カイカイの高校の行き先が決まった話
すっごいドキドキさせられた後に、無事に希望していた高校への入学許可が出たわけで。
もう早く手続きを済ませてしまいたかったのね。
早く、間違えなくこの高校に決まった…と言う実感が欲しくってさ。
入学手続きの書類がe-mailで送られてきたけれど、「送り返してくれてもいいし、直接手渡しで提出してもいい」みたいな書き方で。
「送り返す」も…何個もある書類をスキャンしてメールでってこと??
それも手間だし、なんかちゃんと受理されている手ごたえが薄い…。
やっぱり、昔ながらの「手渡し」がいいなぁ。カイカイやソラ子ががキンダーをスタートした時も、そうだったしー。
更に不安になるのが、「この期間に書類を提出してください」とかのタイムラインも記されていないのよ。
いつまででもいいの?
ね、なんか今一つ、不安になるほどの情報量じゃない?
で。
知らない間に書類の提出期間が終わってました…とか言うのも恐ろしいから、ここはひとつ、行ける時にとっとと行っちゃおうと思って。
最初は、おかーさんが「病気」でお休みをした月曜日に、子供たちを学校に落としてから、バッカ高校へ行こう!と思ったの。
で、書類をすべて用意して。子供たちも送り出して。
さぁ、行こうと思ったけれど、高校のベルスケジュール(何時から何時までやっている)を確認しようと思って、車の中で高校のウエブサイトを確認したら。
ふと、「Enrollment(手続き)」なる項目があるのに気がついて。
クリックしてみたら…
「対面で手続きしたい人は、3月9日の木曜日4時もしくは5時、および3月21日、22日の4時もしくは5時に図書館にて受け付けます」
なーーーんて書いてあるんじゃない!!!
えーーーー聞いてないよ!!!
そういうことは、メールで書類を送ってくれる時に、一緒に教えてほしいよね?????
たまたま見つけることができた情報だけれど、なんか不親切じゃないか?
そんなわけで。
木曜日に、仕事の後、子供たちをピックアップして、その足で行ってきたのよ、バッカ高校へ!
図書館ってどこだろう?とふらふら歩いていたら、図書館らしい建物を発見。
そばには学食?カフェもあったよ。
図書館の入り口の女性が、書類を受け取ってくれて。
「あそこのテーブルでお待ちください。まもなくカウンセラーの話が始まりますから」なーーんて言うから、見たら、何人もの親子が座っているのよ。
え?ただ書類を提出するだけじゃないの???
「息子もつれてきたほうがいいですか?」って聞いたら、
「そりゃあもちろん」みたいな答えで。
え。そうなの?カイカイとソラ子は車で待っていたいって言うから、オレオと一緒に車に置いてきたのに…。
そんなわけで、車に戻って子供たちを連れて再度図書館へ。
そうしたらカウンセラーがお話を始めていたところで。
どうやら。
今、この場で、来年度(9年生)に履修する授業を選んで提出する
という話だったらしい…。
え、そんなん、聞いてないけれど…。
(っていうか、そもそも、ことあるごとに、聞いてないことが多すぎる…)
で。
カウンセラーが、いろいろと話すのよ。
社会の科目は9年生もしくは10年生で一科目取らないといけない。
英語は普通レベルとアドバンスドレベルの2種類がある。どっちを取ったらいいかわからない場合は、今の学校の先生に相談するなり、とりあえずアドバンスドレベルを取ってみて、しんどかったら普通コースに変更することができるとか。
外国語は中国語もしくはスペイン語の2種類で、レベルは生徒のバックグラウンドによりまちまちなので、個別面談で決めましょうとか。
体育は~ 理科は~ っと、まぁ、次から次へといろいろ言われるのよ。
はぁ~なんかちょっとOverwhelming(いっぱいいっぱいだわ…)…カイカイもちゃんと話を聞いておいてねーと思いながら、おかーさん、一生懸命、携帯のノートにメモメモ!!
今日、こんなことになるとは想像していなかったーーーー。
そして、科目の説明が終わった後。
さぁ、お渡しした紙に載っている科目の中から、履修したい科目をマークして、提出してください。全部で8科目取らなくてはいけませんよ!と。
そして、これから、カウンセラー(3人ぐらいいる)が、一人一人と時間を取って、一緒に履修する授業を確認していきますので、お名前を呼ばれるまでお待ちください!と。
えーーーー本当にもう、今日選んで提出するのー!?
カイカイと二人(ソラ子はひたすら読書していた)…紙を見つめながら、二人そろっておっかなびっくり…
「えっと…社会は選択肢がない(9年生か10年生かの選択だから)から…とりあえず社会は取っておこうか?」
「で…選択授業は、3Dデザインかコンピューターアニメーションだってよ…どっちがいい?」
「え…どっちがいいかなぁ」
「そんなの知らないよーどっちか取らなくちゃいけないんだから、どっちでもいいよ」
「じゃあ、3Dデザインにしようかなぁ」
「アートは音楽か絵か…おかーさんは音楽やってほしいなー」
「うん、でもどの音楽?(バンド、オーケストラなどなどいくつか選択肢があってよくわからない)」
「さぁ…ドラムってどれができるのかなぁ」
と、よくわからなさ過ぎて、あまり作業が進まず。
そうこうしているうちに、カイカイの名前が呼ばれて、カウンセラーのところへ。
そうしたら、カウンセラーが、カイカイの成績(一番最近の成績表を持ってくるように言われていた)を見ながら、パパパッと。
英語はアドバンスドクラスでいいですね。
外国語は…キリンちゃん学校(カイカイの学校)から来ている子たちはスペイン語のレベルが高いので、一番レベルの高い「オナーズクラス(最上級クラス)」が適切でしょう。
体育はどうするの?
「ス、スポーツチームに入りたいです」
じゃあ、体育の授業じゃなくて、スポーツチーム希望と言うことで記録しておくわね。
っとまぁサクサク話を進めてくださって。
とりあえず、カイカイが履修するであろう8科目があっという間に決まりましたとさ。
なんな急な話の進み具合に、ちょっと圧倒されてしまったわ。
ただ書類を提出して、確実にこの学校に行くんだ!っていう手ごたえをつかみに来たのに…なんか、履修する授業まで決まってしまったし。
帰り際に取った、壁の絵。
ここは海のすぐ近くだからねー。
そして、車の中でおりこうさんにしていたオレちゃんを連れて…
海公園へ行きましたとさ。(バッカ高校は海公園のすぐ横)
このおなじみな景色。海公園…最近はあまり来なくなっちゃったけれど、子供たちが小さい頃、特にカイカイが小さい頃は、毎週のようによく来た場所で。
カイカイ、よくこの岩に上って岩から岩を伝って歩いたりして。
ここでストライダーバイクいっぱい練習したし。
石を拾って、水に投げたり。
ブランケット広げてピクニックしたり。
カイカイが小さかった頃の、他愛もない日常の思い出がいっぱい。
おかーさんの頭の中には、あの頃のカイカイの思い出がいっぱいあるのに。
そのカイカイがもう高校!!!
まさか、このすぐそばの高校に通うことになるとはなぁ。
なんか切ない。
景色は変わらないのに、10年以上の時が経っていて…しんみりしちゃうわー。