と、思わせられるような映画。


「ベティ・ブルー インテグラル」
1986年製作 仏 ジャン・ジャック・ベネックス監督

ウィキペディアを貼ろうかとも思いましたが、最後まであらすじが書いてあったのでやめましたタラー

「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」の完全版として1時間追加されたインテグラルの方がよりオススメです。




さて。
見所はベティ・ブルー、彼女の全力なまでの愛です。

キレて窓から物を捨てる、
恋人の上司に食ってかかる、
家に火を放つ、
10冊ほどのノートに書かれた小説を一気読み、
それをタイプしてフランスの全出版社に送る、
感じの悪い客にフォークを刺す、
編集者を櫛で引っ掻く…………
こんなのはまだ前半。

感情をストレートに出し、思い立ったら即行動!
全ては愛する恋人のため。


ここまで全力で愛のために生きる人はいるだろうか、と。
実際、こんな生き方してたら社会でやっていけないけれど、彼女の生き方は憧れます。


程度はどうあれ、生き物はみな愛を求める存在だと思うので、死ぬまでの命題をここまでシンプルに遂行する彼女が美しくてならない。

全力だから、全力で傷も付くし、全力で壊れる……

身を切られる想いで鑑賞しました。


そして、更にステキなのがベティの全てを受け入れる恋人のゾルグ。
こいつもホントはぶっ飛んでると思うんですけどね、「彼女の透明な感性」とか言うくらいベティに惚れ込んでいるんです。


側から見たら「バカふたり」かもしれないけど、こんな風に剥き出しになれたら……



堪らない想いを映画に投影して、ぜひご覧ください。


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いま、つらい想いをしてる人は特にご覧ください。

この映画に共感できた時、いまリアルに感じる痛みがあってよかったと思えるかもしれません。



ぜひハート

WS仲間であり、尊敬する俳優の1人、納本歩くんの出演している映画を観てきました。

渋谷のアップリンクにて上映中です。
好評につき、上映日が伸びたそうなので興味のある方はどうぞ。
オススメですが、オススメしません(笑)
覚悟の上でご覧ください。

さて。
映画の描写には触れず、ただただ感じた事を。



心が死ぬほど苦しかった。

約80分、社会の闇をギュッと濃縮したモノを観せて頂いて……しんどかった。


ここ最近、過去の傷口がパックリ開いて、毎日血まみれで過ごしておりました。(心がねw)

自分にも優しくできない。
人にも優しくできない。

そんな時こそ心を抉る作品を求め、TSUTAYAを彷徨っていたので、タイミングが良かったと思いますウインク


「辛い時には元気な映画を」とか私には無理です。
より濃く自分の痛みを自覚してしまうので、敏感な所に塩を塗り込むように違う痛みの作品をぶつける訳です。

という話をしたら「自傷行為じゃん!」と言われてしまいました(笑)

そうかもー!

今度からこの癖を自傷行為と呼ぼう!!


それはともかく。

今回描かれていた学校での問題は、実際に現場にある事だそうです。
教職に就いていらっしゃった方が、鑑賞後に監督に涙ながらにお話されたそうです。


社会の闇は、なくならないでしょう。

だからこそ、私は演劇の道を選んだ事、出会えた事に感謝しています。


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闇を美に変えるのが私の役目だ。





ついでに、鑑賞前の余裕の私(笑)

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今日は6月公演のパンフレット原稿の締切日。


私は文章を書くのが好きニコニコキラキラ

でも、考えは伝えられても、
心情や情景を文字にするのは苦手のようもやもや


果たして、想いは伝わるのだろうか…

制限の文字数に収めるために、
削って言い換えて装飾をなくしたから
淡々とした印象を与えないか心配ですショボーン



話すのも然り。



それは語彙が足りないからなのでしょう。

言葉をたくさん持ってないからでしょう。

良い文章に触れる機会が少ないからでしょう。



つくづく勉強不足を感じましたガーン


もっと本読もう…グーハッ



ひとまず、今の私に出来ることは
手書きの文字で伝える事くらいです。



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うーん…

文字も硬いなぁチュー(笑)