小さな恋のうた

テーマ:
皆さん、ご無沙汰致しております。


月日の経つのは早いもので、ついこないだ年が明けたとばかり思っていたら、いつの間にやら世間様では、すっかり師走モードに突入していたみたいですな...
滝汗



さてさて、今回は12月3日と、11日、2回程観てきたオーストラ・マコンドーの舞台、「息が苦しくなるほどに跳ぶ」の感想レポです。
ウインク



オーストラ・マコンドーの舞台は、今回で3度目。


初めて観たのは、両国にある「black A」という、カフェとレンタル・スペースを兼ねたハコでしたっけか。


その時は、「岸田 國士コレクション~昭和マコンドー~」と題し、岸田 國士氏原作の短編を、一公演につき3本に纏めて上演するという形をとってました。



2度目は、当ブログでも書かせて頂きましたが、吉祥寺シアターで、寺山 修司の遺作を舞台化した「さらば箱舟」。


今回のキャストの中にも、その時の出演者がいたり、いなかったり。


前の2回と同様、今回のマコンドーの作品も遠藤 留奈さん目当て。



オーストラ・マコンドーの舞台は、物語をただ魅せるだけでなく、客席を物語の世界観に引き込んで、体感させる作風なのが特徴。




2016年 11月30日(水)~12月11日(日)

オーストラ・マコンドー

「息が苦しくなるほどに跳ぶ」

◎NICA   Nihonbashi Institute of Contemporaey Arts










◎脚本・演出

倉本 朋幸



◎キャスト&役名


河合 龍之介...ゆきお


カトウ シンスケ...しんご


遠藤 留奈(THE SHAMPOO HAT)...まりこ


井端 珠里...なみ


でく田 ともみ(えび)...さち子


加藤 睦望(やみ・あがりシアター)...ふう


田中 あやせ...のりこ


まちだ まちこ...やよい


依田 玲奈...まどか


佐野 剛(江古田のガールズ)...けんた


杉田 一起...田中


鈴村 悠...たつや


武本 健嗣...藤代


豊川 智大...佐々木


小林 光(江古田のガールズ)...菊池


小宮 一葉...花子


亜矢乃...冬野



今回の作品は、とある高校生達の学生時代。
そして彼ら彼女らが、30代の大人になった現代とが、物語の中で行き来して進行していく。


「高校時代」
なみはしんごと付き合っているが、しんごに内緒で、しんごの友達や先輩とも寝ている。

しんごの方も適度に、悪友のゆきおと女遊びを楽しんでいる。


ゆきおは“ホテル滝本”と、あだ名がつく位に有名なヤリチン。


なみの親友まりこも、なみと同様そこそこの男遊びをしてきている。


もちろんゆきおの噂は知っていたが、ゆきおがもろにタイプだったので、一夜を共にしてしまう...


演劇部のまどか、やよい、のりこ、さち子、ふぅ。

彼女達は演劇コンクールに向けて、一生懸命だ。


しかし、それぞれの部活に対する気持ちには、ハッキリと温度差があった。


けんた、田中、佐々木、たつや達は何者かになりたいと願って、リリックを考えていたりする普通の高校生だ。


ある日けんたは、付き合っているやよいが妊娠していると告げられる...


藤代は生徒会長。

まどか達女子生徒らから、憧れの眼差しを向けられている優等生。


挫折を知らない彼は、努力は必ず実ると信じていた。


彼は同じ部活の冬野に、淡い恋心を抱いている。


花子はイジメられっ子。


彼女の靴は投げ捨てられ、机の上には花瓶を置かれ、放課後はほぼ、屋上で一人過ごしていた。

ある日、冬野が現れて、花子に口づけをする。



吃りの学生、菊地は特にイジメられはしなかったが、友達と呼べる人間はいない孤独な生活をしていた。


ある日、帰宅しようと急いでいた彼は、同じく急いでいたまりことぶつかって、少しの間話をする。


その一年後、まりこは自分の部屋で自らの生命を絶つ...




高校生時代のやり取りの中、大人になった現代の場面が少しずつ挿入されて物語は進行していく。

「現代」
なみは結局、あの後しんごとは別れ、今は歌舞伎町でダーツ・バーを営業している。


しんごは、なみと別れてから一度、結婚したが、後に離婚。

今は一人娘を引き取って、一軒家を購入した。


ゆきおも結婚したが、フラフラした性格の彼に、地道な暮らしは出来ず、やはり離婚していた。


けんたは高校を中退、やよいと結婚して、なんとか二人の子供を育て上げている。


やよいの親友、のりこもまた結婚して子供を育てている。


まどかは演劇を続けていて、舞台がある時には、やよいやさち子達に告知メールを送ってくる。


さち子はやはり結婚して、子供を持つ母親になっている。


子供は身体が弱く、たまに熱を出す事もあるが、今日も生きている。



ある日、藤代は歌舞伎町のなみのお店に、偶然来客する。


たまたま来店していた佐々木と、なみとで旧交を暖める。


その後、憧れていた冬野が来店した事で、彼の中で学生時代に抱いていた淡い恋心が甦える。


しかし、現実は藤代に残酷な事実をぶつけてくる...



