10月2日(日)は、滋賀県の中央分水嶺「高島トレイル」に行って来ました。
走るのではなくてウォーキングです
高島トレイルというのは、湖西の高島市と福井県小浜市の境目にある尾根です。

中央分水嶺というのは、日本列島の日本海側と太平洋側を区切り、
そこから川が日本海側か、太平洋側に流れて行く、
尾根というような意味でしょうか?


最初は急登です。

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今回は、びわ湖高島観光協会が、
マキノの愛発越(あらちごえ)から今津の山を経て、
朽木の三国岳へ至る約80キロに及ぶ道を、
10分割して、年に10回で、すべて回れるようにプランされた
トレイルの会の参加です。


京都の北山のような針葉樹ではなく、
ブナなどで明るく、花をつけた下草がたくさんはえています。002


25名程度で、マイクロバスの送迎と、お弁当と、
ガイドの方2名、職員の方2名ついて頂いて、6000円です。

高いような気もしますが、
クマも出ることだし、交通の便が非常に悪いところでもあるし、・・・・
少人数の素人ばかりでは、ちょっと行けないところですので、
なんとなく納得です。


JRで京都から1時間くらい、湖西線に乗り、近江今津で集合です。
そこから、チャーターされたマイクロバスに20分ほど乗って、
山の中の落合という所から、登山の開始です。





下を見たら、色んな木の実がいっぱい落ちています。
赤、黄、緑、茶色・・・・

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みんなが喜んだのは、真ん中にある赤紫色の実です。

ヤマボウシの実だそうです。
食べてみると、甘くて冷たくて、すごく美味しいです。
上を見回したら、たくさんぶらさがっていました。

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5月くらいに、ハナミズキに似た白い花が咲きます。

手の届く所にある実は、みんなで採って食べました



やがて、三重嶽(さんじょうがだけ)974.1m
このトレイルで一番高い山です

ここでランチ
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朝にいただいた「てんくう弁当」です。

お弁当箱はオシャレだし、
色々なものが、入っていて、楽しくおいしく頂きました。

わたしは、ポットにお湯を入れて行ったので、
インスタントのお味噌汁と、食後のコーヒーも飲んで、
リッチなランチでした



座っていたら寒くなってきました。
黒い雲が広がり、時々パラパラ降ってきます。

ガイドさんは、みんなをせかして先を急ぐことにされました。

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は、武奈ヶ嶽へ向かいます。

木々の上では、風がゴーゴー言ってます。


突然、前方を鹿が横切って行きました。
まだ若い、小鹿のバンビです。

鹿はかわいいけど、
樹木の皮をめくってしまって、木が枯れたり、
すべて食べ尽くして、荒野にしてしまうので、
害獣となってしまいました



ナメタケのようですが、みんな自信がないので敬遠です。006





ふかふかの道を進みます。

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ここには、岩はもちろん、石もごく小さいのしかありません。
一応、トレッキングシューズを履いて行きましたが、
こんな重い靴でなくても、良かったんです。



こないだのキノコ教室で習った、カワラタケです。
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今日のお目当てのトリカブトの登場です。
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 これは濃い色でキレイです。
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トリカブトは、花にも葉にも全部に毒があるそうです。
ちょっと怖いな。



 

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ラピスラズリの木・・・・(ウソです)

でも、宝石みたいです。



やがて、武奈ヶ嶽(ぶながだけ)の手前の展望ポイントに着きました。
尾根の右手に若狭湾、左手はびわ湖です。


若狭湾、手前は小浜市です。013



左を見ると、
びわ湖が見えます。
 分かりにくいでしょうが、竹生島が見えます。
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前方には、比良山系の武奈ヶ岳(ぶながたけ)
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中央の高いのが、武奈ヶ岳((1214.4m)らしいです。

嶽と岳の違いです。

武奈ヶ嶽(865m)の頂上は何もない所でした

 

北尾根まで戻って下山です。

天候が怪しいのと、帰りの電車の本数が少ないのを心配して、
ガイドさんは、かなりの早足です。 

全然危なくない道なので、
どんどん歩いて、ついて行くのが面白かったです。
寒くなったので、走りたいくらいの気分でした。


ブナの森を満喫した一日でした。
クマ が出るというのが、難点です。

年に10回コース、
出来たら全部まわってみたいです。