先週末に2回目の土を喰らう十二ヵ月。
初回は新宿ピカデリー にて
舞台挨拶付きで観たので、
今度は銀座で。
シネスイッチさんでは
ムビチケのネット座席予約は
できないとのことなので、
窓口で指定を取るためちょっと早足🐾。
銀座4丁目、和光の横から
ガス灯通の曲がり角、
人を避けようとして
スッテンコロリン😱、
（雨上がりの舗道段差の傾斜。
怪我もせずに大丈夫でした〜🤗）
思えば、
数年前にジュリーを観に行く前にも
転んで負傷したことがありましたっけ。
その瞬間
歩けないほどだったのに、
次の日に
レントゲン撮った結果、
打ち身だけで
骨は無事でした〜。
気をつけよう
若いつもりの
早歩き〜🈲！
そして、
LIVEじゃないのに
つい前方センター席を〜。
初回より細かいところ、
特に後半の気になるところを
じっくり観ることができました。
土井先生監修のお料理が
評判になっているけれど、
私はむしろ後半が
気になってました。
前半は松さんの食べっぷりと
「ツトムさん↗」「ツトムさん↘」
「ツトムさん→」の呼び掛け方、
そして、
さんしょ（🐕🦺）の動きの方が
印象に残りました〜。
さらに重ねて、
ジュリーのナレーションと
風景の撮り方に惹かれて、
うっとりしているうちに後半に突入。
後半の成り行きを
受け留める余裕がないうちに
映画は終了、
そして『いつか君は』
…なのでした。
後半、
映画は何を言いたいのか
理解できず、
監督の意図を
つかめないままの結末…。
仏教の死生観？
禅の心？
作家ツトムの悟り？
孤独に暮らす人の心境？
？？？
好きな人と食べるご飯が一番、
それはそうでしょうけど、
それは当たり前のこと。
でもそれを一生普通に
続けられている人は稀と思う。
特に私を含む私の周辺では…。
ジュリーを昔から一緒に
追い掛けてきた友人の多く、
そして仕事関係の知合いも…。
さらに年を重ねているので、
独り暮しの人は多いと思う。
そこまで深く詰めなくても、
そこのところよりも、
食べることは生きること、
そして死ぬこと…。
こちらの方が
わかるような気がする。
明日を考えることより、
今日を精いっぱい〜云々に
心打たれる。
別にこの映画から
敢えて教訓を得ようとは
思わないけれど、
ジュリーが演じる人の心は
汲んでみたいと思う。
水上勉先生ではなく、
中江裕司さんが紡ぎ出した
ツトムさんは
何を考え思って日々
山の中で独り
暮らしているのだろうか…。
そこまで今のところ
思いを致さなくても
スクリーンに映る
山の四季の映像は美しい。
一晩の雪で真っ白になった朝、
玄関を開けるところが、
映像的に大好きな朝ドラ『はね駒 』の
松浪先生が学校を去るシーンと
重なり当時の熱い想い出が蘇り、
懐かしくなりました。
オハギを食べて指を舐めるところも
鰹の角煮を食べるところと同じ仕草。
ツトムさんはやっぱりジュリーでした。
ジュリーは、
以前から居酒屋や小料理屋さんでは、
大将や板さんの包丁さばきが
見える席が好きだと言ってました。
2０年以上前のトークショーでも
白菜を漬けていると言ったり、
ぬか味噌を掻き回してると
語ったことがありました。
その時はみんな「えっ〜ェ」
と思ったけど、
あの頃から、
こういう作品に出会う運命✨？！
だったのかもね。
ジュリーはこういう映画を
心の底で望んでいたのね。
この年齢になって
そういう作品に巡り会えて
本当に良かったと思えます。
作家のツトムさんを演じるジュリー、
とってもイイです。
今度はいつ観ようかな。
水上先生にも見て
いただきたいような気分です〜☺️。
追記：同館で同時上映中の
『あちらにいる鬼』
（作家繋がり、仏門繋がり〜）
瀬戸内寂聴さんの役は寺島しのぶ さん。
若き頃、NHKの大河『琉球の風 』では
ジュリー演じる尚寧王の
お后役を演じました。
菊五郎さん音羽屋のお嬢さん。
今回の松たか子さんは
白鸚さん高麗屋のお嬢さん。
お父様とは幸四郎さん時代に
やはり大河NHK『山河燃ゆ』で共演。
意外と梨園にご縁が深い
ジュリーではありませんか…。
歌舞伎好きの身としては嬉しい絆です！
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