はい、あらすじは終了ビックリマーク


多分、文章だけでは、この作品の凄さは伝わらないでしょうね。


あの狭い、小さな劇場で、出演者の皆さんが放つ熱を貰って、直に熱さを共有出来た人じゃないと、この作品の魅力は完全には理解出来ないと思う!!


でも、オイラはこの作品の事を語りたい。

なので、勝手に続けちゃいます。
チュー


先ずは会場となった、NICA。

この小さなハコに、セットが何も無い真っ白な壁。



正面の壁には、大きな紙が貼られていて、スクリーン代わりに映像を映したりもしてましたね。


あの真っ白さが、学生時代の無垢なイメージを表していたのかな、と思ってもみたり。


途中から壁に落書きしていく場面があって、終演後にはこんな感じダウンに...






この作品で、出演者の皆さんが演じた役って、きっと自分がかつて過ごしてきた、学生時代のクラスメイトだったり、部活の誰かだったり、もしくは過去の自分の姿にダブるんですね。


自分の学生時代にも、なみやまりこ、しんごやゆきおみたいな遊んでる連中はいた。


遠目に見てて、彼らをバカにしていた一方で、どこかで憧れていた部分もあった。


何者かに憧れて、何かになりたいと思っていた学生時代。


あの頃のオイラは、まさに田中やたつや、佐々木なんかと一緒だったのかも知れない。


個人的に印象的だったのは、藤代。
冬野と再会出来た時と、彼女の現状を知った時の、藤代の表情の変化がね、痛々しくてキツかった。


冬野への想いが伝わってきて、なんか心がキリキリしたな...



あと、まりこの自殺の理由は、劇中でゆきおの裏切りはあったけど、必ずしもそれが原因だとはハッキリと語られない。


たた、オイラが思うに、彼女は大人になったとしても、きっと今と大差ない生活をしているんだろうな、という事に気づいてしまったのかな、と。


ただ、それでも普通はそこに気付かない振りをして、自分を偽る人間が多いのだが、まりこはそれを善しとしなかった。

この先、大して変りない人生なら、今、一番美しい時に消えてしまおうと、思ってしまったのかな、と。


終演後、まりこを演じた遠藤 留奈さんと久しぶりに面会。


感想を伝えたところ、遠藤さんの周りの役者仲間の方でも、数人の人が実際に亡くなっていたと伺いました。


でも、やっぱり死んではいけないんだな、残された側の気持ちを考えると、やっぱり死ぬのは駄目、と思ったと遠藤さんは語ってました。


オイラは元々が臆病者なので、とても自殺なんて出来る人間ではありませんが、今回の作品を観て、改めて人生、生きていかなくちゃ、と思いましたね。


写真は3日の終演後、遠藤 留奈さんと。







今年、松坂 桃李君と共演した舞台、「娼年」は観に行かせて頂きましたが、その時は面会が無かったので(まぁ、当たり前かw)、ご挨拶させて頂くのは2014年9月、スズナリで観たTHE SHAMPOO HATの舞台、「風の吹く夢」以来、約2年3ヶ月振り。


その間、映画「貞子対伽椰子」に出演されて、伽椰子役を演じたのも記憶に新しいところです。


因みに、ゆきおを演じた河合 龍之介さんは、先月、吉祥寺シアターで「悲しき天使」を観たばかり。


まぁ、「悲しき天使」は河合さんや片山 萌美さんをはじめ、役者の皆さんはとてもいい演技を魅せてくれていたものの、ホントに勿体ない演出で、個人的には大失敗作だったと思ってます。


ただ、河合さん個人のお芝居は素晴しかったので、変わらず楽しみにしてましたが、今回の舞台は、想像を遥かに超える素晴しさだった!!



