前回→■流れ14■慢性期(1)寝たきり生活の終わり■2009.5.初旬


さて、5月に入り、世間はゴールデンウィーク。
少しずつ、座位でいられる時間が長くなり始めました。

5月3日。
入院後初めてシャワーを浴びた日の夕食は
ベッドの背もたれなしで、
ベッドのへりに腰かけて座って食べました。
その日は友人も一人、お見舞いに来てくれました。

それまでは、頭痛もあったし寝たきりだしで、
お見舞いに来ていただいても
対応できる感じではなかったので、
それもうれしい回復でした。

開けて5月4日。
なんと、早くも歩行器で歩き始めます。
最初は、看護師さんに付き添ってもらって、
廊下を5~10分くらい歩くだけで精一杯。

昼間はトイレも歩行器で行き、
夜間は車いすで、ということでした。

その頃からTVを見始めます。
まだ外転神経麻痺で複視は残っていたものの
なんとか眺めるくらいはできました。

ゴールデンウィーク明けて5月7日。
この日からリハビリの先生が見えました。
最初はベッドの上でできることから。
作業療法士と理学療法士、二人の先生についてもらい、
作業療法士の方には手の動きや、記憶について
(日付の感覚、病院の名前、など)
理学療法士の方には
足の曲げ伸ばしや手のグー、パーなど。

少しずつ、少しずつ、
笑顔の回数も増えていったように思います。
長くつらかった闘いはひと段落、すると
坂道を転がるように、ころころと回復していくのでした。


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