8月1日(月)、夜中、雷鳥沢ヒュッテは雨でした。
とにかく4時に起きて、立山に登る用意です
足は筋肉痛で階段がつらいし、

頭が痛い・・・・

雨の中では食事が出来ないので、
朝食のお弁当を部屋で詰め込んで食べます
持ってきた梅干や塩こぶで、どうにかおなかに納めました。
苦しい

雷鳥沢ヒュッテでは、雷鳥や高山植物のバンダナを買いました。
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ちなみに、前日の剣山荘では、
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こんなバンダナと、バッチです。
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5時、出発の頃には雨はやんでいましたが、
気分が乗りません。

そこで、武内リーダーからお話が・・・
予定の大走りから、すぐに登るのはやめて、
いったん室堂バスターミナルまで行き、荷物を預けてから
一ノ越の方から登ることになりました。

よかった~
7キロか8キロある荷物を置いて登る方が
どんなに楽かわかりません。
もし、頭痛が快復しなければ、室堂で待ってることにして
出発しました。

ずっと灰色の霧のなかです。
ミクリガ池です。
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室堂に着くころには、空が明るくなって来ました。

室堂で、玉殿湧水をペットボトルに2本、くんで出発です。
このペットボトルですが、・・・
家の近所の某スーパーで、ボトルがペチャンコになる
「いろはす」(¥88)を買いに行って、そばにあったオリジナルブランドの
お水が¥38だったので、ついそちらを買ってしまいました。
ハイドレーションに入れるつもりでしたが、荷物が多すぎるので、
ペットボトルのまま、持ち歩いてましたが、
蓋が薄くてきっちり閉まらないんです。
ウェストポーチに入れていたので、
腰の辺りがびちゃびちゃになってしまいました。
安さにつられては、いけません


青空も出てきて
頭痛はどっかに行ってしまいました。
風邪気味で喉が痛いと言っていたMちゃんも
そんなことは忘れたようだし、
足が痛くて眠れなかったというIさんも、
もう治ったと言っています

立山です。
右端が雄山(おやま)、真ん中あたりが大汝山(おおなんじやま)、
左が富士ノ折立(ふじのおりたて)
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これは今回、登れなかった別山かな
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7:20
一ノ越(いちのこし) 2705mにつきました。

壮大な眺めです。
一瞬、槍ヶ岳が見えたり、
はるか向こうには、富士山もいらっしゃるはずです。
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上を見るとこんな感じです。
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石ころの積み重ねみたいです。
雄山までは、実際、山登りというより、
超なが~い石の坂道でした。
石を下にころがさないように気をつけていれば、
危険なことは全くないくらいです。


8:12 雄山、到着です。
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こういうものがあります。
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写真では見にくいですが、

このバンダナのような山々の絵が書いてあります。
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一番てっぺんは、この上のお社です。
ここに行くには、500円いります。
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そして、お祓いをしていただけます。
お神酒もいただきました。
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3003mあります。
険しい剱岳が2999mで、雄山より低いなんて
なぜか不可解です。
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お祓いが済んだら、フカヒレスープが待っていました。
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このクラブ(武内ランニング・クラブ)では、
山では、いつも玉子入りフカヒレスープを作って
食べさせてもらいます
今回は玉子が手に入らず、玉子抜きでしたが、
熱くておいしい
いつもありがとうございます。


次に大汝山(おおなんじやま)まで行きました。すぐです。
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3015m
この岩の上が頂上です。
わたしが登った山の中で、富士山についで高い山です。
みんなで次々と写真を撮りました。


コーヒーのお湯がわくまでに、
次の富士ノ折立(2999m)まで、走って行った3人が、
向こうの山で手を振っています。
元気やなあ・・・・
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コーヒーが出来ました。
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こんなところで、熱いコーヒーが飲めるなんて、シアワセです