花子を演じた小宮 一葉さんは、初めてマコンドーを観た両国で、2人芝居の短編「ヂアロオグ・プランタニエ」で、遠藤 留奈さんと共演されてましたね。
その時、でく田 ともみさんも、他の短編に出ていた筈。


そのでく田 ともみさん、カトウ シンスケさん、武本 健嗣さん、豊川 智大さん、亜矢乃さんらは、「さらば箱舟」の方に出演されてましたな。


あとは菊地を演じた小林 光さん、けんた役の佐野 剛さん。


小林さんは、吃りの孤独な少年を非常に上手く表現してましたね。

佐野さんは、Twitterでの絡みもあって、千穐楽の終演後、初めてご挨拶させて頂きました。

やよいと出来ちゃった結婚をしたけんたを、凛々しく描いてましたね。


けんた、そしてさち子の子供への想いを独白する場面は、自身の子供が健やかに、元気に育って生きていく事への願いを表現していたのかな、と感じた。


ラストのモッシュ、まりこ以外の出演者全員が跳び跳ねる場面。


あそこが、まさに生きる事そのものを表していたのだろう。


生きている限り、オイラ達は全力で、ぶつかり合いながら跳び跳ねるべきなのだ。


千穐楽の終演後、面会に出られた出演者の皆さん、汗が凄かったり、息もたえだえで、井端 珠里さんなどはフラつきかけてましたからね。
アセアセ

あれだけハードな舞台を、10日間以上ぶっ続けでやるのは、本当にエネルギーが必要だったと思います。



ダウンの動画は、今回の作品の予告編。



「息が苦しくなるほどに跳ぶ」




そして、主演のなみを演じた井端 珠里さん、めちゃめちゃ良かった❗

泣きながらも、貪るようなしんごとのキスシーン、胸を抉られたなぁ。
えーん

ラスト、モッシュ・シーンでのFuckin' ポーズ、凄くカッコ良かった。

あそこのシーン、ゾワッとトリハダが立った。

あのFuckin' ポーズ、きっと自らを諦めようとしている全ての人間に対するポーズだったのかな、と。


いやはや、本当に素晴しい女優さんを発見しましたわ。



そしてしんご役、カトウ シンスケさんも凄く良かった❗

いつまでたっても、少年ぽさを残しているしんご。

まりこの死を知って、なみが混乱していなくなった時も、必死に探してくれた。


ちょっと意地っぱりなところもあるけど、凄くいい奴。



今回の作品、MONGOL 800の曲が要になっていた。


この曲が流行った頃、まりこが自殺したという設定だからだ。

大人になった、しんごとゆきおが車の中でこの曲を流し、
「あゆとかは平気なんだけど、この曲だけは聴けないんだよなぁ、思い出しちまって...」
的な会話があったが、フラフラしてたゆきおでも、そんな傷は感じてるんだな、とちょっと安心した覚えがある。


そしてラスト、この曲が流れる中でのゆきおの独白。
「あれから結婚もして、離婚もしたけど、僕はあの頃と何も変わっていない気がします...」
めちゃめちゃ涙が流れた。


理由は解らないけど。

終演後に周りを見渡したら、結構泣いてる人がいて安心した。
アセアセ


因みに3日の日に観た時と、11日の千穐楽とでは、ラストがちょっと違ったかも。


ラスト、まりこ以外の出演者全員がモッシュするのだが、3日の時よりも、千穐楽の方は長かった気がする。

たぶんだけど。



「小さな恋のうた」





まだ今年も少しの間残ってるけど、たぶんオイラが今年観た作品の中で、一番感動した舞台だったと思う。


全ての表現者に感謝を音譜グーニコニコ


Oh Happy Days 2

テーマ:
ではでは、パート 1からの続きです。
ほっこり


先ずはC公演、「クリーク・ブロー」。


タイトルは、ジャッキー・チェンのアメリカ進出第1作目、「バトル・クリーク・ブロー」から。


主演のヒロキを演じたのは、6月のバンタム・クラス・ステージの舞台、「幻燈の獏」にも出演されていた星璃さん。


恥ずかしながら関西弁だったのと、「幻燈...」の時とは髪型が全く違ったので、家に帰ってパンフレットを見るまで、同じ役者さんだとは気付かなかった...
叫びあせる


強盗に失敗し、ががっちが刺された時の、後先考えないところとか、若者の未熟さというか、若さ故の暴発感が出ていて、凄く良かったですね。


アダチを演じたのは、「ルルドの森」でオカマバーのマスター(ママ❔)を演じた沖田 幸平さん。


自転車店の店長で、仲間達のリーダーでもある存在。
ただ、アダチのキャラ、特にマカベとの関係性が、ちょっと解り辛い気がした...



