オレちゃま…負傷しちゃいました笑い泣き
 
ことの発端は、カイカイがふざけてオレオ の首にローハイドの破片を首輪みたいに巻き付けたこと。
 
オレオ、前足を使って外そうとしたんだけど、その時、どういうわけか、あの、一つ離れたところにある親指の爪(狼爪って言うらしいね)が引っかかってしまったみたいで。
 
キャン!って痛そうな声を上げて。
ん、どうした?と思って見たら、爪が半分剥がれていたの!!!
 
宙ぶらりんな状態で…どうしましょう?
下手に触るのもよくないし、まぁそっとして様子を見よう。
 
そう思って観察。
その日は別に痛がる様子もなく、オレオも普通に過ごしていたんだけど…
 
翌朝!
再びキャン!という鳴き声。
そばにいなかったからどうしたのかわからないんだけど。どうやら何かして、その部分を痛めてしまったみたい。
見たら、ますます爪が取れかってる。
 
そんでもってびっこひいて歩いてる!
ガタガタ震えている!
とどめは…すごく不安そうな顔でテーブルの下に隠れてる!!
 

呼べばオズオズ出てくるけど、またすぐ隠れちゃう。

 

これはおかしいでしょう!

お医者さんに連れて行かなくちゃー!
 
 
かかりつけの獣医に電話したら、「今日は予約でいっぱいだから、○○病院に電話してみて、空きがあるか聞いてみたらいいと思う。そうでなかったら、もう救急病院に連れていくしかない」とゲッソリ
 
○○病院は電話してもつながらず。
救急病院は、普通診療の2倍以上のお金がかかるって言うじゃないのさ。うわぁ、救急病院に行くのかぁ?
ダメもとで、この辺の獣医、片っ端から電話してみるか?と、1軒目トライしたら「今週はずっと予約でいっぱいです。救急病院に行くことをお勧めします」とチーン
 
あぁどうしよう…次、どこ電話しよっ…と携帯を眺めていたら、オレちゃまのかかりつけ獣医から折り返しの電話。
 
ちょうどキャンセルが出たから、急いであなたにかけなおしたの。今すぐに連れてこられるのだったら、診てあげる と言う出ないの!
 
はい、今すぐ連れて行きます!!!っと、もう朝ごはんを中断して(そもそも朝ごはんを中断して開診時間を狙って電話していた)、即行獣医さんに。
 
今はコロナのご時世なので、獣医さんもコロナ対応で。
病院に入れるのは患者のみ。飼い主は病院の前の駐車場に到着した時点で病院に電話。そうすると、受付の人が書類を持って出てきて、車の中で書類書き。患者さんは受付の人が院内に連れて行ってくれる仕組み。
 
ちなみにこれ、こないだ子供たちの歯の定期検診も同様だった。
おかーさんは車の中で待っているだけ。子供たちだけ中に連れいかれて、終わった連れて帰ってきてくれた。
なので、ドクターのコロナ対応はそんな感じみたい。
 
ってなわけで、オレちゃまは、車の中でお別れ。受付の人が院内に連れて行ってくれて、「あとでドクターから電話があります」と。
でも、渡された診察の見積もりを見ると、「Sedation(鎮静剤)代」が含まれていたから、そうかオレオ、暴れたり騒いだりしないように、鎮静剤打たれちゃうんだ…。結構大がかりだなぁ・・・。オレちゃん、お大事にー頑張ってね…。
 
家に戻る車の中で、おかーさん考えちゃった。カイカイは、責任を感じて落ち込むのかしら?それとも自分のせいじゃない、あれは事故だと割り切っているのかしら?どんな心境かしらねーと。
 
で、思い出した。
カイカイ、今回は「自分がふざけたことが発端で、相手にけがをさせてしまった…全く悪意はなくて事故だったんだけど」というストーリーの加害者側あけど。実は、過去に逆の立場…つまり被害者の立場になったことがあったんだった!
 
