基本的な考えとして定義があるものはタイプ標本があるもの。
(ホロタイプやネオタイプですね。)
これらは学術的に細かく分類されているので“定義”というのであればこれを参考に出来ますね。
コリドラスは種が多いことから記載されていない物も多くいるのはよく知られてます。
一般に“sp”って付いているものや呼ばれているものはタイプ標本が無いもの。
ゆえに正確な“定義”というものがない。
裏を返せば何とでも言える。
南米全土に分布している上に交雑も可能。
余計に“定義”というものが無くなってしまう訳です。
過去から現在までに発見されたコリドラスの統計的な部分で見極める。
これぐらいしか判断材料はないのかなと思う。
特にエヴェリナエ系統に関しては様々なタイプが(ごく稀にしか入荷されませんが)います。
これは何を持ってエヴェとするのか?
ただハイブリだから?
違いますね。
一応、矛盾はありますがアーク系、若しくはアーチ形状のラインの入るハイブリをエヴェと呼ぶのが妥当であり、わかり易いのかと思う。
(※矛盾と言っているのはアーチラインがなくてもエヴェと呼べるものがSN、SLN共にあるから)
その他にもエヴェ特有の表現というのもありますがそれよりも前者の方が見極める部分では濃厚な考え方なのかと。
自分自身でハイブリを交配させている上で目指している部分はやはりエヴェ系やコペイ系なのでこの辺の疑問にはどうしてもぶつかります。
なにをどうもってエヴェと判断するのか?
最終的には個人の判断に頼るしかありませんが。
自分としてはハイブリのブリーディングをしていく上でアーク系ハイブリの上物個体。
これを産出させる事。
つまり、エヴェ1やエヴェ2をアーク系ハイブリと呼ばれている事の実証。
更にはエヴェアークやラインアークの実証。
コリドラスのハイブリの定義?も少しづつですが出来てきたのと多少なりとも成果は出てきました。
自分自身の“定義”というものをこれからは作っていこうと思っています。