結局、マカベの案でアヤコを助けられた為に、ずっとマカベの言いなりになって、ズルズルと犯罪を続けちゃってたって事なのか、と...❔



高木 総一朗さん演じるマカベは、元々はアダチの店の新人スタッフだったが、アダチの元カノ❔のアヤコを助ける為に犯罪を企て、いつの間にかアダチ達を利用し、ボスのように君臨し始め、助けたアヤコと付き合い始める。



高木さんも、何度か舞台は観てきてますが、印象的だったのは「メイツ❗」初演の時の、メイツ・ガールズのマネージャー役。
人の良さそうな役どころが、とても合ってた記憶があります。


それだけに、今回の嫌らしい、小悪党的なキャラは新鮮でしたね。



そして福田 真夕さん演じるアヤコ。


「ホーンテッド・ガール」では、幽霊としてマックスの一家を見守る母親のリーガン役。

ふわふわした浮遊感を感じさせる、不思議な存在感でしたね。

それでも笑いを取っていくところもあって、やっぱり上手かったですね。


コメディから転じてソワレでは、詳しい理由は語られないが、アヤコはおそらく借金のカタに風俗に沈められたと思しき、影を背負った女性。


おそらくは過去、アダチと付き合っていたのだろう。



アダチが「足抜けするのになんぼいるんやビックリマーク」と言った時、アヤコはきっと嬉しかったんだと思う。



でも、嬉しかったと同じ位、普通に働いていては、足抜けするのは到底無理な金額だという事を判っていて、その事が、
「アダチ君はさ、優しいよね...足抜けって、そういう額じゃないんだって...」
と、いう言葉と、諦めたかのような作り笑顔に表れていたように思う。


だからこそアダチではなく、諦めていた自分を足抜けさせてくれた、マカベの女になって、彼について行ったのだと思う。


とても哀しく、真っ直ぐな女性の表情を魅せてくれました。



清楚で、浮遊感のあるリーガンとも違い、7月の「ヅカヅカ⭐ルネッサンス」で演じたキャノーラ家の長女、ハラダシカ役でバンバン笑いを取ってた女優さんと同じ役者さんとは、到底思えなかったわ!?
叫びあせる


その位に色っぽくて、憂いを秘めた眼差しで、フェロモンを振り撒いてて、改めて女優さんの凄さを感じさせられましたね。
びっくりあせる


そして、執拗にアダチ達に付きまとう、タバタ刑事を演じた加藤 慎吾さん。


加藤さんも、最初に見たのは昨年の「ザ・ボイスアクター」だったなぁ。


最初は嫌~らしく、ねちっこくアダチ達に疑いの目を向けていて、ひたすら嫌な感じで登場。


一転、劇中後半では状況証拠からナオキを追い詰め、最後には自首するように諭してから病院に向かうところ等、かなりの迫力を感じましたね。
ショック!あせる




そして「マリッジ・ディープ・ブルー 改訂版」音譜



この作品は元々、2年前に劇団6番シードとバンタムクラスステージがコラボした舞台、「夏のショートストーリー」の中で上演された短編作品。



因みに、その時のブログ記事が下のリンク記事。


南十字星



福地 教光さん演じるオスカーの、アニーへの真っ直ぐな片想いの気持ち。


しかしアニーの他に、2人の女性と付き合っている矛盾した姿。


女性から見たら、
「サイテービックリマーク
と、言われそうな浮気男。


オスカーの言う、「引力」なんてものがあるかは解らないけど、なんかその矛盾した行動を出来る男の人はいるんですよね。


そういう事を無意識に自然と出来るのは、たいていモテる男性が多かったかもなぁ、と(ボルクン調べ)音譜


ダンスの場面での教光さん、なんか普段の近寄りがたいカッコ良さでなく、可愛い感じが出ていて凄く良かったですね。



長尾 歩さん、インテリジェンスと、大人な女性の持つ強さを感じられるワイダを演じていて素敵でした。


Wキャストの、中園 彩香さんが演じるワイダも観てみたかったですな。


オスカーの悪友・レノを演じた三宅 法仁さん。


B公演の「Mr.ミスアンダスタンド」では、暗殺専門のボディーガード、テイラーを演じてましたが、この人の演技は、どこがどうとか上手く語れないですが、なんかとても印象に残りましたね。



う~む、自分のボキャブラリーの無さが情けない...
えーん



それは「マリッジ...」の方でも同様で、非常に印象に残る存在感を感じさせてくれました。




永吉 明日香ちゃんは、「ホーンテッド...では」意外性のある突っ込み役で、こちらの方もまた意外、クールなイマドキギャルのスーリ役。


姉の付き添いでいやいやクラブに引っ張られて来ては、毎回姉が男と消える為に、連れの男の相手をさせられて、ほぼほぼ男性不信になっていた。
が、紳士的な態度のオスカーに出逢い、次第に打ち解け、心開いていく...


