7月30〜31日 北岳に登って来ました

 
何年も前から行きたかった北岳。
やっと今年行ける事になったのに、
まさかの台風
7月27日夜から31日の予定を、
29日夜から31日までに変更。
白峰三山を縦走する予定は、
北岳のみになってしまいました
 
行けるだけでもいいか
台風が去って、空気がきれい、
木々の緑もきれいです。
 
今回は10名のパーティ。
足の故障などで、
いつもより人数は少なめです。
ちょっと淋しいけど、
全員がバラバラになりにくいので
安心でもあります。
 
スムーズに芦安駐車場から
マイクロバスで広河原に行き、
予定より早く6時に出発しました。
(広河原 1500mくらい)
 

すぐに向こうに北岳が
そびえているのが見えました。
あの上まで行けるのか
 
広河原 → 大樺沢二俣 → 肩ノ小屋
 
 
始めは谷川沿いに登って行きます。
川を何度も渡り、
だんだん高度を上げて行きます。
 
今回二度目のテント泊で、
今年は新しく55リットルのザックです。
ちゃんと身体に合うように
調節して来なかったので、
すごく重たいです。
もっと上に上げないといけないのに、
腰より下がってきて
腰を締め付けてきます。
元々、左の座骨結節という所が
炎症していて痛いのに、
腰骨を締め付けて、
左足がしびれてきて、
登るのがすごく辛くなって来ました。
 
暑くて汗が大量に出て、喉は乾くし、
もっと休憩して欲しいなぁ、とか
やっぱりテント泊は無理かなぁ、とか
ずっと思いながら、
遅れ気味について行きました💦
 

振り向くと鳳凰三山
 
道はずっと登りです
当たり前だけど。
 
上に行くほど、
そばに咲くお花が生き生きとして
可愛くなっていくのが
慰めです。
ハクサンフウロ、タカネナデシコの
ピンクが可愛いです。
 

ハクサンフウロ
 
もっと登ると白くて小さなタカネツメクサが
現れて来ました。
残念ながら、歩くので精一杯で
写真を撮れません。
 

撮りました、タカネツメクサ
 

初めてお目にかかりました、
トウヤクリンドウ
 
 
そしてやっと肩ノ小屋に着きました。
これでザックから解放されました
(肩ノ小屋 3000m?)
 

バックは北岳
 
7人は小屋泊、3人はテント泊です。
受付を済ませて、
ベンチで昼食です。
食事の練習は何度もして来たし、
食後のコーヒーも
皆さんに挿れて差し上げました
 
 
コンロや食器を片付けている間に、
テントの同居人のMさんは
テン場に行ってテントを張り出しています、
何をするのも早い人です。
私も急いで手伝いに行きました。
このテントに居候させてもらうので、
積極的に協力です💦
去年は強風の白馬でテントを張ったので
今年はすごく簡単に思えました
 
テントを張ったら、
お次は北岳山頂に行きます。
山頂まで30分ほどだそうです。
お天気は心配なさそうなので、
飲み物とちょっとした食べ物を持って
出発です。
 
あんなに脚が痺れて痛く、
もう登れないかと思っていたのが
嘘のよう
身体が軽くなって
すいすい登って行きました
荷物が重たかっただけなんですね。
 
 
(北岳 3193m 日本で2番目に高い)
 
山頂はガスっていて、
下界はよく見えませんでしたが、
念願の北岳山頂
十分堪能して肩ノ小屋に戻りました。
 
そして生ビールで乾杯
最高の気分で、ビールが美味しい
 
小屋のおじさんの話では
夕方6時になるとガスが消えるらしいです。
それまでに、次は夕食です。
7人は小屋のお食事。
3人はテント場です。
3人ともそれぞれのカレーライス、
食後は自家製梅酒でした。
 
 
そして6時になると
ホントにガスが消えてきて、
富士山まで頭を出して来ました。
鳳凰三山も見えて来ました。
が、いまいちスッキリ晴れてはくれません。
 
もう寝る用意です。
テント泊は次から次へと忙しいです💦
同居のMさんは何をするのも早くて
ついて行くのがしんどいです💦
シュラフを広げて
もそもそと中に入る頃には
もう寝息をたてていました
 
7時半に寝て、
8時半に目が覚めてしまいました。
トイレに行くのが面倒だけど、
行く事にしました。
ライトを持って、テントを出たら、
東の空の下から、
赤い大きなお月さんが登って来ました。
その横には、赤い火星も。
感動です
空はスッキリと晴れ、
北の空に北斗七星、北極星
お月さんが明るくて星が少なめですが、
南の空にはいっぱい光っていました。
メガネをしていないので、
よくわからないのが残念でした。
 
山の上でこんなに星を見れるのは
なかなかない事です
 
その後は風が出てきて目が覚めたり、
寒くなって目が覚めたり
よく眠れませんでした
 
ところが4時に起きるつもりが
熟睡していて、寝坊してしまいました。
起こしてくれよ〜
 
またまた急いでシュラフを片付け、
ご来光を朝ごはんの支度をしながら
拝みました。
 

 
忙しないけど、
ご来光は素晴らしい
こんなに雲一つないのは珍しい。
 

富士山も
 
親子丼を急いで食べながら、
食後のコーヒーも挿れ、
片付けがまた大変💦
 
バタバタしながらも、
6時に出発。
 
ガスが一掃され、
昨日見えなかった周りの山々が
眼下に見えます。
特別素晴らしく、大きい富士山
仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、
その向こうに八ヶ岳。
槍の先がちょこっと出ています。
これだから、山はやめられない
 
 
清々しい朝の空気の中、
重い荷物を心配していましたが、
ザックの位置が定まってきたのか
昨日の辛さはどこへやら〜
下りだから楽ってのもあるけど
とにかく皆さんに迷惑をかける事は
なさそうなので良かったです。
 
帰りは、肩ノ小屋 → 白根御池小屋 → 広河原
 
草すべりって言う所の草原を期待していたけど、
草原はなかったような〜
後で思い出しても
どこだったのかわかりません。
ずっと岩や石のただの下り坂でした。
 
そして白根御池小屋に着きました。
(2200mくらい?)
 
 
ここはオアシスです
静かな池、可愛いお花畑、
新しくてきれいな山小屋、
そしてソフトクリーム
私は桃ソフトにしました。
桃の実も入っていて、
すごく美味しかったです
 
 
ここでしばらく休憩して、
また下ります。
ただただ下るだけでいやになった頃、
谷川の音が聞こえ、
下に広河原が見えて来ました。
 
やっと広河原に着いたらすぐに、
タクシーやマイクロバスが手配され、
乗らされました。
芦安・広河原間はバスの心配をしなくても、
タクシー屋さんが勝手に
ウロウロしているハイカーを
乗せてしまうようです
待ち時間ゼロはいいんだけど〜
 
とにかくお風呂に入りたいので、
芦安駐車場のすぐ近所の「金山沢温泉」へ。
露天風呂も気持ちよく、空いていたので、
初めてやっとのんびり出来ました
 
 
頑張って早く下山したので、
京都には明るいうちに帰れました。
お世話して頂いた皆様、
ありがとうございました
 
帰ってからの後片付けも大変だったけど、
脚の筋肉痛がひどく、
3日ほどちゃんと歩けなかったです💦