そうそう、ソラ子さんの今年の先生、いろんな椅子があって楽しいだけじゃなくて、Classroom Economyって言うのを役っているのよね。


それもカイカイが四年生の時に、「隣のクラスではこういうのをやっている」と他の親から話を聞いたことはあって。だからどんなのだろうと楽しみにしていた。


要は、毎日学校に通っていることで収入を得たり支出をしたりするシステムで。学校のクラス内で生徒一人一人が「仕事」についていて。その仕事をしたり、宿題をやったり、学習態度が良かったりしたら収入が得られて。その一方で毎日机を使わせてもらっていることで「家賃」を毎月取られたり、後は貯まったお金でいろんな権利を買う事ができるらしい。(ソラ子に聞いたら、例えばガム噛んでいい権利とからしい)


ソラ子が自分の銀行口座パソコンで見ていたから、スクリーンショットを撮らせてもらった。


グラフが示しているのは順調にお金が増えていっている様子。今568ドルほどあるみたい。

ソラ子さんが心配していたのは、ネットワース(純資産)が168ドルとなっていること。

今月末に家賃400ドル払わなきゃいけないのに、168ドルしかない!お金が足りない!と。


でも、資産は586ドルあるみたいだから、この168ドルは、すでに家賃として取られる予定のお金を除いたソラ子の自由になるお金のことだと思うよーと話したら安心していた。


これを見ると家賃400ドルの内訳がわかる。コンピュータ代が50ドル、椅子代が100ドル、机代が250ドルらしい。


ソラ子さんの教室でのお仕事は「花の水やり」と「掃除機」と「ワイプをみんなに配る」で。時給は1.88ドル。ちゃんと仕事をして、1週間で75ドル稼いでいる模様。

その他、ちゃんと授業を受けていることで、1回につき5ドル稼いだり、宿題をやったりすることで25ドル稼いでいる模様。そうやってコツコツ568ドル稼いだのね。


これ、ちゃんと仕事をしなかったり、宿題をしなかったり、授業中の態度が悪かったりして、銀行口座が赤字になってしまう子もいるらしい。


そんでもって銀行口座が赤字の生徒は遠足に連れてってもらえないらしい。というのも遠足もタダではなく「お金」を払わなくてはいけないから。


先生がback to school nightの時に面白い話をしてくれたけど。毎年必ず赤字の生徒がいて、その生徒は遠足に行けない…となる時に、先生がそう仕向けたわけでもないのに、必ず毎年、「僕の・私のお金を寄付するよ!」と言う生徒が出てくるらしい。へーーー素敵な話ね。


こういう架空のお金でお金にまつわるレッスンができるのっていいね。ソラ子さんみたいな人には、説明されるのではなく、実体験で学ぶことができて、すごく意味があると思う。面白いシステムだわー。