昨日のNHKスペシャルは、ノーベル医学・生理学賞受賞の山中伸弥教授が登場しました


凛とした姿に引きしまったお顔立ち、とても50歳には見えなかったです。




そして、あまり多くを語らないが歯切れのいい語りが




思慮深く謙虚な人柄のように感じました。




実は、片付けものをしながら観ていたので




ところどころ聞き逃してしまったんですがね




臨床医からの挫折を経験して、山中教授のその後の運命は一変する。




うつ病を患い、研究と趣味のランニングに没頭する毎日




そう、走ることとは、瞑想するのと同じことなんですよね




山中教授が研究において大切にとしていることは




「頭より、手を動かせ。




考えてばかりいるのではなく、ビジョンに向かって歩いていこう




そして決してあきらめないこと、ネバーギビアップ」




だそうです。





そして





「ノーベル賞は通過点でしかない






一日も早く研究の成果を病に苦しむ人の為に役立てたい」





そうです。




さらに





「突き詰めていけば、自分の身体を知り、生命に対して謙虚になること





実は、私たちはカラダの事を殆ど知らないのです




生命の可能性は神秘の満ちているキラキラ




あたかも自分の身体を支配しているという思い違いはエゴであり




授かりものという意識で謙虚に接することが大事





両生類のイモリは、例えば手がもぎ取られても




自己再生能力があるので、また元の状態に戻れる




人間も実はそういう能力があるにもかかわらず





今は、物質に頼りすぎて、忘れてしまっているようだ


(この部分は科学とあの世を繋ぐ神秘のベールに包まれたものなのかも)




山中教授の初めての自伝、読んでみたいと思いました。
山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた/講談社