また、TVドラマの話から。

一時撮影中断もあった
大河ドラマ「麒麟がくる」も
無事に終了。

周知の歴史的事実の
結末に向かって
どのように描かれるのか、
結構楽しめたドラマでした。

連ドラはあまり
見ないほうなのだけど〜。
坂東玉三郎さんの
演じる正親町天皇が
登場される後半は、
毎週録画して鑑賞。

ナレーションが海老蔵さんと
気付いたのも、その頃…。


〜〜〜

夏の間は
どこにも行けず、
病院通いと
日常の買い物くらいで〜。
人と話すことも
ほとんどなく、
かなり落ち込みました。

最初の緊急事態制限が解けて
まず行ったのは、歌舞伎座。


知らない劇場へは
なかなか1人では出かけられない。
だから最初は、
子供の頃から
一番行き慣れている歌舞伎座へ。
人数制限もあるし、
チケット取るのも難しいかなと
思ったけれど…。

変則的な4部構成。
ほとんど一幕見、
完全入れ替え制、
客席は前後左右1席空けての
市松模様、桟敷席なし、
幕見もなし。
筋書き販売なし、
大向うの掛け声も禁止…。

今までとは、
様子が変わってしまった歌舞伎座。
チケットも希望の日が
間際でも買えました。

久しぶりの生の音楽、
ナマの舞台。
見やすいし、大感激。
ここなら安心と確信し、
9月は二度も歌舞伎座へ。






早い時期に第二部を見て、
次に玉三郎さん出演の
千穐楽の第四部。

いつもはなかなか
チケット取れないのに〜。

この日の涙の感動は、
既に綴ったので、
省きますが〜。

70歳を越えての、
円熟した芸と心意気、
何よりもその美しさに
すっかり虜になりました。

歌舞伎座新築前後に、
幾人もの役者さんが亡くなり、
世代も交代したようで、
しばらくは、
歌舞伎に通うことも、
(もうやめても)いいかなと
感じてました〜。
好きだから、
今後は細々とでも〜と。

ところが
こんな時期、
いつもとは異なる雰囲気の
劇場の芝居に、
深く心を救われたのです。

20代から見ている
同じ世代の玉三郎さんの
潔い心意気とその美しさには
特別の感動でした。
若い頃から
多くの舞台を見ていて、
今が最高と思えたのです。

そして歌舞伎座は10月、
11月、12月。
何回かは娘を伴って〜。


国立劇場へも
何年ぶりかに出掛けました。


そういえば、
12月の歌舞伎座
「日本振袖始」を
見に行った19日のことです。
堺正章さんがいらしてました。
入り口ですれ違った時、
思わず「マチャアキ〜!」と
心で呼んでしまった私…。

「麒麟が来る」の
前半の放送回は
あまり見ていなかったので、
正章さんの役の位置が
今イチ分からなかった〜。
けれど最終回では、
天皇役の玉三郎さんと
一緒に仲良く盤双六。






ここで、
ああそうなんだった〜と納得。

歌舞伎観劇のあの日、
例のシーン撮影後だった
のでしょうか、
マチャアキさん〜。

〜〜〜

玉三郎さんといえば〜、
1991年の映画「夢二」
(鈴木清順監督)では、
ジュリーの夢二に
玉三郎さんの速水御舟。





あれ以来、
私の中の御舟のイメージは
玉三郎さん。
御舟の名作「炎舞」
「名樹散椿」などを
見るたびに〜。

〜〜〜

1月は自粛でガマンしたけど、
2月も歌舞伎座チケット
取ってます〜。

ジュリーのLIV予定がないから、
どうしようもなくて…。
1人で安心して
見に行ける舞台は、
今は歌舞伎しかない〜。

70歳を超えて
今が最高と思える二人。
同じ時代に生きて、
本当に良かったと思う。
1回でも多くの舞台
ステージを見ていきたいと
強く思います〜。



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