リクエストに応えて、

ニシン蕎麦を作った。

 

ご飯を食べながら、とか

TVを観ているときなどに、

急に、○○が食べたーい と言われることが多い。

いちいち応えていられないので、

たいていは却下だ。

 

ニシンは骨の多い魚、という印象が強くて

私は、あまり好きではない。

好きではないから、

売られているのを見ても素通りしてしまう。

先日、ダンナと買い物に出たときに、

カゴに放り込まれたのが、身欠きニシンだった。

 

車での買い出しは一緒に行くが、

店内ずっと一緒には歩かず、

ダンナは自分の食べたいものだけを

手に取ってカゴに放り込んでくる。

 

どうやって食べるの?と聞いたら

焼いて、肴にする、と返事が返ってきた。

 

BBQのときにも焼いたが

ホットプレートで焼いたのより

後日、魚グリルで焼いた方が美味しかった、ようだ。

そして肴で食べながら、言われたのが

ニシン蕎麦が食いたい、だった。

 

ちょうど食材が揃っているから作ってみるか、と思ったが

ダンナに聞いても作り方を知らなかった。

そのまま乗せていいのか、

一度焼くのか、どうだか。

ずいぶん前に一度食べたことがあると言うが

ニシンがどういう状態だったかを覚えていないらしい。

 

ネットで調べたら、

レシピが載っていたので、

まずはレシピ通りに・・・。

私は食べられるかどうかわからないので、

本日、在宅ワークのダンナの昼の分だけ、一人前を作った。

でもせっかくだから、と

味見用に、ニシンを少し刻んでおいた。

 

緑茶で煮て下ごしらえすると、

魚くささがなくなるそうで、まずはそこから。

調味料と合わせて、煮て・・・・と

下準備からだと完成までに小一時間かかった。

 

味見用の、甘露煮ニシンは想像していたより美味しかった。

ああ、これなら私でも食べられるかもしれない。

 

時間をかけて作った一品は

ダンナにかかると、あっという間に完食。

もう少し味わってもらいたかったな。