「つれづれ句日記」

2024/9/1(日曜)

嵐過ぎ/葉の萎(しお)れては/陽の射すに

時の過ぐ/けふより早き/長月(ながつき)に

朝日照る/九月の蟬や/か細きに

くま蟬は/もふ鳴かざるや/(つくつく)法師(ほうし)鳴く

近き樹に/つくつく法師/鳴くのみか

夕(ゆう)暮るる/山の景色を/改めて

曾(かつ)てにと/庭に出(い)でたる/蟇蛙(ひきがえる)

蟇蛙/幾度か春に/歩き出(い)で

然(しか)なるに/外に出(い)でしか/蟇蛙

時よりと/昨日(さくじつ)二千五百枚に/なりたるや

句作りの/番号のみに/七年も

見ず見えぬ/二十七日の/月なるも