Santo Viernes(聖金曜日)

今日は、イエス・キリストがお亡くなりになった日


磔にされ横たわるイエス・キリストの山車の後に

黒衣の嘆きのマリア様の山車が出る日


下矢印今日見る予定のマリア様

私は、聖金曜日のプロセシオンが一番好きである

シーンと静まり返った通りにサエタ(フラメンコ調宗教歌)がもの哀しく響く

4年前初めて見学した時、ジーンと来てウルッと…

(☟写真はネットからお借りしております)

今日のプロセシオン(宗教行列)は、午後9時出発

(毎日、山車が出る時間や通る道が違う)


今日もプロセシオン見る為にセントロヘ

早く行かないと、見物席が確保出来ないのです


午後6時、バス停で🚌を待っていたら

友人(スペイン人のセウタお姉さま)から連絡が来た

(セウタはアフリカ大陸の北東に位置するスペイン自治都市)

『今日、プロセシオンを見に行く?行くなら車で

迎えに行くよ』

もちろん、行きたい!ーと、答え

一旦家へ戻る


『プロセシオンを見る前に、軽く食べようね〜』と

言った彼女が来たのは、午後7時45分

車の中には、彼女のワンコが2匹


車でセントロヘ🚗ダッシュ


駐車場が中々見つからないタラー

この時期、小さな街マルベージャで駐車場(と、

言っても通りなのだが)を探すのは至難の業


グルグル回ったけど、無料の駐車スペースなんてあるわけ無く

有料の駐車場へ車を停める

停めた場所は5階(スペインでは4階)


なんと!エレベーターが無い‼️

(帰りに探したらあったのだが、、、魂)


彼女は脚が悪い

ペット用の乳母車にワンコを2匹を入れて

歩行器代わり


地上1階まで二人で乳母車を持って、階段を降りる

『ここが出口だ!』と出たら

そこは中庭?〜通りに出られない

なんで〜??


仕方ない、また一階登って地上2階へ

光差す通りが見えた!


マルベージャは海と山に囲まれた小さな街

微妙に坂が多いのだ

この駐車場も坂に建っているから

2階が地上となっていたのである


そんなこんなで、山車が出発する教会がある

旧市街地に着いたら午後9時を回っていたバイキンくん

(もちろん、スペインの事だから未だ出発はしてなかったけど)

狭い旧市街地の通りは、人.人.人で超過密状態

そこを、乳母車を押して歩くのである


そして、あちこちの通りはプロセシオンが

通るため通行止めである


這々の体で漸く教会前の広場へ着くも、何重にも

人の層ができている

とてもじゃないけど、プロセシオンなんて

見えそうもない煽り(当たり前だけどね…)


またまた狭い通りを回り回って

山車が通る道路脇のカフェテリアに落ち着く

既に、通りの両端は人が鈴なり


ビール、スペインサンドイッチにトリハス(セマナサンタに食べるスペイン風フレンチ.トースト)を頼む

甘いので、私はあまりトリハスは食べないけど

ここのトリハスは柔らかくて純粋な蜂蜜の甘さが

美味しい😋

空きすぎたお腹に瞬く間に消えて行った

チワワちゃんもトリハスを喜んでいたわン〜よだれ


しかし、寒い‼️🥶

寒がりだから着込んで来たのだが、寒すぎる‼️

周りを見たら、ダウンを着込んでいる人も多い


のんびり食べて飲むこと、1時間半

11時半を過ぎても、遥か遠〜くに楽団の音が

聞こえるだけ…

プロセシオンが近付いて来る気配は全く無い魂


通りの人は増え続ける…

たとえ、山車が通っても私達の席からは

見えそうも無くなった驚き

友が、もっと人の少ない場所へ行こうと言うので

移動することに


長年マルベージャに住んでいる彼女の事だから

プロセシオンが通る道順を熟知していて

観客の少ない通りを知っているのかと思い

付いて行く


そしたら、『ごめん帰ろう!』だって〜!?

最近あまり調子が良くないと言っていた彼女

来月84歳

悪い脚で階段を登り降りしたし

今日は無理せず、帰ることに。。。


自宅まで送ってもらい

帰宅したのは24時15分


こうして、4時間半

私の聖金曜日プロセシオンを見る日は過ぎた

のでした。。。笑ううさぎ笑ううさぎ笑ううさぎ


来年があるさ〜‼️


しかし、あのカフェテリア脇の通りに

並んでいた人達、何時間待ってプロセシオンを

見られたのだろうか!?

午前様のおババを、ベランダで一人寂しく待ってくれていた

ボニータちゃんも眠いってサ〜🥱