ゴーストインザシェルのDVDを借りて見ました。
攻殻機動隊シリーズのハリウッド実写版です。
なんだけど…
なんだろ
これ、日本じゃないよね、って感じでした。
ブレードランナーの世界+いわゆる、西洋人が想像する日本のイメージ?+中国とか香港とかアジアの国ごちゃまぜ
って感じの世界観。
バドの目が機械になった理由は説明するのに、光学迷彩とかの説明一切ないし
攻殻機動隊を知らない人には敷居が高いなという印象でした。
あと、アニメの方を見てる時は気にならなかったんだけど、
ワイファイがあふれかえってる現代(未来の設定だけど)で
首筋にケーブルぶっさしてダイブするのって、
原作が作られた時には無線が発達するなんて想像できなかったことなんだろな、と思いました。
主役の女の人とか、無機質な感じとかよかっただけに
なんかもったいなかったです。
あ、あと、タケシは、監督がタケシファンでどうしても出したかったけど
オレ英語話せないよって言われたので日本語で演技した設定?って感じでした。
ちょっと調べたら、アメリカでは、
どう見ても白人の役者が素子の役をやっているのは
人種差別の一つで、本来マイノリティの人種がやるはずの仕事を
白人が奪っている、という見方があり、
あまり人気が出なかったのではないかという話がありました。
まあ、元日本人の素子が機械の体になったが、
記憶が無くてよくわからない、という不安感は出ていたかもしれないですが、
実写にするとそういう人種的な問題もでてくるのですね。
アニメだと人種どころか髪や肌の色も、
いろいろポーンと飛び越えているので、
そういう意味でもアニメーションはフリーダムなんだなと思いました。