小さな頃からいつだって、自分に自信がなかった。

常に誰かと比較して、不安になってた。

ほんとの意味で自由になれたのは、結婚してからかもしれない。

絶対的な味方ができて、私を受け入れてくれる人ができた。

誤解されるのが怖くて、とがってた私の居場所ができた。

ほんとは脆くて弱い自分を初めて見つけた。

昔の写真をみたら、とても強がってる、派手な女の子がそこにいた。

高校生になったら、大学生になったら、30になったら。

いろんな目標と夢と描き続けて、自分に課してきたノルマの数々。


30が迫ってきて、結婚して、
穏やかな家庭があって、
やっと、なるようにしかならないとわかって。

これから自分に素直に生きていけそうな気が、少しだけしてる。

少しずつ、本当に少しずつだけど、生活が変わってきた。

前は起きたらすぐ準備して、タクシーで会社に駆けつけ、朝の仕事がすんだら、栄養ドリンクで、頭痛薬を流し込む。

気づいたら終電間近。

そんな日々を過ごしてた。

今はちょっとはやく起きて、朝食をとって、青空の下でタバコを吸う。


それから、会社に向かって、一日を過ごす。

穏やかな暮らしがしたい。と考えれるまでに。

思い返してみれば、こんなことを考える日がくるなんて思ってもなかった。

コンサルという業種の多忙さと、男社会。
いつだって、歯を食いしばって、走り続けるのが当たり前て。
結婚に浸る暇なんか、全くなくて。
何かに急かされるのに、何をしてたかはあまり覚えていない。

そんな毎日。

スローダウンするくらいなら辞めるしかない。
そう思い込んで、荒いHIPHOPで、自分を奮い立たせてた。

でも、そうしてたのも自分だった。




家庭を守りたい。



そう思ったときに、スローダウンの選択肢が初めて顔をだした。

初めて自分を認めてあげれた気がした。

もっと頑張らなきゃ、もっと働かなきゃ。

もっと、もっともっと…


そう思い詰めてたことに、初めて気がついた。


大切なものを大切にしていきたい。

忘れがちだけど。
カフェで好きなことを書く。

隣の笑い声に思わず心がきゅっとなる。
もうずいぶんカフェでガールズトークなんてしてないな。と思いながら、タバコに火をつけた。

考えてみると、私の一番ちかくにいるのはタバコかもしれない。

20代後半はほんとにいろんなことが起こる。
友達の半分以上は結婚して、そのなかにはもう子どもがいる子もいる。

夢を叶えた子もいれば、今でも夢を追って走ってる子もいる。

なかなか会えなくなったけど、一時はそれが悲しくて、寂しい時期もあったけど、今は受け入れて、この生活を大事にできるようになった。

昔は背伸びしててにいれたものが、すこしずつだけど、似合うようにもなってきた。

仕事でも、いい鞄をもって、いいボールペンで日々を過ごすのが、嫌みではなくなってきた。

生活が形になってる人。
そんな人になりたい。

結婚って、大変だとか、幸せばかりじゃないとか言う人の方が多いけど、私は結婚って、楽しいよって言える大人になりたい。

すべての道のとちゅう。

選択肢はたくさんあって、時にその自分に苦しくなって、周りを羨むこともあるけど、進んでいく日々を振り返った時に、微笑むことが出来るような、生き方をしていきたいと、最近少しずつだけど、思えるようになった。