心を独り占め゚・:,。☆
こんばんワン゚・:,。☆
♪あの人は 行って行ってしまった
あの人は 行って行ってしぃまったぁ~
もう帰らない~♪
って、もう帰らないんかぁ~い!ルネッサ~ンス!
あぁ~っ、行っちゃった(ノ_・。)
いったいどうしてくれるのよ。私の心と体。
・・・特に体。・・・って、イヤイヤo(・_・= ・_・)o
阿部定(あべさだ)のように、彼のものを切っておけばよかったかしら。
平成の愛のコリーダ、樹里定とか言っちゃって!
いやいや、それだと帰って来た時困るしなぁ~。
なにより痛そうだし可哀想。いや、むしろ犯罪だから。
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成田で他の見送りの人達には失礼して、ちょっと離れて2人だけに
させてもらった。
少し陰に隠れる所で、彼にいきなり抱き寄せられた。
『ジュリ、ごめんな』
(ちょっと!人が見てる!それに今更謝らないでよ)
『すぐ帰ってくるよ』
(じゃあ、明日帰ってきて。・・・そんなコンビニにタバコを買いに行くように
言わないでよ。私のも買ってきて、それとチョコとアイスも)
『着いたらすぐにSkypeをダウンロードするから』
(風船のような私のひもの端を放さないでしっかり掴んでいて。
どこに行っちゃうかわからないわよ)
『エリ・ユカにもよろしくな』
(・・3日前に2人に会ったじゃない・・うまく休みが取れたら私が行くわ。
クリスマスに。その時帰ってこれないんでしょう?ひとりで行けるかど
うか不安だけど・・・)
『俺のこと忘れるなよ』
(・・・・・・忘れちゃうかも)
今回のことで、彼の前では泣かないと決めていた。
今日も我慢するつもりでいたけど、やっぱりダメだった。
『体に気をつけて、事故にも』
(・・・・・・・・・うん、恥ずかしいから、もう離して)
『ジュリ、元気でな』
(・・・うん、翔も元気で)
えっ?キス?ちょっと!あっ・・・あぁ~あ。
まさか、こんなシチュエーションでしてみたかっただけじゃないでしょうね。
怪しいなぁ~、もう!
あっ、グロスがついちゃったわよ。知~らないっと!
ってわけにもいかないわよねぇ~。これからみんなの中に戻るのに。
(カッコよくドラマ風に書いちゃいましたが、そんなにカッコよくありません)
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彼の大学生妹さんはもちろん。普段見送りなどしないお父さんも、そして
お姉さんは、自分の新婚旅行の日程をずらしてまでしてきていた。
私のママも行きたいと言ったが、「そんな面倒くさい事言わないでよ。
この前連れて行ったし、帰ったら彼を連れて行くから」となだめた。
彼の会社の人も来ている。そんな物々しい見送りに、「短期の出張が
何度か続けてあるだけ」と思えはじめて、楽になった私の気持ちは、
また打ち砕かれた。
そして、ひとり一人と言葉を交わす彼の姿に、私のものだけではない
彼の存在をあらためて思い知らされた。
せめて、彼の心は私が独占したい。
そして私の心は、彼に独占して欲しいと思った。