憂い(愁い・うれい)2゚・:,。☆
・・・つづきです。゚・:,。☆
ん?今まであまり気にならなかったけど、よく見ると由希のスカート
が短い。由希の所に行き、さりげなく2人でその場を離れ。耳元で
ジュ 『由希、スカート短すぎよ』
由希 『姐さんだって!いや、むしろ姐さんのほうが短いから』
ジュ 『私はいいのよ。しかたないの』
由希 『どうしてですか?』
ジュ 『クリーニング屋さんに、取りに行くのを忘れてて、お気にが
これしかなかったのよ』
由希 『そ、そんな子供みたいなこと言わないで下さいよ。わたし、
姐さんみたいにって・・・。今日姐さんと同じようなスーツで嬉しか
ったんですから』
ジュ 『・・・可愛い。由希ちゃん可愛い。』
由希 『はぁ~?』
ジュ 『とにかくご苦労様。変な事言われたりされたりしなかった?』
由希 『それは大丈夫です。すみません途中で・・・』
ジュ 『いいのよ』
ということで、ピッチャー交代。セットアッパー兼クローザーのジュリア
投手のロングリリーフよぉ。
由希のいたところに行くと、席が空いていて、隣の人がすぐに話しかけ
てきた。
あらっ、体もガッシリしていていかにもって感じで、男っぽくてなかなか
いい男。永井大さんをさらにワイルドにした感じ。30前後かな?
ただ、この男が女々しい。なんでも、付き合っていた彼女に振られたらしく、
彼女を社会的地位のある、ホワイトカラーの男に持っていかれたらしい。
私にもそのような男に魅力を感じるのか?と聞くのだ。
恋愛相談かよっ!今更、そんなことで悩んでしまったのね。
ジュ 『そんなことないですよ。働いている男性はみんなカッコいいですよ。
むしろ私なんか、建設重機を動かしている人や、道路工事のダダダダッ
って道を平らにすることやってる人、あっ、それからカジキをモリみたい
なもので突いて捕っている漁師さんなんかカッコいいなぁ~って
思いますよ。』
ウソではない。真っ当に働いて収入を得ることは、社会的地位があろうが
なかろうが、それは大変なことだ。
そして税金を納め、社会保険料を収めている。言わばみんながお年寄り
や子供達を支えているのだ。職業に偏見など持てようはずがない。
彼も自分の仕事に自信を持ち、誇りを持ってやってきたのだと思うけど、
こんなことで悩んでしまったのね。
でも、女々しいこと言ってんじゃねえぞ、こらっ!そんな女、こっちから
お断りだ!とかいう意地はないの!
って言うか、それほど彼女のことが好きだということでもあるわねぇ~。
ジュ 『そんなに想われて、幸せな彼女さんですね。あなたが、そんな
女お断りだ、思うのもいいし。もし、どうしても忘れられないのだったら、
彼女を何年でも追いかけたらいいじゃないですか』
彼はフッと笑ったが、また少し寂しそうな顔になった。
あぁ、ここにもちょっと悲しそうな憂いがある。
はっ!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
こんな恋愛相談に時間を掛けている場合じゃなかったんだわっ!
その後そつなくこなし、そろそろお開きに近づいてきたころに、麗子と
横になった。
ジュ 『お疲れ』
麗子 『お疲れ』
その時隣にいた人が、『あなた達も飲んでください』 と。
私達、顔を見合わせて、
『ありがとうございます。でも私達、お酒は医者に止められてるんですぅ』
さすが息ぴったり(笑)
憂いと言えば、彼(翔)にもある。中学生の時、お母さんを亡くしたことや、
その後の悲恋などで自然に身に付いたものなのだろう。
彼には謎の部分というか、謎の期間がある。私は追及しない。
私にもないことはないし、少しそんなところがあったほうがいい。
人は生きていれば、近親者や知人の病気や死、悲恋、仕事上の悩み
などいろいろな悲しみや苦しみや寂しさに出会う。
でも、その悲しみや苦しみを乗り越えた分だけ大人になるし、成長する。
そして、そんな相手を思い、痛みを知った悲しみを感じることが
憂いとなり、魅力的な人へと引き上げてくれるのではないかと思います。
くしくも、私が仲良くされてもらっている女性のブロガーさん達が一様に
苦しみ、悲しんでいます。お世辞でなく、みんな素敵な人達ばかりです。
私が元気ならば、ガンガン励ますのですが、私もこんな状態なので(笑)
みんなでこの悲しみを乗り越えて、ますます素敵になりましょうね(^O^)/
笑顔は忘れずにです。笑顔あっての「憂い」ですから。