去年度が終わる頃、担当していた生徒の家族が、ハワイに行って。
おみやげをもらった…ということがあった。
担任の先生から
「Kのファミリーが、ハワイに行ってギフトがあるから、あとで教室に取りに来て」と言われて
教室に行ったら、ジップロックバックに小さなぬいぐるみがいくつか入っていて。
こんがり日に焼けたハワイアンキティちゃんとかもあって。
あ、そんなのソラ子が喜ぶかもーと思ったんだけど。
あ、Ms. Junkoのはこれよ!と渡されたのが、ドラえもんだった。
(これの下の段真ん中のみたいに、サングラスをかけたドラえもんなの)
こんがりと日に焼けたドラえもんで、「Hawaii」って書いてあるドラえもん。
確かに、後ろを見るとセロテープが貼ってあって、そこに「Ms.Junko」とわざわざ記されている…。
Kのママは、どーーーしてもMs.Junkoにドラえもんを渡したかったらしい(笑)。
なるほどね…。
というのも、Kのママは、コリアンで。
だから、Ms.Junko=日本人=ドラえもんを知っているだろう!という発想なのかなと。
っていうか、キティちゃんだって、日本出身なんだから、別にMs.Junko=日本人=キティちゃんでもよくないか?と思うんだけれど。
でも、Kのママ的には、Ms. Junkoにはドラえもん!!!だったしい。
キティちゃんはあまりにも世界的な知名度になってしまったから、キティちゃんは白人スタッフへ…みたいなこと?
とにかく、指定されたドラえもんをありがたくいただき。
せっかくいただいたんだから…と、おかーさん、職場で首からぶら下げているIDカードや鍵類と一緒に、ドラえもんもぶら下げるようになったのね。
Kが卒園するまでとりあえずそうしよう…と思ってスタートしたんだけれど。
新年度が始まってからも、そのまんま、ドラえもんをぶら下げて仕事しているおかーさん。
これがねー、けっこう子供の興味を引くらしく。
「それなあに?」とか「何て名前なの?」とかよく聞かれるし。
「それ見たことある!」とか言う子もいる(数年前からドラえもんは、どこぞのネットワークで放映されているはず)。
何も言わずに、黙ってドラえもんに触ってくる子もいる。
そんでもって。
うちの職場の中国人のエイドさんにも、「それ、なんて呼ぶんだっけ?」と聞かれて。
「Doraemonだよ(英語風にね)」と答えると。
私も昔ちょっと見てたわー、確か「ディンドン」とかそんな感じの名前だったはず~と。
そうなんだー中国ではディンドンなのか。
そう思ったら、今度は別の中国系の心理士さんにも、「あーーーそれ、なんて言うんだっけ?」と。
これまた「Doraemonだよ」と答えると。
私も見ていたわーと。
なので、中国語では「DingDong」なんだってねーって言ったら。
あら、Mainland Chinaでは、「Machine Cat」だったけれどね~と。
これまた違う呼び方だったらしい。
すごいね、ドラえもん。
そりゃーキティちゃんほどの威力じゃないけれど、それでも日本を超えて人々に知られていて。
「あーーそれなんだっけー!」って聞かれるんだよ。
ドラえもん、世界でがんばってるんだなーって、そう感じたおかーさんだったのでしたー。