ソラ子さん、現在、アメリカの学校でも日本の学校でも小学2年生。アメリカの学校のお勉強は別に困っていないと思うけれど…補習校のお勉強は結構大変になってきております。もう！？って感じだけれど、本当にそうなんだモーン。
何に苦労しているかというと、読み書き！日本語を読み慣れていないし、書くことにも慣れていない。1年生の漢字も数文字どうしても怪しい…というまま2年生をスタートして、今では2年生の漢字＝ついていけていない ＋1年生の漢字も忘れてきている ＋カタカナも危うい ＋時ひらがなも鏡文字とかになる！（「も」とかね）
こないだも、1年生の漢字を復習していて…
「おかーさん、学校の校って、木にexcept for one of them is shortで、父に、what is the other thing? 」
（おかーさん、学校の校って、木に…木って言っても片方は短くて、父に、それとなんだっけ？）
とか…
「これさ、がくのさぁところにさぁ上さぁ、is it うかんむりexcept for one more line？」
（これさぁ、学の上の部分は、うかんむりだけれど、一本線が多いんだっけ？）
違うよ、ツだよ。
「Oh, Then子、 right? I’m pretty sure.」（あぁ、それに「子」だっけ？うん、そうだったはず！）
もうさぁ、彼女の発言だけを書き記してみると、何人が漢字の勉強をしているのか、わからなくない！？
これが典型的な、「こっち生まれ・こっち育ちの子」の日本語力ってやつなんだろうなー。
ほら、うちの場合、カイカイが特殊だったからさー。っていうか、カイカイが初めての子だったから、「これが普通」とか思っていた節もあるし。カイカイがずっと日本語の勉強もぱっぱとこなしている姿を見て、「親の働きかけがいいのかしら？」なんて勘違いもあったけれどさー。同じ親から育っても、第2子はこう…って。よくあるパターンですが…うちもそんな感じだわー。
ソラ子さんに関しては、いろいろ不利な条件は重なっているんです！
１．第2子だった（一般的に第2子以降は、お兄ちゃん・お姉ちゃんが英語をしゃべるので、つい英語主流になりがち）
２．言語が得意な子ではない・総合力では普通だけれど、言語に関しては弱いなーと思う面もある。（専門家としての正直な印象）
３．日本語をしゃべる親しい友達がいない。補習校でも仲良しはいない。
４．親が忙しくてソラ子の日本語学習にかける時間が保ちづらい
５．記憶力がよくない（語彙が弱いゆえんでもある）。漢字の練習はしているけれど、どうしても忘れていく。
おかーさんの中では、けっこう気分的にもう覚悟ができていて。
覚悟っていうと大げさだけれど…
ソラ子は補習校は今年いっぱいもしくは頑張っても来年（3年生）で止めちゃうと思う。
もうついていけなくなるし、ついていかせようとすると、こっちがますます鬼になるし。そうすると、彼女が勉強嫌いもしくは日本語嫌いになると思う。
同じこと（日本語・漢字）を同じように（補習校に入れるとか日本で体験入学するとか）やらせてみて。
カイカイとソラ子の違いは歴然。
カイカイは小学校5年生の今、補習校の勉強、苦戦するようになってきた。でも、それまでは結構余裕だった。
そして、彼の苦戦の原因は
１．オンライン学習で先生の授業のペースが速い（基本的には家で勉強してね…スタンス）→でも家ではやりたがらない
２．オンライン学習で面白くない・やる気ない→たいして学んでいないんだと思う
そして彼が苦戦している最大の理由は、「めんどくさい」ばかりでやらないから！！！
オンライン学習という環境＋努力不足のせいだとと思う。
それに対して、ソラ子さんは、「自分が日本語の勉強についていけないのはまずい・恥ずかしい」的な思いもあるだろうし、カイカイが小学校2年生はスイスイ余裕だったのも知っているし。カイカイの何倍も漢字の練習をしているの。それでもついていけないんです。
一言でいえば「向いていない」「補習校ペースでついていかせようとするのは現実的ではない」。
こないだ、久しぶりにカイカイの空手を待っている時間があったから。車の中で漢字の勉強をしたよ。
ソラ子の好きなスタイルで…
これねぇ、遊んでいるだけに見えるかもだけれど。ソラ子みたいな学習スタイルの人にはけっこう有効だと信じている。何より本人が楽しく取り組めるし。じっくりと、漢字を組み立てるのにどのパーツが必要か、考えながら作っていく工程に意味があるように思う。
今年のソラ子の補習校の先生、とても楽しくていい感じの先生なのよねー。
だから、彼女に受け持ってもらっている限り辞めたくないな―と思うから、2年生いっぱいは続けようと決めているけれど、来年以降はホント、未定だわー。