お正月休みにはあちこち走らせて貰いました。
3日から嵯峨嵐山をいつもの皆さんと17キロ。



6日はお久しぶりの方々と泉州マラソンコースを25キロ。


楽しく練習できてありがとうございました。

合間の5日はのんびりするつもりでしたが、
思い立って京都駅から有馬までの高速バスに乗りました。

温泉寺

1時間5分で有馬に到着。
速い!
観光客は多いですが、
曇り空で山道を登って行く人はひとり、ふたり・・

この日は一年前から気になっていた氷瀑を探しに・・
道が雪や氷に覆われる前に下見に行っておきたかったのです。
地図も手に入れていたし、
ちょっと見に行って有馬に戻り、また高速バスですぐに帰るつもりでした。

馴染みのある魚屋道を登り、
途中で右に炭屋道を下りて行きます。
炭谷道や紅葉谷道は初めて行く道です。


せっかく登ったのに谷底まで下りました。
誰一人いません。
サッサと滝を見つけて有馬に戻って高速バスで帰ろう。
気楽に考えていました。

川沿いに紅葉谷を進みます。
今は枯れ木ばかりですが、
春になればステキな所みたいです。
小鳥たちも盛んにさえずっています。
ここは鳥の楽園です。
小枝をちょこちょこ動き回っている小鳥の中で、あまり警戒心のないコゲラだけはしっかり観察出来ました。
ちょっとテンションが上がってきました。

古い階段があったりですが、崩落した所が多く、迂回路ばかりです。
紅葉谷道は昔から親しまれたに違いないのですが、崩落が多いのは残念なことです。

予定の七曲滝に行くには通行止めの所を行くらしいのですが、
通行止めを押し切って行く気にならず、
今度誰か案内してくれる人を探してから来る事にしました。

次、百間滝と似位滝を目指します。
しっかり道標もありますが、
細い急な坂を登って行くみたいです。
痩せ尾根って感じで、
だんだん危なくなって行きます。


そこそこ登った所で今度は下りです。
滝を見るのだから谷底に降りないと!
木はあるので木を持って降りますが、
ロープがタラ〜っと垂れ下がっている所もあります。
どこまで降りるんだろう?

ふと気づいたけど、
谷川とか滝の水の音が全く聞こえません。
地図ではそんに遠くはなさそうですが。
かなり下りて行かないといけないみたいです。

慎重にゆっくり降りればいいことですが、
誰もいないこんな所に一人で来て、
足を滑らせて斜面を転げ落ちたら
夜中に凍え死んでしまうかも?

と思って、
引き返す事にしました。
今度誰かと来よう。
不甲斐ない思いは残るけど、
紅葉谷道に。

それにしても
雪が積もり、道が凍てついている時に
この急な細い斜面を降りる事が出来るのだろうか?!

落胆気味に紅葉谷道に戻り、
もう有馬に引き返すのは嫌になって、
上に登ることにしました。
スカッとした景色が見たくなりました。


薄暗い谷間の古い石の階段を登って行くと、
雪が現れ出し、一面覆われて来ました。
すると上から若いトレランらしき3人の男性が軽やかに降りて来ました。
久しぶりに人に会ったような気がしました。


ちょっとホッとして、
登りつめると、
パッと明るくなり、海が見えました。
なんか感動!

極楽茶屋です。
急にお腹が空いてきました。
風のない座れる場所を探しながら歩いて、
結局六甲ケーブル山上駅まで行ってしまいました。


ここまで来てやっと日が照り出しました。
海の景色も色味を増し、
駅の上の暖かいテラスで、
アツアツお味噌汁と朝作ったおにぎりがすごく美味しかったです。
最後に甘いカフェラテで元気が出て来ました。

でももう歩いて山を降りる気にはなれず、
ケーブルで下りました。