こんにちは♡
毎日信じられないくらいの暑さですね
皆さま体調はいかがでしょうか?
今年はベランダのバラがよく花をつけてくれるおかげで、部屋に飾るお花が途切れません✨
何かしらお花があるだけで、ささやかな幸せを感じます
さて、先日、知人が開催した輪島塗のイベントに行って参りました。
震災で被災した工房で生き残った在庫をサルベージして開催された蔵出し品のマーケットです。
お箸のような身近なものから、お椀、飾り皿、お盆、茶の湯の道具などなど、素晴らしい品々が並び、目移りして困ってしまうほど。
漆を塗り重ねる過程や、蒔絵の技法などを聞けば聞くほど気が遠くなるような手間をかけて制作されるものたちを見ていると、尊敬✨以外の言葉が出てこない気持ちです。
また、そんなかけがえのない技術をもつ職人さん達が直面している状況を考えると、言葉にならない…
とはいえ、復興に向けて笑顔を絶やさず対応をしてくださる能登の方々の前で、こちらが落ち込んでも仕方がないので、大切に使えるものを購入して、微力でも支援させて頂きたい!
ということで、あれこれたっぷり悩んで決めたのはこちらのお椀です
工房に残っていたサンプル品ということで、一膳ずつのお椀を2人用に選びました。
葡萄の紋様は、実が沢山なることから豊穣や子孫繁栄の紋様で縁起が良いとのこと。
赤一色に見えますが、蒔絵の手法が用いられていて、仕上げに銀粉で磨かれているので、深い赤の発色が本当に綺麗。
もうひとつのお椀は、一見木目のシンプルなお椀ですが、蓋を開くと内側に美しい蒔絵が施されています。
こちらの植物の蒔絵は、名前を聞いたのですが忘れてしまいました…スミマセン
優美な曲線と繊細な色彩に心惹かれて選びました。
他にも菊が一面に描かれた素晴らしく美しい飾り皿が欲しかったのですが、狭い我が家には飾る場所がない…
それに、良いものだからとしまい込むのでは無く、日々使って愛でたいと思い、お椀に決めました。
手に取る度、触れる度に心踊る美しさ。
そういえば、漆黒とは黒漆の色から生まれた言葉ですね。
艶やかでどこまでも深い、日本の黒。
ちなみにお値段は、二つ合わせてもエルメスのマグカップ以下でした。
蔵出し品なので、定価の1/10の価格ということでしたが、職人が全ての工程を手作業で作っていることを考えたら、安すぎますよね…
(お盆ひとつで50万円、という逸品ももちろんありました)
文化やモノの価値、なんだか色々と考えさせられましたが、自分が大切だと思うものやことに情熱を持ち続けたい、そんな気持ちになりました。
明日からはまた新しい週の始まり。
最近気合を入れないと気持ちがついていかない事が多いのですが、暑さに負けないように、健やかに過ごしましょう!
最後までお付き合いいただきありがとうございました😊
本日の一枚:
暑すぎるにゃ
毛皮脱ぐからファスナー下ろして
お腹の下の方よ