最初の警戒心バリバリな表情から、オスカーに心を開いてからの、ケーキ作りの場面の表情のキュートさ。
ラブ


この場面では教光さん、ながよぴに可愛い意地悪❔をして、本来はオスカーが卵をかき混ぜるのを手伝う場面なのに、わざとずっと放置してながよぴにかき混ぜさせ続けてたのには爆笑...
笑い泣き

しまいにはかき混ぜながら、
「あ~~~っ!!
と、ながよぴが絶叫したのは、また笑ったわ(笑)。


そして見所だったのは、オスカーからの告白の場面。


告白を聞く前のクールな表情から、聞いた時の困惑顔、そして応えを出した時の決意の表情。
オマケとして、レノにナンパされそうになった時の冷たい眼差しも。



この場面の変化は自然で、美しく、最初は生意気な女の娘だったスーリが、オスカーと付き合う事で素敵な女性へと成長したなぁ、とも感じられて、なんか凄く印象的でしたね。
照れ


そしてオスカーの片想いの相手、女優の卵・アニーを演じた清水 みさとさん。


この役はねぇ、初演を観た時、演じるにはかなり難しい役なんだろうなって思った。


なぜなら、役としての感情があまり出ないキャラだから。


オーディションに受かったり、落ちたりで一喜一憂する場面はあるものの、それらはオスカー個人に対する感情とは異なるものだし。


最初から婚約者がいるのに、他の男(オスカー)と2人きりで逢う気持ちが解らない、という人もいるかも知れないが、それをいうならむしろアニーへの恋心を抱きながら、ワイダとスーリと付き合っていたオスカーはなお酷い。


アニーも、オスカーも誰かを想いながらも、しかし裏では誰かを裏切っているのは一緒なのだ。


そういう意味では、2人は似た者同士と言えるのかも知れない。


アニーの感情が伺えるのは、オスカーとの出逢いの場面で、
「君は女優さんなの❔」
と、問われたアニーが、
「女優...の卵...」と、迷いつついいよどんだ場面。


そしてオスカーとの電話で、側にいるであろう婚約者の存在を、慌ててオスカーにバレないように切るところ。


そしてラスト、オスカーへの謝罪の場面。


この時のみさっちゃん、オスカーに対しての申し訳なさと、これからも友人としての関係性が継続する事を信じているという、(勝手ではあるが)真っ直ぐ見つめる表情にはゾクッとしましたね。
照れ


そしてオスカーからアニーへの告白。


なんかね、自分のお気に入りの役者さん対する、実際のファンからの想いに近いものを感じて、勝手に感情移入してしまったわ...
ぐすん


あと細かいけど、これは特に男性側から観た場合かな❔
オスカーがアニーへの想いを告白した後で、アニーが申し訳なさそうに、それでもあっさりと舞台袖に引っ込んじゃったのだけ、ちょっと悲しかったかなぁ...


せめてラスト、もう一回、ちょっとでいいからオスカーの方に振り返って欲しかったな、と。



ひょっとしたら、あっさり引っ込んだのは細川さんの指示で、あえてアニーの天然さを表現していたのかも知れないけど、ね。



2年前のロクバンタムの時の舞台が素晴らしかっただけに、オイラとしても相当ハードルが高くなっていたのだが、こちらが期待していた以上に良かったと思う。



写真はマチネ公演、「ホーンテッド・ガール」終演後の清水 みさとさん。





マチネの「ホーンテッド・ガール」の中では、二面性があるミランダが実は一番裏のある存在で、あのラストの一瞬で、こちら(観客)のミランダへの見方がガラリと変わる場面なんですよね。
まだ舞台出演4、5回目のみさっちゃんですが、その大事な瞬間を、きちんと場内の笑いに変えていたのは流石でした。


ソワレの「マリッジ・ディープ・ブルー 改訂版」についてはオイラの予想通り、アニー役は難しく、演出の細川さんにも最初は駄目出しされたと語っておりました。



みさっちゃんは、A公演にもWキャストで出演していたので3つの舞台に出ていたから、稽古も相当ハードだったろうなぁ。
アセアセ


そしてソワレ公演、「マリッジ・ディープ・ブルー 改訂版」終演後の永吉 明日香ちゃん。




マチネ公演「ホーンテッド...」の終演後、明日香ちゃんの面会の行列が長過ぎて、面会時間が終了してしまい、ちょっとのご挨拶しか出来なかったのです。


マチネ公演では、見事なディスられっぷりで「コメディエンヌ永吉」を魅せてくれました。


正直、ここまで突っ込みに徹する明日香ちゃんは初めて観たので、最初から最後までホントに面白かったですね。



他にも、マチネ終演後には宮島 小百合さんや夢麻呂さんに、一言だけですが感想をお伝え出来ました。


皆さんお疲れのところ、気さくに接してくれるんですよね。



ただ何せ、今回の公演は特に面会時間がタイトだったもので、設営担当のスタッフさんや、引き続き出演される役者さんとしても、夜公演の準備もしなくちゃいけませんからね...ガーンあせる



ソワレ公演では、登場からラストまでの間に、表情がその都度変化していく様が、明日香ちゃんが本当に成長している姿に重なって、このオジサン、なんとも言えない感情になってしまいましたな...
ぐすん


明日香ちゃんも、「最近は自分よりも若い女の娘達と演る事が多くて、今回久しぶりに先輩達と一緒にお芝居が出来て、学ぶ事が多い」と語っておりましたな。



因みに、このバンタムクラスステージの舞台が終わってからの9月21日、永吉 明日香ちゃんは、無事に25歳のお誕生日を迎えました!!


