母が残した3冊の大学ノート
4冊目は完全に姉が〈母の介護日記〉として書き留めているため、それは姉が持っている
1冊目の背表紙側に17ページの回想録が記されていることに気付く
『81歳8ヶ月、書き始める』とあり
最後は
『死を待ち遠しく思う訳でもないが、何時なりともとの思いの中で、今日も一日逝く日が近づいたことを感謝する。』
『誤字だらけの思い出はこれで終わりとする。』
平成14年4月26日(母、85歳8ヶ月)と、書き終えられている
約4年に亘り書き続けられた母の回想録
幼少期から嫁ぎ先での苦労、長男の病死、三男の自死等…
ザッーと目を通すも、あまりにも辛すぎて
母が可哀想で読み進められないでいる
この回想録と短歌をパソコンで打ち直そうと考えて
いるのだが。
怠け者の私故、いつになることやら〜
日記に目を移すと、母が書けなくなった後
引き続き姉が書き留めた日記に、笑う場面も多々あり
❤︎杖も無しでスタスタ玄関へ歩き、兄が届けてくれた柿を皮も剥かずにムシャムシャと齧り付く母
叱るとしらっばっくれる母に言葉を失う姉
❤︎姉の留守中に敬老の日に私が送ったプリンが届き
郵便屋さんから受け取り、ペロリと食べた母
『◯◯子が私宛に送ってくれたんだ!』と
居直り、何を食べたのか聞いても分からない母に
呆れ果てる姉
泣きながら、笑いながら母の残したノートを
読ませて頂いています
ノートに挟まっていた〈診療情報提供書〉
89歳10ヶ月で「幽門側胃切除」手術を受けた事がわかる
その入院20日前ほどになって、突然思い出したかのように母の字で日記が再開され、手術のために入院する当日まで続く
今の私、5年Diaryで日記を付けているが、時たま書き漏れることあり
しょっちゅう曜日も忘れる
90歳近くの母と72歳の我
つくづく情け無い娘である
抱きつきスリ被害の衝撃を引きずり続けているおババ
『去るものは追わず』なんてカッコつけていたのに〜
実際はウジウジと〜
気分転換にガトーショコラを作る
チョコ、牛乳、バター、卵だけでレンジでできる簡単お菓子
美味しかったです❣️