「Jully」
ガラスの向こうに呼びかけてみる。
私の傍に来ようと、頭を一生懸命ガラスに押しつけている。
「ガラスがあるから、ママのところに来られないんだよ。」
思わず泣いた。
「明日、お迎えに来るからね。」
そう告げると、軽く尻尾を振り笑顔を見せる。
「僕は大丈夫、心配しないで」
君はいつだってそうだよね。
いつも我慢強く、誰よりもやさしいよね。
涙が止まらず、一気に具合が悪くなる。
頭の中が気持ち悪く、お腹の痛みが強くなり、やっとの思いで帰宅した。
母に伝えた後、眠り込んでいた。
翌朝
私が泣いていて具合が悪かったら、お迎えにも行けない。
彼が笑顔で見せてくれた姿を思い出し
誰よりも自分が元気でいる事が大事だと気づかされた。
「泣いていても人は助けられない。」
いだきしんさんと高麗恵子さんの声が蘇る。
正にその通りだ。
私も強くならなければと、心新たにスタートを切る。
今日、病院に電話をかけたら
「我々が嫌な事をしようとすると、咬んで攻撃する元気が出てきました。
ご飯は食べませんが、舌の色もいいので夜には退院できると思います。
台風ですが大丈夫ですか。」
私は完全に彼に負けている。
「台風であろうが行きます。」
そう告げたら
「ボヤボヤしていないで家の掃除をして綺麗にしなくては」
力が出てきた。
またしても大きな気づきを教えて頂いた。
本当にありがとうございます。