<高校生ケーススタディ> 

 

高2女子B> 数学ついていけます

 

<事例その2>

 

Bさんの高校は進学校。

なので、数学のスピードは速い。

 

入学した年、年内には数学1Aを終えていた。

年が明けると数学2Bがスタート。

 

すでに数学2Bは半分近く終わっている。

 

 

Bさんは文系クラス。

なので、理系クラスよりはスピードが遅い。

 

理系クラスは、すでに数学2Bを半分以上終えているとのこと。

 

・・・

 

さて、定期テスト。

6月には前期の中間テストがあった。

 

2Bはやはり1Aより難しい。

結果、Bさんは1年生の時より点数を落としてしまった。

 

「あんなに勉強していたのに・・

Bさんはちょっとガッカリ。

 

 

が、順位が返ってきてビックリ。

逆に順位は上がっていた。

 

内容が難しくなった分、平均点は下がっていたようだ。

 

 

Bさん、ヤル気を取り戻した。

この調子でがんばろうという気力も湧いてきた。

 

 

<分析>

 

良かったですね。

Bさんも軌道に乗ってきたようで。

 

2年生は2人とも好調。

それに比べ1年生は・・

 

 

でもね、悲観することはないのです。

 

2年生の2人は、1年生の未来の姿。

彼らも、いずれきっとそうなりますから。

 

・・・

 

さて、Bさん。

 

「数学の先生を目指しては」という、ちょっと裏技のような私の提案。

受け入れてくれて嬉しいです。

 

数学2Bもついていけるようなので、この調子で勉強を続けてほしいですね。

 

 

気になる点を2つ:

 

1 数学3

 

Bさんは文系。

なので、数学Cはやるかもしれませんが、数学3はやらないでしょう。

 

この科目をどうするか、ですね。

 

アイデアがあるので、いずれ書きます。

 

 

2 国公立大

 

Bさんは私立大タイプ。

 

ですから、受験は3科目ですみます。

数学も2BまででOKという所が多いでしょう。

 

でも、国公立大を受験するとなると、数学3を要求されるはず。

その時、どうするか?

 

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<グループコンサル> 

 

高2男子・母B> 東大なんて、思ってもみなかった

 

<質問その4>

 

Aさん、お茶の水だったんですね。

 

ずっとお付き合いしてたけど、初めて知りました。

「優秀な方だな」とは思っていたんですけど。

 

それじゃ「お子さんを東大に」と思うのも当然ですよね。

 

 

私は短大卒。

主人はふつうの国立大。

 

本人は「駅弁大学」と言ってますが。

今はこんな表現、だれも使いませんよね(笑)

 

 

ですから私たちは、Aさんに出会うまでは「子どもを東大に」なんて考えてもみませんでした。

 

ところがAさんのお子さんと同じ中学、同じ学年。

2人は1・2番を争うことに。

 

そこで初めてAさんと接点ができて。

 

そして「東大を目指している」ということを聞かされ、私たちは初めて「東大」ということが意識にのぼったのです。

 

 

それが今や、Aさんのお子さんは横浜国大を目指すことになり。

うちの子が逆に「東大一直線」。

 

本当に分からないものですね。

 

 

<回答>

 

Bさんもよかったですね。

良い出会いに恵まれて。

 

「人生は人との出会いで決まるよな」

つくづく、そう思います。

 

 

それと、Aさんと2人でこのグループコンサルに参加されたのもラッキーでしたね。

 

Aさんのことを、よく知る機会になったし。

それぞれのお子さんの進路についても、ハッキリと決めることができて。

 

 

チャンスが巡ってきましたね。

どうぞしっかりモノにしてください。

 

もちろん、やるだけやっても上手くいかないこともあります。

 

でも、それは結果論。

まずは挑戦しないことには道は開けませんから。

 

・・・

 

これから勉強を進めていく過程で、お子さんは何度か壁にぶつかることでしょう。

 

でも、それは誰にでも起こること。

外からは順風満帆に見える方も、内ではけっこうもがいているものです。

 

 

さあ、共通テストまで1年半。

一日一日を大切に、勉強を進めていきましょうね。

 

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<高校生ケーススタディ> 

 

高2男子A> 焦点が合ってきた

 

<事例その2>

 

Aくん、勉強にも部活にも焦点が合ってきたといいます。

 

これまではどこか力が分散していて。

いろいろ試してみるんだけど、上手くいかない。

 

力不足というより、ピントがずれている。

そんな感じがしていたそうです。

 

 

ところが今回、何を自分はやればいいのか。

それがハッキリした。

 

具体的には定期テストで4.2以上を取る。

勉強はそれが目標。

 

すると、具体的に何をやればいいのか、次々と頭に浮かんだといいます。

 

 

そのうちの大切なもの、出来そうなもの。

そういう順番で、ひとつずつ実現していった。

 

そうすると、勉強に迷いがなくなって。

6月の定期テスト、これまでで最高順位。

 

「嬉しかった、そのひと言」

Aくんの顔は輝いていました。

 

 

部活にも好影響。

初めて団体戦のメンバーにも選ばれた。

 

まさに好循環。

 

 

<分析>

 

おー、いいですね。

現実が動き出しましたね。

 

 

えっとね、もともと才能や能力はあったのです。

それを生かすすべを知らなかった。

 

ベクトルが、それぞれ勝手な方向を向いていて。

 

じゃ、その合力は?

というと、小さなもの。

 

結果、目立った成果は出ませんよね。

そんな感じだったのです。

 

 

それがね、同じ方向を向き出した。

バラバラだったベクトルが、ある方向にそろってきた。

 

とすれば、その合力は大きな力になりますよね。

今のAくんが、まさにその状態なのです。

 

・・・

 

自分はどこを目指しているのか。

 

その実現のためには、何をやればよいのか。

 

じゃ、はじめの一歩は?

 

そんな感じで目の前のことを整理していった。

 

 

「まず、これに手をつけて。それがすんだら、次はこれとこれ。

 

上手くいったら、その次はこれで。上手くいかなかったのは、ここで切り捨てる」

 

そんな感じで、頭の中が整理されていったんじゃないかな。

 

 

Aくん、その調子ですよ。

 

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