4年前、カイカイがひじを骨折して、入院→手術→2か月以上ギブス→OTリハビリ…という、子供の骨折にしてはなんとも長いコースを味わった、アレ。あの事件、後にわかったことによると。カイカイがモンキーバーから落ちたのは、「友達がふざけて突き飛ばしたため」と発覚したんだよねー。その友達ってのが、カイカイの仲良しで。カイカイも、彼が悪意を持ってやったことではないことは承知していて。結果的にはとんでもない結果になってしまったのだけれど、子供がふざけたことによる運の悪い事故だったのよねー。
 
そのことを思い出して、カイカイに話してみよう。ほら、前回、あなたは被害者側だったけど、今回加害者でどんな心境?って。
で。話してみたら。
今回のオレオのケガを、「悪かったなとは思うけど、運の悪い事故だった」と解釈している模様だった。
そして、過去の自分を突き飛ばした加害者に関しても、「きっと悪いことしちゃったーってすごく気にしているだろうな…と思った。そこまで気にしなくてもいいのに」と捉えているようだった。
 
オレオが家にいないと、子供たち、ふとした時につまらないみたいで。
「オレオがいないとつまんなーい」「いつ帰ってくるのー」とぼやいていた。
なんだい、いつもろくに世話しないくせにー。
 
で。お昼ご飯を食べ終わらんとしている頃…病院から電話。お迎えに来てくださーいと。
おかーさん、デザートを後まわしにして、お迎えにあがりましたー。
 
病院から引きずられるようにして出てきたのは、こんな生き物。
コーンドッグ(笑)。日本語でコーンドッグ(Cone Dog)って書くと別のコーンドッグ(Corn Dog=アメリカンドッグの事ね)と同じになることに気づいた!
 
オレちゃま、すっごく不本意そうです。
でも、Good newsとしては、オレちゃま、鎮静剤を使わなくて済んだみたいで。オレオの体にもよかったと思うし、おかーさんのお財布にもよかった!!えらいぞ、オレオ!
Bad Newsは…オレちゃま、一週間、コーンドッグの刑です…。
 
世の中には、全然気にしないでこのコーンを巻き付けて散歩をしている犬もいるみたいですが…
オレちゃまにとっては拷問…
見よ、このへっぴり腰を!これをつけていると、歩くことすらままならないようです(だから病院を出てきたときも、引きずられるにして歩いていた)。
 
前から見ると、こんな顔。とほほ~~
 
おいで~と呼ばると、しっぽを振るんだけどねー。
 
おかーさんが、手洗いうがいをして戻ってきても、まだ同じ位置に固まっていた(笑)。
しょうがないから抱きかかえて移動。
オレ、どうなってるのぉぉぉ。
 
でも、こんな固まった状態で一週間は困るから、犬用スナックを使って歩く練習。

問題は、コーンが大きすぎて、ちょっと頭を下げると、地面にコーンが当たっちゃうこと。本人(本犬)は、「あ…動けない」と思って止まってしまうみたい。
 
練習したら数メートルは歩くようになった。でも、階段の上り下りとかはムリ。ずっとお座りのポーズで、ふせもしなければ、横たわりもしない(笑)。それで一週間は、しんどすぎるよ、オレちゃま…ってなわけで、無理やり横たわらせたり、「ふせ!」と厳しく言って聞かせたら。横たわったり、ふせしたりもできてきた。
 
ほら、夕方にはこうやって…
ふせして寝るようになったよー。
 
あまりに動かないから(笑)、一度コーンを外してあげたのね(ドクターには、「極力つけておくように、特に誰も見ていないときは」と言われていた=誰かが見ていたら外してもいいってことよね)。
 
そうしたら、別人(別犬)のように生き生きと動き出して、おなかがすいていたことを思い出したみたいでパクパク食べだした。
そして、ご飯を食べた後で、自分のクッションに座ってくつろぎだしたら、やっぱり傷口をなめようとし出した、いかんいかん!!
というわけで、またコーン装着。
そしたら、また、別人のように一歩も動かず固まった(笑)。
ジキルとハイドのようねー、
 
オレちゃま、一週間、長いねー。お大事に―。