book 『私の男』桜庭一樹 | e-julian let-it-be

e-julian let-it-be

日々、徒然なるままあるがまま。


e-julian let-it-be


あまり、小説は読まないんだけど、
「○○いから読んでみろ」と夫に言われ読んでみた。

夫は『このミステリーがすごい!』を愛読していて、特に日本の
エンターテインメント小説が好きらしく私の趣味とは全くかぶらないが、
ときどき「読みなさい」と差し出す本がある。

『永遠の仔』(天童荒太)はとても面白かったけど、『秘密』(東野圭吾)
は全然面白くなかった。

今回は別に○○いと言われたからではなく、
リサーチのためもあって、一気に読んだのだが読後感はよかった。

男女のことを書いてるもので、男性の書く物はとかく
男の都合のいい女ばかり出てきてうんざりするが、
やっぱ女性の書く物は、よくわかってていいなと思う。

ただ、男を知ってるからといってもまだ小学生の花の視点で
描かれている最終章は、小学生の娘をもつ身としては、
もう少し子どものシャープな感覚とか無垢さとかが、
なんとか現れていたらなぁと思ったけど。

でもまぁ、内容が内容だけに無理があるかもね。

あんまり○○くなかったです。

私の男/桜庭 一樹    私の男 (文春文庫)/桜庭 一樹
¥1,550            ¥680
Amazon.co.jp         Amazon.co.jp