど、ここのカタクリやシハイスミレはまだ咲き出したばかりなのか、シャキッとして美しいです。
 
 
カタクリの花はだいたいうつむいているので、かがんで下から写真を撮るのに苦労していたら、ここの管理人さんが撮りやすい場所を教えてくれました。
 
 
ミヤマシキミ
 
白いカタクリやミヤマシキミの花も咲いていました。
 
白いカタクリ 下はつぼみ
 
十分堪能したらお腹が空いて来たので、日当たりのよい無線センター?のある丘の上へ行きました。
さっきNの谷で一緒だった女性二人もやって来てお昼ご飯のようです。
 
平日なのに結構な賑わいです。
街中は人が消えてしまったけれど。
 
美しい!
 
カタクリの観察でゆっくりし過ぎたので、寒々しい淳和天皇陵(642m)には挨拶せずに帰る事にしました。
 
いつものように大暑山をまわって、山をおり、大原野街道に出ました。
向こうに比叡山が見えていました。
 
カタクリが終わりかけると、もっとたくさんの別の花が顔を出してくるのですが、
ちょっと花を見に来るのに600m越えはキツイです。