「つれづれ句日記」

2024/8/20(火曜)

秋雲(あきぐも)も/あるも朝日の/出(い)でてはと

今朝も鳴く/くま蟬更に/高き声

暑き陽に/またくま蟬の/鳴く声の

遠きにと/微(かす)かに聴こゆ/みんみんと

朝に鳴く/つくつく法師(ほうし)/其処此処(そこここ)に

近きには/林あるにも/蟬鳴かず

聴こゆるは/遠くの蟬の/鳴くのみに

音(おと)しては/新型特急/走り行(ゆ)く

早きもの/既に夏至より/二月(ふたつき)に

じりじりと/照りつくる陽の/また暑く

輝くに/白き入道雲の/夏空に

丸き月/東の空に/昇るをと

満月か/虫の音(ね)聴くに/光るには

真夜中に/月の照らすや/十五夜と

満月の/明るく照らす/虫も鳴く