ソラ子、補習校の3回目授業がありましたー。おかーさんはカイカイのクラスの学級委員さんなので、カイカイのクラスの前で先生を待ち伏せしなくてはならず。登校してお教室のドアが開くまでの間、ソラ子のそばにいてあげられなかったのね。

 

で、おとーさんが代わりにソラ子に付き添ったんだけどさ。

おとーさん曰く、「ソラ子はぶすーっとしていて。あれじゃあ誰も、そらちゃん!って声をかけないよ」って言うのよ。去年の年長クラスから一緒の子もいるのに、ソラ子、ぶすっと黙って不機嫌そうな姿を見せているんだろうなぁ。

 

ソラ子のそういうところ、おとーさんには理解不能らしくて。

一日中(子供たちが補習校に行っている間)、おかーさん相手に、「ソラ子、もっとニコニコすればいいのに!」とか「なんであんなにぶすっとしてるんだ」とか、やきもきしているようだった。

 

おかーさんが思うに、まぁ、何かが気に入らないんだろうよね、ソラ子さん。それが補習校に行くこと全体なのか、お友達関係なのか?何かわからないけど、何かがよくないんだろう。それをすなおーに表しているんだと思う。まぁ、これに関しては2週間前の入学式の時にすでに感じていたことなので、引き続き「要・観察」だわね。

 

で。やきもきおとーさん。

夕食時に、ソラ子に「今日は誰とお弁当食べたの?」と質問。

気になって仕方がないんでしょう、ちゃんとお友達とうまくやれているのか。

だって、今のソラ子のクラスには、去年一緒にお弁当を食べていた(少なくても一時期)子が2人もいるのに、ソラ子、まーったくその子達に近づこうとしないんだもの。まるで「友達」と思っていないかの態度。

ソラ子ちゃん、その時たまたま機嫌が悪かったのもあって、「教えない」と返事を拒否。

 

おかーさんも気になったので、あとで2人だけの時に聞いてみた。

誰とお弁当食べたの?先生と?

そしたら、先生は椅子に座って食べているから、一緒には食べていない との返事。(子供たちはシートを敷いて地面に座って食べる)

じゃあ誰と食べたの?と聞くと、「忘れちゃった」と。

 

これ、絶対ウソよね。でも、彼女はけっこう簡単に「覚えていない」とか「忘れた」とか、言いたくないことを言わないで済まそうとする。そういう返事、カイカイはしないのよね。自分が何かを忘れた…とか覚えていない…なんてこと、ありえない!そんなことを認める発言はしない。だからたとえその返事が「はぐらかす」ことを目的としていても、そういう言葉を使うことに抵抗があるんだと思う。でも、ソラ子にとっては、「覚えていない」とか「忘れた」ということに抵抗はなく、むしろ便利な言葉。

 

おかーさん、申し訳ないんだけど、ちょっと強硬手段に出させてもらったわ。もしかして一人ぼっちで食べているんだったら、それも把握しておきたいし…。

じゃあ、おかーさん、先生に聞くね。うちの娘は誰とお弁当食べてますか?娘が忘れちゃったというのでーって。

 

そしたら

「ダメ…あのね、Sorry it was a lie(嘘ついちゃってごめんね)」と。

彼女の中で何が嘘だったのかというと。

本当はピクニックシートを持っていたのに、「持ってない」とうそをついて、かなこちゃんのシートに座らせてもらって食べたんだって。

 

え、先生が、「じゃあかなこちゃん、ソラちゃん座らせてあげて」ってお願いしてくれたの?と聞いたら。

そうではなくて、ソラ子が自分でかなこちゃんに、「シート忘れたから一緒に座っていい?」と聞いたらしい。

 

おぉぉぉ。

なーんだ。それって、ウソっちゃウソだけど。おかーさん的にはOKかも。

要はかなこちゃんと一緒に座って食べたかったんでしょう。

ウソも方便的な嘘ね。

そんでもって、心配したけど、ちゃんと誰か一緒に食べたい子にアプローチできてたんじゃん!

よかったー。

おとーさんにもこっそり教えてあげたわ。

 

それにしてもソラ子。

年長の時から知っている子ではなくて、先々週から新しく入ってきたばかりの子にアプローチするとは…。やっぱり前からの友達とは一緒にいたくないっていう意思が表れているわよね…。なんでかわからないけれど、そこは確認できた。

今後、どうなることやらー。

 

そんなソラ子さん、宿題はいそいそやっております。

面白いのが、おそらく現地校のキンダーでもやったはずの問題でも、日本語で問われると今一つ何をしなくちゃいけないのか、ぴんと来ていないところ。
 
今日取り組んだところが、予習(補習校ではまだ授業で教わっていないところ)だったせいもあるんだろうな。日本語ではこういう問われ方をするんだっていうことがわからないのね。例えば、「8は2と?」っていう質問は「6」が答えなんだけど、ソラ子は「8と2は?」と混同して「10」と思ったり。
 
8や9あたりはちょっと苦戦していたのでブロックを使って。
そしたら、ソラ子さん、こんなこと言っていた。
「Can I use these too?But I’m not a baby.」(これも使っていい、でもソラ子はベイビーじゃないけど!)
 
ソラ子、家で最年少だから、「自分はベビじゃない!」ってことにすごくこだわりがあるのよね、昔から。でもこうして「ベビじゃないけど!」と口にして言っているのは久しぶりで、思わず心の中で笑ってしまったわ。