先日、若いお嬢さん御用達のオンラインショップで、安くて、かわいいオールインワンをひとめぼれでポチッたんですね。


色もブルーグレーでこれからの季節にピッタリなんて思いまして



で、試着したわけですが


あら、びっくり!


真っ直ぐ立てないわ!!w




原人レベルで真っ直ぐ立てなかった。笑


おわかり頂けるかしら??

オールインワンは上半身と下半身がつながってるわけで、


真っ直ぐ立てなかったということは、

色々と生地が足りなかったってことです。笑


もうびっくりしちゃった!!笑

最近のお嬢さん達は脚が長いのねー。

(決して私が短足だとは認めないよ)


だってさ、見てよ!!



一般的な9号サイズのボディに着せてるだけで

ウエストのゴムが下に引っ張られてるんだよ?

これはね、もうそもそもパンツの部分のパターンも良くないんだと思うわ。

(どうりでセールになってた訳だガーン



  ​ガースとは?


バレエ、新体操、社交ダンス経験者ならお馴染みのワードかもしれませんね。



レオタードなどの「つなぎ」を着る時に欠かせない、胴体の長さと厚みをまとめて計ったものです。


レオタードのオンラインショップなんかでも、測り方やサイズ(SMなど)と併せてガースのサイズを書いてあるところもありますね。


社交ダンスのドレスにもレオタードが内蔵されていますので、ドレスのセミオーダーでも測るように指示があったりします。


んがしかし!

この測り方、、曲線の多い身体には不向きだと思いませんか?


子供や、バレリーナなど薄く、平面的な身体だと測り方で差が出にくいんですが、


胸が大きい、お腹が出てる、など曲線が増えるくるオトナには向いていません。



測り方次第で数字に差が出てしまいますので、きちんと、3サイズ、背丈、股ぐりを分けて測らないといけません。


  ガースがあってないと…

背丈と股ぐりが合っていないとフィット感がかなり悪くなります。


社交ダンスのドレスでは大問題です。


ガースが短いと

ウエスト位置が上にあがったり、

ウエストや背中が体から離れてしまったり、

股ぐりがむちゃくちゃ食い込んで、

ハイレグになって、はみパンしたり、


長いと

ウエスト位置が下がってしまったり、

パンツが余ったり、

スタンダードだと踊ってる時に背中がたるだりしてしまいます。


社交ダンスのドレスにとっては、レオタードさえ着心地良く作ることができれば、ドレスなんて半分以上完成したも同然なわけです。

(おおげさ)


ドレスの基本はレオタード。

これ、テストにでますよー。




で、このオールインワンはどうしたのか?

っていいますと、、


  ​大規模なガース延長工事


まず、ポケットを一つ潰して生地を確保。



肩紐の長さを足し、(上半身を長くする)



股ぐりにもマチを追加。

(股ぐりも長くする=お尻の厚みも足される)


↑股のマチは上手にできなかったので、ネットから拾った写真ですみません滝汗



そしてようやく、

「クララが立った!!」ばりの感動と共に、

オールインワンを着てまっすぐ立てるようになったわけですねー。笑


肩のフリルを移動させたり、延長させる気力も生地もなかったので、オフショル風してごまかしました。笑


安いから返品しても良かったんですけど、

勉強と思ってお直ししました。


面倒でしたけど、股ぐりにマチを挟める事は知らなかったので勉強になりました。

(あんまり上手にできなかったけど)


日々勉強ですねー。


みなさんのドレス選びやドレス作りに役立てば幸いですー。