明日香ちゃん、お誕生日おめでとうございま~す!!
バースデーケーキ生ビール

ドンドンパフパフ~ビックリマーク
ヘ(≧▽≦ヘ)♪



下記は永吉 明日香ちゃんの、これからの出演予定作品です!!


9月28日~10月2日まで、新馬場六行会ホールにて
アリスインプロジェクト
「魔銃ドナークロニクル」


10月26日~11月1日まで、池袋シアターKASSAIにて
劇団6番シード 番外公演
「テンリロ⭐インディアン」


11月23日~11月27日まで、新宿シアターサンモールにて
LIVE DOGプロデュース
「鬼斬」


12月21日~12月25日まで、新宿村LIVEにて
ODDプロデュース
「君死二タマフ事ナカレ   零」



そして清水 みさとさんの出演予定作品です!!

2017年1月20日~1月22日まで、下北沢本多劇場にて
江古田のガールズ
「パルコの激情」


以上、お2人のこれからのご活躍を期待しております音譜



う~む、今回もまた素晴らしいお芝居でした。


出演者の皆様、関係者の皆様、素晴らしい舞台をありがとうございました音譜
( v^-゜)♪



それにしても、A公演観たかったわ!!
えーん



ではでは、ラストに今回のタイトル「Oh Happy Days」のオリジナルとなった、The Edwin Hawkins Singersのヴァージョンをどぞ。
グッウインク









Oh Happy Days 1

テーマ:
さてさて、皆様ご無沙汰致しております。
おねがい

オイラはどうにか生きてます。


最近は本当に仕事が忙がしくて、なかなかブログ更新が出来てなくて本当にごめんなさい。



今回は9月11日、高円寺のアトリエファンファーレで上演された、バンタムクラスステージの短編集、「THE SHORT CUTs SEVEN. バンタムクラスステージによる七つの物語。」の記事を。


今回の短編集は、これまでに上演された作品、書きおろしの新作と合わせて、七つの短編をA、B、C、と3公演に分けての上演。


再演作品にかんしては、キャスティングを一新、装いも新たに上演する形式のようです。









今回のお目当ては、昨年夏のUDA⭐MAPの舞台、「ガールズトーク⭐アパートメント 2010」以来、約1年振りに出演作品を観にきた永吉 明日香ちゃん。
ニコニコ


そして今年は2月のバンタムクラスステージの「ルルドの森」、6月の柿喰う客フェスの「露出狂」と立て続けに観てきた、清水 みさとさん。
おねがい


お二方は今回が初共演❗

って事で、情報解禁された時は、こりゃあ見逃せない❗
と、意気込んで予約した訳です。



ただ、今月は他にも観たい舞台やライヴが重なってて、オイラが観に行けたのは舞台2日目の11日のみ。


それでも19日の千穐楽は予約したかったのだが、前売りチケットがあっという間に完売。
ガーンあせる


僅かに出た追加チケットも、開始30秒で買えなくなって、当日券も出なかった為、残念ながら全公演は観れず...❗
しょぼん








初日の10日はA公演、そしてオイラが行った11日のマチネはB公演、ソワレがC公演で共に初日。


と、いう事で、今回の舞台詳細をどぞ❗




Bantam Class Stage   2016年 9月10日~19日


高円寺アトリエファンファーレ


「THE SHORT CUTs SEVEN. バンタムクラスステージによる七つの物語。」


注意タイトル横の星印は、書きおろしの新作。




A-Set

①「わたしのラベル(再演)」

◎脚本・演出

細川 博司


◎キャスト

福地 教光...モーリス(音楽家)

宮島 小百合...オリビエ(令嬢)

星璃...エルモンド(医師)


◎あらすじ

フランス革命あとのパリ。
年老いた音楽家は、肺の病を蝕まれていたが、医師の忠告を聞かずに、薬を買う金も持たぬ程困窮していた。
ある日、とある貴族令嬢が音楽家の元を訪れ、彼の新しい譜面を買い取ると申し出るが...




