先週、ソラ子さんが「My toe hurts」と言っていた。

 

そもそもの発端は、足の爪を切った時に、なんかがポップした(破裂した)とソラ子が言ってきて。

あら?靴ずれでもしていたのかしら?

でも破裂したなら、そのうち治るでしょ~と あまり気にしていなかったのね。

 

でも、「My toe hurts」を何度も言ってきていたし。

一番ひどかったのは、独立記念日の時に、カイカイの友達の家のプールで、「足の指が痛いから」と、びっこを引くような感じでプールに入っていたのね。

 

ん-----なんで?おかしくない???

 

と思って、左足をよく見ると。

足の親指の横に、破裂したと思われるマメの治りかけがあって。

で、親指の爪の下が、一部なんかちょっと赤くなっている。

ただマメができて破裂しただけで、爪の下が赤くなる理由がわからん。

 

そんでもって、(足の)中指が痛いという。

中指にはマメも何もなく。

しいて言えば、もしかしたら爪の横が少し赤いかな???程度。

前まで痛かった親指は痛くなくて、今は中指が痛いんだと。

 

ん------なんだろう?

靴擦れかなと思ったけれど違う?

ひょっとしたら巻き爪??

 

巻き爪をネットで調べていると、巻き爪の人がなりやすい、爪の横の炎症っていうのもあって。

げ、これかなぁ?

なんかしらのインフェクション(細菌とか)にかかることもあるって書いてあるじゃん。

うーーーーーむ。

 

まさかねぇとは思うけれど…。

親指だけじゃなくて、今度は中指が…って言う風に、複数の指になると、ちょっと心配だわねー。

 

一応、念のために、お医者さんに診てもらうか??

まぁ夏休みだから、おかーさんのスケジュールもゆとりがあるし。

 

というわけで、お医者さんに電話を入れたのが、独立記念日の次の日。

当日は無理でも、週明け、月曜には診てもらえるといいなーと思ったのに。

 

ドクターはもちろん無理で。

PA(アシスタント)でも、一番早くて、翌週の木曜日の予約が取れる とか言う。

出たよ、アメリカの医療め!!

 

でもしょうがないので、じゃあそれでお願いします。

その頃には治っていたりするかもだけれどねーと思いつつも予約。

 

そんな具合で、やっと来た木曜日。

ソラ子さんの足の具合はと言うと。

もうかなりよくなっていて。

足の痛みは全然なくて。

親指の横がまだ治りかけ…と言う具合。

 

行く必要ないかも?と思ったけれど、念のために、なんかしらのインフェクションじゃないことだけでも確認したいし。まぁ行くか。

 

そう思って病院へ。

受付でチェックインしたら。

「保険証を確認させてください」と言われ。

保険証を見せたら。

 

「やっぱり…あなたの保険ではうちの病院はカバーされません。今日ドクターにかかるなら、自費になるかもしれません」とか言う!!!!

 

は?

何で?

 

うちの子供たち、二人とも赤ちゃんの頃から、ずっとこのドクターがかかりつけ医で。

つい先月も、バルセロナに発つ直前に、ソラ子ちゃん鼻水と頭痛がひどかったから、PAにかかったばかりだけれど??

 

何で突然、「うちの病院はあなたの保険の適応外です」扱い???

 

受付の女性によると。

この病院は「○○系列××グループ」なのに、私の保険証に記されているのは「○○系△△グループ」になっていると。

 

げ、ホントだ?

ちゃんと見ていなかったけれど、ホントに「△△グループ」になっている。

いつの間に!!??

 

大元は同じ「○○系」の病院だけれど、グループが違うから、ダメなんだ!!

でも、もうカイカイが赤ちゃんの時から15年かかっている病院なのにーーーー!!

いつからこうなった!?

 

 

受付の女性は、「まだ予約の時間まで少しあるから、今から保険会社に電話してみて、変更できるか試してみたら?」と言う。

 

そ、そうねぇ。

それしかない?よねぇ?

 

そういうわけで、病院から電話…。

 

アメリカのこういう電話(会社とかのサービスセンター的なもの)って、なかなかつながらないのがお約束。

まずは自動音声的なものが出て、そこから電話している理由によって、「○○の方は1番を、△△の方は2番を、◇◇の方は3番を」みたいな説明を聞いて、更にそこから次に回されて…と、とにかく非常にめんどくさい事であることは、アメリカに住んでいる人なら、絶対に経験したことがあることで。

 

今回、保険会社のメンバー向けの電話番号に電話してみても。

 

まず最初に出てくるのが、自動音声で「こんにちは。私はAI機能を装備した、エイブリーです。私は文章を理解する能力があります。お電話の理由をご説明ください」みたいなことを言われて。

 

「保険証に記されているメディカルグループが間違っている」と伝えたら。

 

「保険会社のアプリを携帯にダウンロードすると、非常に便利です。ダウンロードしますか?電話番号は〇〇ー〇〇〇〇でよろしいですか?」とか聞いてくる。

 

で、うっかり「あってます」って言っちゃったら、「ではアプリをダウンロードするためのリンクをテキストします。さようなら」

 

で、電話を一方的に切られた!!!

 

しまった、アプリをダウンロードしている場合じゃない!私は人間としゃべりたいのに!!!

