こないだKちゃんEちゃんのママと話していて、へー-初めて聞いたーって言う話。
KちゃんのミドルスクールでもLGBTQコミュニティにまつわる話題が出てきているらしくて。
(ほら、カイカイの学校も足を踏み入れたら、こんなポスターがあったみたいに)
で。こないだKちゃんママがある子供の(仮にLeiaとして)名前をあげたら、Kちゃんに「ママ、DeadNameで呼ぶなんて、Rudeよ!」とたしなめられらしい。
それを聞いていて、え、デッドネームって何?ってなったわよ、おかーさんは。
「あの子の今の名前は、Luke(仮にね)なんだから」って。
つまり、中学校ぐらいのお年頃になってきて、「私は女性な体をしているけれど、男の子って思った方がしっくりくる。私はレイア(女の子の名前)じゃない!そうね…ルーク!そうだわ、これからは私のことをルークと呼んでね!」
みたいな話で。
この場合、Leiaは過去の名前=デッドネームと呼ばれるらしい。
へー-----。
お互いを尊重しあう環境で…ということで、周りの人も、本人の意思をくんで、「Luke!」と呼ぶようにするらしい。
で、Dead Nameで呼んでしまうことは失礼にあたるらしい…。
これって…
中学生くらいになると、自分探しの旅のスタートだから。
その一環で、自分の性に疑問を持ったり、「ひょっとして私・僕はLGBTQかも」的な思いを持ったり。
そういう変化というか、自分を見つめる時期っていうのは、理解できるんだけれど。
でも。
名前が変わっちゃうのは、記憶力が衰えつつあるおかーさん世代には大変。
え、あの子の名前、何になったんだっけ??みたいな戸惑いがついて回りそう(笑)。
Kちゃんの学校には、何人もいるらしい、前はレイアだったけれど今はルークみたいな(逆もまた然り)ケースが。
まぁ、Kちゃんの学校、1学年8クラスもあるような大きい学校だからねー。
(カイカイの学年は1学年2クラス…60人にも満たない小さな学校…)
で、カイカイにも聞いてみた。Dead Nameって知ってるー?って。そうしたら知っていた。
で、そういう子、カイカイの学校にもいる―?って聞いたら。
うん、一人だけ。と。
カイカイも昔から知っているJ(女の子)が、名前をA(男の子っぽい名前)に変えたらしい。あ、そうなの!?え、それって「自分はその名前の方がしっくりくるわ!」的な発想で?
「でも、先生の中で、その名前で呼んでいるのは、〇〇先生と△△先生だけだけどね」って。え、先生の中でも、それを尊重してその名前で呼ぶ人がいるんだーってだけでも、おかーさん的には新鮮。そういう場合って、親御さんの許可とか得るのかしら?いやぁ、そういうことはしてなさそう。本人の意思を尊重!って感じだろうな。
名前に関しては。
アメリカって、そもそも、ファーストネームとミドルネームがあって。人によってはもっと長い名前(3rdネーム?)がついている人も見たことあるし。(本人の名前+お母さんの名前+おばあちゃんの名前+ラストネーム みたいなフルネーム)
人によってはファーストネームはほとんど使わず、普段はもっぱらミドルネームをあたかもファーストネームのように使っている人もいる(しかもけっこう多い)し。後からファーストネームを聞いて、え!?そうだったのー!みたいなケースとか。
大学院で知り合った友達の場合は、学校ではファーストネームで呼ばれるから、おかーさん達は彼女のことをファーストネームで呼んでいたけれど、彼女の家族や彼氏(今は旦那)は彼女のことを別の名前で呼んでいて、え!?何?と思ったら、実は親しい人にはミドルネームで呼ばれて育った…って知ったり。今、彼女は同じ学校区で働いていて、ミドルネームを「名前」として使っているのに、おかーさんだけ昔からの流れでいまだに昔のファーストネームで呼んじゃっている…とかね。
そもそも、学校でもあだ名(例えばLuke Skywalkerが名前だとしたら、彼の名前は「ルークスカイウォーカーだけれど、普段は「LJ」と呼ばれているって親が言うから、私たちも彼をLJって呼ぶとか)で呼ばれていることも多いし。しかも、彼のミドルネームは「J」じゃないのに、一体どこからこの「J」は来たんだろう??と思いながら呼ぶ…みたいな(笑)。
アメリカ、名前に関して、日本より自由度高いよなーと思う、おかーさんだったのでしたー。