②「黒豆」星

◎脚本

吹原 幸太(ポップンマッシュルームチキン野郎)


◎演出

細川 博司


◎キャスト

加藤 慎吾...ブラック・ビーン

沖田 幸平...エスメラルダ/レイモンド

清水 みさと...ジェシカ/ソフィー (長尾 歩さんとのWキャスト)

平野 正和...ロバート/ドン・キングスレイ

山口 翔平...アンソニー


◎あらすじ

英国秘密諜報部の凄腕スパイ、ブラック・ビーン...コードネームは「黒豆」。
彼は世界の秩序を乱す犯罪組織と、人知れず戦い続けていた。
そんな彼には、もう一つの秘密があった。
愛する人々に迫る魔の手を払いのけ、黒豆は勝利する事が出来るのか...
そして、恋の行方は❔



③「メキシカン・スタンドオフ(再演)」

◎脚本・演出

細川 博司


◎キャスト

結束 友哉...リンドン

夢麻呂...バリー


◎あらすじ

シカゴの町はずれ、深夜の廃墟で男が二人、銃を向け合ったまま、膠着状態。
この一触即発の状況を、スラングで「メキシカン・スタンドオフ」という。
一人はリンドン、もう一人はバリー。
リンドンはバリーに対し、ある罪を告白し始める。
それを聞くバリーの顔色はみるみる青ざめていく...




B-Set


①「ホーンテッド・ガール」星


◎脚本

二朗松田(カヨコの大発明)


◎演出

細川 博司


◎キャスト

永吉 明日香...エレン

宮島 小百合...リンダ

清水 みさと...ミランダ

福田 真夕...リーガン

夢麻呂...マックス


◎あらすじ

エレンは売れない女優。
舞台公演の為、劇場に向かう途中で道に迷い、人気のない田舎町で途方に暮れていた。
寒さを凌ぐ為、舞台衣装を着こんだエレンは、暖を求めて、とある民家のドアを叩く。
ところがその民家では、悪魔憑きの娘に悩まされていた。
舞台衣装を着たエレンは、どう見ても修道女。
一夜の宿を借りたなりゆきから、エレンは悪魔払いを引き受ける事になってしまう...



②「Mr.ミスアンダスタンド」星

◎脚本・演出

細川 博司


◎キャスト

結束 友哉...アンダーソン

三宅 法仁...テイラー

中園 彩香...ソフィー

山口 翔平...マット

羽生 勝人...ブライアン


◎あらすじ

シカゴ郊外のうらぶれたカフェ。
ランチタイムだというのに、僅かな客しかいない店内。
突然、一人の男が銃を抜く。
パニックに陥る店内。
ところが男は、
「俺はこの中の誰かを守る。それが誰かは分からない。」
と言う。
ただの強盗なのか❔
はたまた狂気に駆られているのか❔
やがて、密室と化した店内で、たまたま居合わせた筈の人々の間に、繋りがある事が判明していく...



C-Set

①「クリーク・ブロー」星

◎脚本・演出

細川 博司


◎キャスト

沖田 幸平...アダチ

星璃...ヒロキ

高木 聡一朗...マカベ

加藤 慎吾...タバタ刑事

平野 正和...ナオキ

羽生 勝人...ががっち

福田 真夕...アヤコ


◎あらすじ

ヒロキは兄・ナオキの薦めで、関西から神奈川に移ってきて、自転車店で働き始める。
そこの店長は、不良時代に憧れた同郷の先輩アダチ。
しかし、この自転車店の人間達はマカベという男の仕切りで、窃盗強盗に手を染めていた。
軽い気持ちからヒロキは計画に加わるが、トラブルに巻き込まれ、チームは崩壊の一途を辿っていく...



②「マリッジ・ディープ・ブルー 改訂版」

◎脚本・演出

細川 博司


◎キャスト

福地 教光...オスカー

清水みさと...アニー

長尾 歩...ワイダ(中園 彩香さんとのWキャスト)

永吉 明日香...スーリ

三宅 法仁...レノ

羽生 勝人...ウェイター


◎あらすじ

マンハッタンで働く、ビジネスマンのオスカー。
飲み友達は同業者のレノ。
オスカーは女優を目指すアニーに恋心を抱いているが、彼女から婚約者の存在を告げられる。
ヤケ酒を煽るオスカーに、レノは新しい恋を薦め慰める。
だが、オスカーには、実は他に交際している女性達がいた。
オスカーの華麗なる女性遍歴と、その顛末はいかに...❔