そうそう、剱の頂上でコーヒーを飲んでいた時、
目の前の石の小さな穴から、キツネ色のネズミが、
ヒョイと顔を出しました。
人がいたので驚いて、すぐに引っ込み、
50cmほど横の穴から又顔を出します。
また引っ込んだまま、出て来ませんでしたが、
剱のてっぺんに住んで、生きていけるものなのでしょうか?
夏場は登山者の落とした食べ物があるかもしれませんが、
それ以外の季節は雪と風でいい環境とは思えませんね。

10:00下山します。
だんだん、人が多くなってきました。
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下に下りるほど、人が増え、
しまいには、小学生の団体です
元気です
富山県では、小学生はみんな夏休みに
立山登山をするそうです


室堂平の長い石畳の道を帰ります。

ここでも、雷鳥を見ることができました。
この辺の雷鳥は、人に慣れていて全然逃げたりしません。
剣山荘の裏山で見た雷鳥のように
親がおとりになって子供を逃がすなんてことはしないようです。
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室堂に着いたら、人がいっぱいあふれています。
どうにかホテルのレストランに13名座ることが出来ました。
ふわふわのソファに座ったら、文明社会に戻れたような気がしました
携帯もずっと圏外でしたが、ここでやっと通じます

また、昼食にカレーを頂きましたが、
サフランライスにサラダ、コーヒーもついて
めちゃくちゃ美味しかったです

そこから元来たように、バスとケーブルを乗りついで、
立山駅に着きました。
「暑い・・・」
これでも、京都よりはずっと涼しいはずですが。

本日のお宿は、立山駅の前の「立山館」です。
荷物を置いて、車で「称名滝」まで行きました。

まずこんな景色が見えます。

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そして、その先に行くと、
落差350mで日本一の称名滝が現れました。
そうめん滝とも言うそうですが、
今は水量が多くて、そうめんにはなっていません。
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最初に見えた細い滝は、この右手で、
水量の多い時だけ現れる「ハンノキ滝」です。
こちらは落差500mあるそうで、
軽く日本一を上回っているじゃないですか
私たちは、かなり貴重な幻の滝を見ることが出来たってことでしょうか


帰り、ここから8.3キロの宿まで
半数以上の者が走って帰りました
なんて元気なんでしょう

シモツケソウを見つけました。0022
いままで登った山では、当たり前のようにいつも見ましたが、
今回、剱・立山では、まったく見かけませんでした。

ホタルブクロです。
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「立山館」の奥さんはかわいらしくて愛想がよく
お食事もすべて美味しかったです
ベッドもフカフカでよく眠れました。

この立山駅前は、
「立山登山マラニック」のウォークの部のスタート地点だそうです
去年から、Mちゃんは「立山登山マラニック」に出たい出たいと言っていましたが、
今回、立山に登るので、出場熱はおさまっていました。
ところが、今回「立山登山マラニック」のコースを見たり歩いたりし、
過去に何回も出場したメンバーの方たちの話を聞くうち、
また、むくむくと出たい熱が出てきたようです

私は下りが得意なので、富山の海辺から雄山の頂上まで登りっぱなしの、
「立山登山マラニック」は、ちょっと辛いだけかも・・って思うのです。
標高差3003m、距離約65キロですよ~

「ウォークの部」の存在を知って、ウォークで標高差2500m距離30キロなら
Mちゃんの応援がてら出てみてもいっかなあ~、なんて思い出して来ました



8月2日(火)は、もう帰路につきますが、
朝、好例の1時間ランをしました。
私は太ももの前のほうが筋肉痛で、ゆっくりゆっくりしか走れませんでした
みんな、どうしてあんなに元気なんでしょうか

帰り、北陸道の徳光SAのハイウェイオアシスに寄りました
美味しくて安い海鮮丼をみんなで食べて、
ズワイガニ・甘エビ・ホタテをいっぱい買いました。
みんなも、それぞれたくさんのお魚を

家に帰って、山登りに行ったと思っていた家族から
「いったい、どこに行って来たん
と言われました

おわり

長文にお付き合いして頂いてありがとうございます。
今回の山行に際し、すべての方、山に感謝いたします。

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