ベテママは小さい頃からバイオリンを習っていて
毎年秋に発表会がありました
アガってしまって
うまくできないお姉さんもいる中、
ベテママは毎年先生に
“本番が一番上手に弾ける”
という評価をもらっていました
演奏しながら客席を見るのが好きで、
舞台の上から、内緒で見に来てくれていた
伯母さんを見つけたこともあります
ある年(小学校3年生くらい)のこと
演奏が終わって万雷の拍手を浴びながら
客席と伴奏者にお辞儀をすると
(これは発表会ルーティーン)
舞台のソデに花束💐花を持ったクラスメイト、
美紀ちゃんが立っていました
親同士、どんな話し合いが行われていたかは知りませんが
美紀ちゃんは、花束を持たされてタイミング良く
指示された場所に立つまではできましたが
そこからどうしたら良いかわからず、
フリーズしてしまったのでしょう
ベテママは一瞬
美紀ちゃんの方に歩み寄ろうか、と思いましたが
舞台の中央で受け取りたいと思い、
右手を空けるために弓を左手に持ち替え、
右手で細かく美紀ちゃんにおいでおいでをしました
すると客性が大爆笑
狙っってやったことではありませんが、
ウケるって良いな、と思った
人生最初の経験でした