と、いう事で、以上詳細。


上記の通り、オイラが観れたのはBとCの4作品。


その中で一番面白かったのは、B公演の2作品でしたね。


特に緊迫感のある、「Mr.ミスアンダスタンド」は、続編も観たいと思ったし、何よりアンダーソンが組織に利用される事になったキッカケ等も知りたいな、と。


結束 友哉さんは、劇団6番シードさんの「ザ・ボイスアクター」で初めて知って、その後2月の「ルルドの森」、6月の「幻燈の獏」で気になり始めた役者さん。


そういえば、清水みさとさんの出演された「露出狂」も、たまたま同じ回に観に行ってて、プライベートにもかかわらず、終演後にファンの方と気さくにお話しされてるのを見ました。
非常に素敵な役者さんですな。


今回の作品は、オイラが観た中では結束さんのベスト作品❗


まぁA公演の方を観れなかったので、どちらも観た方はオイラとは別感想かも知れませんが。
にひひあせる


そして「ホーンテッド・ガール」。

こちらは正反対の完全なるコメディ。

お目当ての永吉 明日香ちゃんが主演。


冒頭、道に迷った明日香ちゃん演じる売れない女優・エレンの一人芝居からスタート。

道に迷うキッカケを作った、おそらくは関係者❔のハゲでデブでシャクレを責める責める❗(笑)


あ、そういえばオイラもハゲでデブやったわ...
滝汗



それにしても、オイラが観れていない約1年の間にも舞台に出続けていただけあって、明日香ちゃん、コメディ、というか笑いを取るのが上手くなったなぁ、と実感。


なんで上からやねん⬆(笑)



笑いってね、どんなに面白い台詞でも、ちょっとタイミングがズレたり、噛んじゃっただけで全く笑えなくなっちゃうから、ホントに難しいし、恐いんですよ。



普段はふんわりキャラの明日香ちゃんが、どんどんと突っ込んでいく姿は、なかなか新鮮なモノがあったし、めっちゃ笑わせて貰いました。
笑い泣き


そしてもう一人のお目当て、清水 みさとさん。

こちらは民家に住む一家の長女・ミランダ役。

頑固な父・マックスに従う、慎ましやかな姉を、少しホラーチックに演じていてからの...実は、というラスト。


この作品でのみさっちゃんは、前半とラストであっと驚く二面性を魅せてくれます。
照れ



が❗

この作品で、誰よりも意外性を魅せていたのは、明日香ちゃんでも、みさっちゃんでもなく、実は民家の次女・リンダを演じた宮島 小百合さん。


宮島さんは、やはり劇団6番シードさんの「メイツ❗」初演の時に知って、それ以降は昨年の「ザ・ボイスアクター」や、2月の「ルルドの森」、7月の「ヅカヅカ⭐ルネッサンス」、そして8月の「SLeeVe RefRain」と観てきて、今年に入ってからはなんと個人的に4作品目。


いや~今回、この作品がコメディになるかどうかは、彼女がどれだけ毒舌を放つ事が出来るかにかかっていたと思います。


容赦なく毒舌をエレンにかましていく様は、頻繁に場内からの笑いを生んでいましたね。

今回のリンダは修道女の服装でしたが、8月の「スリーヴ・リフレイン」でも修道女の上良 雪役でした。

因みに雪ちゃんというキャラは、美しい心を持つ女の娘だったので、今回の役どころとのギャップにビックリさせられましたわ。



それにしても、初日からあれだけ笑いが起きてたんだから、後半から千穐楽にかけては、もっとウケてたんだろうなぁ、と...


くそう、せめてもう一回観たかったわ❗
えーん


因みに宮島 小百合さんは、アリスインアリスという、舞台女優さんが集まったアイドルグループのメンバーです。



そして民家に住む、一家の頑固親父・マックスを演じた夢麻呂さん。


夢麻呂さんも、昨年の「ザ・ボイスアクター」で知った役者さん。


今回はホラーチックに登場し、めっちゃ大げさなアクションの、濃いお芝居で笑わせて、しかもラストにはミュージカルで終わらせるというオチも担当。


熱く、濃ゆ~い演技で場内の爆笑を誘っておりました。
笑い泣き


終演後には、客席の一番後ろまで進んできてくれて強制的に❔サインして、ファン・サービスしてくれてました。



注意リーガンを演じた、福田 真夕さんにかんしては、「クリーク・ブロー」にて纏めさせて頂きます。


C公演は、次記事に続きます...
グッド!べーっだ!




今回、「ホーンテッド・ガール」にて、ラストに歌われたのが、映画「天使にラブソングを 2」でも歌われた、ゴスペルソングの「Oh Happy Days」。

元々は18世紀から伝承されていた歌詞を、Edwin Hawkinsが纏めて作詞・作曲。

The Edwin Hawkins Singersとして、69年にリリース。

ビルボード・チャートで4位を記録するヒット曲となり、それ以降、よりもっと教会で歌われるようになったようです。






どーでもいーけど、ローリン・ヒルが若い...ビックリマーク
叫びあせる