フレンズ(裏コイバナ)゚・:,。☆ | ☆。,:・゚ジュリアの好きにやっちゃって゚・:,。☆

フレンズ(裏コイバナ)゚・:,。☆

こんばんぱ・:,。☆ジュリアです。


過去ログの『コイバナ』を読んで下さった方は知っていると

思いますが、私にはエリとユカという同じ年の親友がいます。


知っている方には、ちょっとくどいかもしれませんが、読んでいない方

にもわかるように書きます。


私達は同じ大学で、同じサークルに所属していました。


他に、サトミとアカネという友達もいるのですが、アカネは大学2年

になった時に引っ越してしまい、以来消息不明なのです。


サトミを含めた4人で、わずかなアカネの情報を頼りに、卒業旅行を

兼ねて北九州まで探しに行ったのですが、何の手掛かりもつかめず

に、今なお不明です。


サトミとは、今でもたまに会いますが、彼女は今年初めに結婚いるので、

あまり私達に付き合わせるわけにもいきません。


エリとユカとは、同じゼミでたまたま知り合い、仲良くなったのですが、

エリは家庭にちょっと事情があり、ユカはベンツで送り迎えがあるほど

のお嬢様なのです。


ユカは、両親の反対を押し切り、有名お嬢様女子大学を蹴って、

同じ大学にきました。


ユカはそれだけ、芸術の才能があるということなのでしょう。

エリの才能は、さらに上といってもいいでしょう。


さほど才能のない私は、何度か大学をやめようかとも思いました。


感性のモンスターの人達の中に入り、すぐに自分の限界を知り、

もう、やっていけないかな。と思ったのです。


中学・高校時代、美術の成績が良く、周りからチヤホヤされて、

いい気になっていた私は、とてもちっぽけでバカみたいでした。


それでも、なんとか学位も取り卒業できたのは、友人達の励ましも

ありますが、


何より決して裕福ではないのに、両親が大変苦労して大学に行かせて

くれた。


その苦労を無にしない為に、自分の出来る最低限のことだという思い

が強かったからだと思います。

エリと私は、すぐバイトをしなくてはならず、

講義にバイトにサークルに、

睡眠時間が3,4時間などという日が続き、


講義の空いた時間に、学食やベンチに座っ

てよく2人で体を寄せ合って寝ていました。


私は、少しでもエリが見当たらないと、仲間に『エリを見掛けなかった?』

『エリは何処に行ったの?』と聞きまわっていました。


エリも私が見当たらないと『樹里を見なかった?』と周りに聞いていたよ

うで、周囲からは姉妹や双子のように思われ、


『おまえたちうるさいから、離れずにいつもくっついていろよ』

などとからかわれていました。


どうにも居場所がわからないと、相手が出られる状態かどうかわからず、

携帯に電話するのでした。


私から掛けた第一声は、『エリ、何処?』。エリから掛けた第一声は、

『樹里、何処?』。例外なくそれでした。


学内では、ユカを含めた3人のことが多かったけど、ユカは電車では

ないし、私とエリの2人の時間が多かったのです。


その頃からユカの様子が少し変わり、私とエリのお互いの思いも、

単なる友人から少しづつ変わっていったのでした。


エリとユカは19才になったばかり、私はあと2ヶ月ほどで19才になる、

初秋の頃でした。


・・・つづく。