フレンズ(裏コイバナ)Ⅴ゚・:,。☆ | ☆。,:・゚ジュリアの好きにやっちゃって゚・:,。☆

フレンズ(裏コイバナ)Ⅴ゚・:,。☆

・・・つづきです。

ユカの家に招待された私とエリは困ってしまった。
適当な着て行く服がない。

全く無いわけではないが、無いに等しい。

仕方なく、時代遅れのワンピースをなんとか
今風にアレンジして着て行った。

私とエリは行く道中、お互いに『似合わね~!』
を大笑いで連発した。

ユカ邸は、やはり都内の高級住宅街にある豪邸だった。
私達を見たユカも『似合わね~』と笑った。

緊張しながら挨拶をしたが、食事を頂いたりして、

私もエリも緊張感がなくなり、すっかり地が出てしまった。

それでも私とエリは、ユカの思惑通りご両親にとても気に入られた。

ユカの思惑とは、私達を両親に紹介して、気に入れさせ、今後何かに

つけて私とエリの名前の出して上手く遊ぼうと考えているのだ。

もちろん私達もそんなユカの思惑は百も承知だ。

とりわけ私はお父様にとても気に入られたらしく、
大学四年の時には、お父様の親しい友人同士のちょっと変わった

パーティーに、都内某ホテルに同伴した事がある。

ジュ 『このようなパーティーに私なんかが出席してしまって

よろしいのですか?』

ユカ父 『ジュリちゃんは適任だよ。娘や女房を連れて行ったら

怒られてしまう。はははっ』


どうやら、同伴者は家族以外の若い女性が望ましい。

ということらしい。恐ろしいお仲間達だ。


ユカ父 『だから、勇気があれば銀座のホステスでもいいんだよ。

私にはそんな勇気はないよ。あはははっ』


このパーティーの為に、私はドレスと靴を買って戴いていた。


ジュ 『こんな素敵なドレスを戴いちゃってすみません。

これで、友達の結婚式にも出られますわ。ユカの結婚式にも(笑)』


ユカ父 『あはははっ、そうとう先だよ。いや、ないかな?はははっ。

とってもよく似合ってるよ。さすがジュリちゃんだよ』


ジュ 『お友達の皆さんは、どのような方といらっしゃるのでしょう?』


ユカ父 『あまりお披露目していない娘、姉妹でいたら妹とかね。

それから、姪とかかな。娘の友達はあまりいないだろうね。

今日はユカでもよかったけど、かなりお披露目しちゃったからな、

女房は論外だよ。あははっ』


ジュ 『ひど~い!』


ユカ父 『あはははっ、日頃、若い女性に相手にされないおじさん達

の、数少ない楽しみなんだから許して下さい。でも、ジュリちゃんが

承諾してくれて本当によかった。こんな美人連れて、私も鼻が高いよ』

(もちろんお父様のお世辞ですよ)


ジュ 『いえいえ、恐れ入ります(笑)』


何か美味しいものが食べられそぉ~。と意地汚い考えで行った私

だったが、いろんな人に紹介され、話しかけられ、

エライ目にあってしまった。


パーティー後、バイト代だよとお金を渡そうとするお父様に、『とても

これ以上いただけません』と断ったが、『遠慮なんかしちゃダメだよ

助かったよ、ありがとう』と結局受け取ってしまった。


この頃の私は、バイトとはいえ、キャバ嬢・キャンギャル・イベント

コンパニオンとバリバリこなしてきていて、言わばプロだから。と

勝手に自分に言い聞かせて納得した。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


『蘭さん!場内指名入りました』


『は、はい!お願いします』


蘭 『ご指名ありがとうございます。嬉しい。蘭です。夢咲 蘭です』


夢咲蘭・・・私の源氏名だった。

(新人だからつまらない。なんていわせなくてよっ!)


・・・つづく。