メルカリで古い本を買いました。


「和裁の吹きたまり」

「続和裁の吹きたまり」



「和裁の」とありますが、着物のことがいろいろ書かれた本です。


・江戸、明治、大正の長着の裁ち図とか裃の裁ち図など

・地方による呼び方の違い

・着物関連用語の説明 

・小紋柄の種類

・家紋一覧

などなど


着物の百科事典のような本でいろいろなことが歴史をからめて書いてあり、ググるよりわかることが多いかもしれません。


例えば着物の裾の衽の角を「つま」と言うのですが、衿先からこの「つま」でを「つま下」または「衿下」と言います。


私の通うお教室では「つま下」が主に使われます。さて「つま」の上なのに「つま下」なのは何故?


「つま」は4ヶ所あり裾の二つは「小つま」で残りの二つ衿先の衽幅を「相つま」だったそうです。

つまり「つま下」は「相つまの下」なのです。


舞妓さんなどが外を歩くときつまを取っていますが、つまんでいるのは相つまの下です。私は子供のころ日舞を習っており、つまを取るという動作を覚えていたので和裁を始めたとき「つま」が裾の端だと習い混乱していました。


私はちゃんと「相つま」も習っているのにどうして気がつかなかったのだろうと不思議ですが、こうして書いてあると腑に落ちます。


え!

待って!

あいづまって「相つま」なの?


私はずっと「合つま」だと思っていました。

過去のブログにも偉そうに説明しながら「合つま」と書いてあります。


言い訳をするならば、和裁は口伝の技術であり、書くより繰り返して覚えきたので漢字がわからなくても問題ないのですよ。


手で書くときはひらがなですし!


、、若干、取り乱しました。


今後もこのようにして、ふっと疑問に思うことやわからない用語などを解決してくれることでしょう。

ブログのネタも増えるかもしれない。


過去の誤字に関しては修正していきます。

過去記事を読んで下さった方々、大変、申し訳ありませんでした。


まだまだ間違えていそうで怖いです。