コロナ感染症緊急対策、資金繰り支援 | 小金井ジュール公式ブログ

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いつもふざけたブログを書いていますが、私は普段はまじめな金貸しをしています。

都リーグの開幕戦、五輪も延期が発表されました。

経済活動が停滞しているなか、アマチュアフットサルを競技している企業経営者・個人事業主の皆さんに政府主導の資金繰り支援策について情報発信したいと思います。

コロナ感染症緊急経済対策
1、保証協会のセーフティネット別枠8000万円及び危機関連保証別枠8000万円の利用枠拡大

2、政府系金融機関でのセーフティ貸付制度の拡充

3、各種助成金補助金等


市中金融機関への申込みを行う上記1について制度設計・申請要件・審査基準をこの1ヶ月の利用状況を勘案して説明したいと思います。
2・3については割愛します。

A 制度設計
この制度は、保証協会の一般無担保保証枠上限8000万円(1階部分)に
a セーフティネット4号or5号認定別枠無担保保証8000万円が上乗せ(2階部分)
b 危機関連認定保証別枠無担保保証8000万円がさらに上乗せ(3階部分)

合計無担保保証枠として、最大24,000万円の申請が可能な制度となっています。
保証協会案内にて各枠28,000万円が上限と記載されていますが、20,000万円分は有担保の為、実質の利用は各8,000万円です。
現状、いずれの枠も運転資金として最長10年・金利固定2.0%以下程度での利用が可能です。

現在、上記申請枠に対し東京都が予算を取り、下記制度名にて保証料の全額負担を実施しています。各都道府県で同様な対応をしている可能性が高いです。

東京都制度名
一般枠およびa枠=感染症対応
b枠=危機対応
この保証料補助は金融機関に申し込みの際コロナ該当届なるものを1枚出すだけなので特に難しい話ではないです。

B 申請要件
a•b枠の利用には、本店登記のある市区町村にて認定書を取得する必要があります。市区町村によって認定の方法や書類審査の温度感は差があります。各自治体のHPから申請書をダウンロードし記入の上窓口に資料とともに持込む形になります。

aセーフティネット保証
4号認定:直近1ヶ月の売上実績と今後2ヶ月の見込みが前年同月比20%以上減少。

5号認定:中小企業庁発表の指定業種(製造サービスアパレル飲食はほぼ指定済)において直近1ヶ月の売上実績と今後2ヶ月の見込みが前年同月比5%以上減少。

b危機関連保証
直近1ヶ月の売上実績と今後2ヶ月の見込みが前年同月比15%以上減少。

上記の合計3か月の月次売上は、3か月の実績や2ヵ月の実績+1ヵ月の売上見込みも可です。

簡単にまとめると
5〜15%減少=一般枠+ a5号認定枠=16,000万円
15〜20%減少=一般枠+ a5号認定枠+ b枠=24,000万円
20%以上減少=一般枠+ a4号認定枠+ b枠=24,000万円
これが最大限の利用可能枠です。

C審査
もちろん企業規模や業績、自己資本比率の状況、現状の保証協会利用状況を勘案して、保証決定の審査がされますので、上限いっぱいに調達できる訳ではありません。
概算では、月商✖️3〜6ヵ月を目安に決定が下りている印象です。

・年商規模と保証額の目安
年商〜5億 一般枠8000万円+別枠8000万円
5〜10億 一般枠8000万円+別枠12,000万円
10億〜  一般枠8000万円+別枠16,000万円

審査日数は、金融機関から保証協会へ持ち込みされてから3〜5日程度で保証決定や減額・否決の連絡が来るイメージです。金融機関に持ち込んだ日からではないのでご注意下さい。

まとめ
2月の実績で申請できない事業者が3月の実績を持って4月以降に市区町村の認定取得に走る可能性が高く、4月以降も混雑が予想されます。
ここまで読んでいただいた皆様の資金繰りが安定し、早く回復する事を祈ります。
なお、市区町村が独自に500万〜1000万の融資に対して利子全額補給の制度を作っています。
一度ご自身の市区町村のHPをご確認してみて下さい。

分かりにくい説明になってしまっていると思いますが、皆様の何かの一助になれば幸いです。

何かご質問あれば下記アドレスへご連絡下さい。

なるべくお答え致します。


山口