「プレジデント神羅の経営していた神羅は、ここにいるアバランチ達に壊滅させられた。まあ、クソ親父を殺ったのはこいつらじゃないみたいだがな。」
「今は神羅が行った悪行の数々に対して補償の日々だ。」
「まあ、どうでもいいけどな。宝条はどうした?」
「あいつは…死んだ。」
そう答えたのはクラウドだった。
「厄介なものを残してだがな。」
先程から壁に寄りかかっていた男が答えた。こいつは誰だ?
「ヴィンセントだ。元タークス」
イヤイヤ、タークスには見えねぇだろ?深くは考えないようにしよう。
「もう聞きたい事はないのか?このステルスモードもそう長い時間保てるものでもないと思う。急がないと。」
クラウドは、そう言って俺の手を引いた。俺はそれを拒む様に引き返した。
「何度も言わせるな。あんたは幸せになるんだ。こんな所で死んでいい人間じゃない。死ぬのはーー」
「お前でもねえよ。」
クラウドは、ハッと息を飲み俺の顔を見上げた。
「言ったろ?お前を何があっても守ると。お前を守る事が俺の幸せなんだよ。」
「アンタは馬鹿だ。」
神羅製の飛行艇は発進準備が出来たのか、それぞれが定位置に座っていた。俺もクラウドに無理矢理座らされた。
「時空を超えるからな。何があってもいいようにベルトは忘れんなよ?」
飛行艇の操縦士だろうか?いかにも機械屋って風貌の男が、皆にそう伝えた。
「ああ、自己紹介まだだったな。俺はシド。昔は神羅の宇宙開発部門に属してた。今はアバランチの一員でメカニック担当だ。」
「ついでに、あそこにいる腕にガトリングガンつけた大男はバレットだ。俺たちのリーダーだ。」
「ぶっきらぼうな奴だけど、責任感は持ち合わせているし、いい奴だよ。」
そう言ってクラウドは微笑んだ。
(いい仲間に巡り合ったんだな、クラウド)
離れていた時間がどのくらいか、今の俺にはわからないが、きっと俺がいなくなってからクラウドはいろんな、それも大変な経験をしたんだろうと思ってる。
その時間の中に俺がいなかったのは少し寂しいけれど、俺が支えないといけない、守ってやらないとっていうのは、俺の自己満足に過ぎないんだろうとつくづく思い知らされた。
(もうお前には、俺は必要ないのかも知れねえな。)
「なあ、クラウド、お前の時代に戻ったらーーいや、いいや。とにかく無事つく事を祈ろう。」
To be continued
2013/3/17