 

と、もう一度、電話。

再び、エイブリーとの会話。

 

今度は電話の理由を変えてみよう。

ご用件は?と聞かれたので、「担当の方とお話がしたい!」と言ってみた。

 

そうしたら、「しばらくお待ちください…」としばしの沈黙があった後。

また「アプリをダウンロードすると非常に便利です。」が始まった。

 

電話番号はこちらでよろしいですか?と聞かれたので「No!!!」と言うと、

 

「担当者に変わります。」

そうよ、それを待っていたのよ!

 

でも、またしばらくの沈黙の後…「AIのエイブリーです。文章を理解します」が始まったむかっむかっ

 

エイブリーじゃなくて、人間を出してーーーーーー!!!!

急いでいるのにーーーー!!!

 

こんなやりとりを5回も6回も繰り返したの。

すっごーーーくイライラしたし、ストレス指数、急上昇。

 

おそらく、電話の応対をする人間がいない・数が足りていなくて、それまでの場つなぎなのよね、エイブリー君は。

エイブリー君で用が足りる場合もあるんであろうし。

 

「担当者に変わります」の後、電話の応対に回すんだけれど、だれもそれを拾わないと、再びエイブリー君に戻る仕組みになっているんでしょう。

 

もう、5,6回やった後に、らちが明かないから、先ほど送られてきたアプリをダウンロードしたら、そこからメディカルグループを変更できるかしら?と思って。

 

電話を切って、アプリをダウンロードして、サインアップして…って、(本当は入れたくもないアプリなのに)やってみた。

でも、ダメ。

今現在の保険証の情報は見られるけれど、「メディカルグループの変更」みたいなオプションは一切ない!!!

無駄足だった!!!

 

もう一度、保険会社に電話して、エイブリーと話しつつ…再び、受付の女性のところに戻って。

今、何度もトライしているけれど、全然らちが明かないことを話して。

 

とりあえず、今日ついでにお願いするつもりで持ってきた、カイカイの「アスレチック・クリアランス」のための書類はやってもらえるか?を頼んでみた。

(学校のスポーツをやる高校生は、毎年「アスレチッククリアランス」なるものをしなくてはいけない決まりになっている。健康診断の問診票みたいなのに答えて、最後の1ページは、ドクターのサインが必要。)

 

それと、ソラ子のエピペンの処方箋が、切れてしまわないか、確認してもらえるかもお願い。

万が一、保険会社が「メディカルグループの変更ができない」と言ってきた場合(おかーさんの雇い主である学校区が、保険会社との何かしらの契約変更をしたとかだったら、そういうこともありうる)、新しいドクターを探さないといけなくなっちゃうけれど、その場合、一時期ドクターがいない状態になった場合にエピペンが必要になった時が、一番心配だからさー。

 

そんなこんなを、エイブリー君との会話・待ち時間の間にお願いしていたら…

 

携帯から突然…まさかの「hello how may I help you」

生身の人間の声!

おおぉ、なんか、ついに繋がった!

絶対にこの電話、切れちゃだめ!

 

電話の相手に、メディカルグループが変わってしまって、子供のドクターに受診できずに困っているから、元に戻して!と訴える。

 

そうしたら。

どうやら、この変更は今年の3月に起こったことであることが判明。

でも、どうしてその変更が起こったのかは、彼女が見ているスクリーンからは特定できない…と。

 

◯◯系のXXグループに戻して!

かかりつけ医はDr.Uにして!

と頼むと。

 

どうやら変更することは可能なよう。

(学校区の契約変更などの理由ではないことがわかってホッとした!)

 そんでもって、「あなたの子供たち、2016年以降、Dr.Uはかかりつけ医ではなかったわよ」とか言う。

 

意味がわからん。

実際にはずっとDr.Uにかかってきたのに、保険会社の記録上は違うドクター、もしくはかかりつけ医がいない状態になっていたんだ…。

 

でも、とにかくDr.Uに戻してください!

 

そうしたら、次に

「今からDr.Uのオフィスに電話して、あなたの子供たちがそこの患者かどうか確認するので、しばらくお待ちください」と言われ。保留の音楽が。

 

5分ほど待たされた後で、「Dr.Uのオフィスとまだ繋がらない」と言われたので。(そうだろうなと思った。この病院、電話して繋がるのに十分以上かかるのが常だから)

 

あ、今、実はDr.Uのオフィスからかけているのよ。

 受付の方が目の前にいるから、彼女と話してもらってもいい?と聞くと、オッケーだと言う。

 

んなわけで、受付の女性に「はい、カイカイとソラ子は何年もこの病院にかかっている患者で間違いないです」と言ってもらって。

 

無事に、メディカルグループの変更、完了!

 

ただし。

新しい保険証が1週間ほどで届きます。

新しいドクター(新しくないんだが!!)に通えるようになるのは、8月1日以降です。

 

と。

 

ってなわけで。

 

ソラ子さんの足問題は、診てもらうことできず。

ただ、不幸中の幸いと言えば、

カイカイのアスレチッククリアランスの書類はサインしてもらえたこと!

エピペンの処方箋も問題なし。万が一、新しいドクターに変えなきゃいけなかったとしても、エピペンのような命に関わるような処方箋は、絶対に切らさないと、ナースが言ってくれたこと!

 

なので、まぁ、無駄足だったと言えば無駄足だったんだけど。

 

それでも、そこまで緊急を要する病気や怪我じゃない時に、思いがけず健康保険が勝手に変わっちゃってたことがわかって。それも無事に元に戻せて。

 

まぁよかったのかな?

それにしても、なんで、突然そんな変更があったんだろう!!!

びっくりしたなー。