11月の三連休は近辺の里山巡りでした。

 
まずは大文字山。
 
珍しいメンバーで登りました。
主人と近所のおっちゃんN谷さんとT田さん、小2の孫M君と私の5人です。
 
このおっちゃん達(じーさん)は、
日頃飲み歩いている仲間ですが、
この日、山を歩く事になったのです。
 
 
JR山科駅に集合し、毘沙門堂まで行きます。
紅葉真っ盛りで人がいっぱい。
 
そこを左に、林道から山に入って行きました。
この辺は先日下見をしたので、足の弱いおっちゃん達でも大丈夫。
 
主人はこの日のために1ヶ月ウォーキングに励み、
N谷さんは毎日愛犬ラブラドールの散歩を日に3回行ってるので余裕です。
ちょっとかわいそうなのは糖尿病のT田さん。
 
N谷さんとT田さんは田舎の方で生まれ育ったとかで、
木の名前や鳥に詳しく、杉と檜の違いをハッキリと知る事が出来ました。
春先に一緒に山に行ったら面白いだろうなぁ。
 
林道を過ぎて京都一周トレイルに入ると、
急にハイカーさんがゾロゾロと増えて来ました。
後ろから来てみんな追い越して行きます。
 
 
ハイカーさんたちは小2の孫を見ると、
小さいのにがんばってんなぁと誉めながら行かれるのですが、
本当にしんどい目をしてがんばっているのはおっちゃん達で、
M君は走って登って行きたいのを我慢してゆっくり歩いているのでした。
 

途中、台風のため倒木が酷い所もありました。
木を切って整備してありますが、以前とまるで違ってしまっていました。
新鮮な感じもします。
 
T田さんは汗をかきかき、みんなから遅れ気味ですがよく頑張りました。
 
 
やっと山頂です。
ちょー満員!
空気が澄んで、遠くまでハッキリ見えました。
大阪の方のビル群も見えます。
あの中にハルカスもあるかも?
 
ベンチは満員なので、草むらの中にシートをひいてお昼ご飯です。
 
私はお湯を沸かして
インスタントお味噌汁やカップ麺を配り、
食後はコーヒーを淹れてあげて、
おっちゃん達も喜んでくれました。
 
こういう楽しみを覚えて、
また山に親しんで貰いたいです。
 
 
次は大の字の火床です。
上から下りて来て、
サッと視界が開けて
京都の街が一望できる感動の瞬間なんですが、
N谷さんは高所恐怖症とかで、
下ばかり向いていてすぐに下山の階段の方に行ってしまいました。
N谷さんは身体がでかくて毘沙門さんみたいな顔をしてるくせに驚きです。
色んな人がいて面白いです。
 
 
銀閣寺に下りたらいっそう人が増え、哲学の道もいっぱいでした。
 
 
人は多いけど紅葉もあまりなく
この季節は
花もサザンカくらいしか咲いていないので、
川の中の大きな鯉を見て歩きました。
孫のM君は鯉に興奮気味でした。
 
 
永観堂はさすがに素晴らしい紅葉で、
拝観の行列も尋常ではなかったです。
並んでたら日が暮れてしまうんじゃないですか?
 
外からの眺めで十分堪能して、
南禅寺に向かい、地下鉄に乗りました。
 
おっちゃん達は筋肉痛になり、私もぐったりと疲れてしまいました。
 
次の日は用事が済んでから、
もう昼過ぎでしたが、
一人でぶらっと音羽山の方に行きました。
 
音羽の滝
 
桜ノ馬場
 
桜ノ馬場から音羽山ではなく、谷間の道を醍醐方面に行ってみました。
この辺りが台風でどうなったか気になっていたのです。
 
2013年の台風でぐちゃぐちゃになってしまったのですが、
今年の台風は全く大丈夫だったみたいです。
 
 
落ち着いた感じになり、
昔のように穏やかな散歩道風に戻りつつあり、
ホッとしました。
 
この先、高塚山
 
高塚山分岐まで来て、
高塚山から下りるつもりだったけど、
足元が暗くなって来てるので、
安全な女人堂への道を下りる事にしました。
 
横峯峠付近からの景色
 
道が広く安全で早いですが、
何にも面白いものがない道です。
この辺りも台風の影響は皆無のようでした。
 
女人堂への下り道
 
ただひたすら下りて、醍醐寺に着きました。
柵の外から見ると紅葉で真っ赤になっているのがぼ〜っと見えました。
もうお客さんも帰って行かれるようです。
 
 
お寺の南側の広い空き地に、
倒木っぽい木がたくさん集められていました。
やはり醍醐寺付近でも台風にやられた木がたくさんあったようです。
早くに整備されたんですね。
 
気になっていた近辺の山を見て回る事ができて満足でしたが、
桜ノ馬場の下まで自転車で行って、そこに自転車を置いて来たのを忘れていました。